親友の妹が官能小説のモデルになってくれるらしい
あきらあかつき(角川スニーカー文庫)
親友の妹JKとの超ド変態ラブコメディストーリー。
大枠としては単独ヒロインのラブコメですね。内容は大体タイトルで想像できる通りだと思います。
まあ、直接的な性行為はやらないのでギリギリセーフではないかと(それ以外のことはやりまくりますが)。
あと、この物語のメインヒロインである水無月鈴音は属性としては「後輩兼親友の妹」持ちなわけですが
主人公の親友にして彼女の兄が度を越したシスコンというのが特徴であり、物語の核のひとつになっています。
この手の作品の親友キャラは、妹の恋を応援するキューピッドポジションが多いですからね。
そういう意味でも新鮮味がある設定と言えます。客観的には「この男ヤバイ」の一言ですがw
ラブコメ面はメインヒロインの水無月鈴音とある意味恋人同士でもしないプレイ済みの主人公ですが…
主人公はある日官能小説を執筆していることが親友の妹にバレてしまった高校二年生の少年。
小説投稿サイトで親友とその妹である水無月鈴音をモデルにした、近親相姦兄妹の妹を寝取るという
中々ハードな内容の「親友の妹をNTR」というタイトルの官能小説を投稿している。
性癖は足で、小説でも女子校生のスカートから出てくる太ももの描写が多い。
物語開始時は普通(?)の変態だったが、鈴音の手助けによってドMな変態性が引き出されることに。
外見を含めたスペックは普通以下で、自分でもそれを自覚している。
ヒロインは清純変態な親友の妹。サブに怒ると怖い実妹、妖艶変態な親友の母親。
一番のお気に入りは官能小説のモデルとして作者(主人公)の役に立とうとする親友の妹、水無月鈴音。
艶やかな黒髪、くりっとした大きな瞳に通った鼻筋、それでいて幼い印象を与える小さな口が絶妙なバランスで
配置されている巨乳美少女で、通っている高校では彼女の名前を知らない男子はいないほど。
更に、お淑やかで清楚、純真無垢、佇まいもまるでどこかの令嬢化と勘違いするほどに上品で丁寧であり
それが男子生徒たちからの支持に繋がっているが、素は悪戯好きで色恋に積極的。
しかも本性はドSなド変態で、それを主人公の書いた官能小説によって目覚めさせられてしまった。
人差し指を咥えるのが、官能小説に夢中になっているときの癖。ブタが大好き。
現時点(二巻)においての評価はC。
大体主人公が悪い、の一言に尽きる作品。いや、彼に悪意がなかったのはわかるんですけども…
やったこと、そしてその結果起きてしまったことを考えれば彼の罪はとてつもなく大きいといえるでしょう。
そのくせ彼自身は罰を受けるどころか、美少女JKがえっちなお手伝いをしてくれるのだから世の中理不尽である。
まあ、一番の被害者であるはずの鈴音の本性がド変態であり、その性癖を思う存分主人公にぶつけて満足し
その上で恋まで芽生えているのだから結局は割れ鍋に綴じ蓋なのでしょうが。
しかし冷静に考えて、自分の書いた官能小説を親友とその妹、更には母親まで読んでいるとか軽く地獄である。
本筋は書籍化が決まり、合宿を経て官能小説家としてレベルアップを果たした主人公ですが、さて。