苦闘の末、ラオデキヤ艦隊とそれを裏で操っていたユーゼス=ゴッツォを倒したロンド=ベル隊の前に現れたのは
星系を埋め尽くすほどの宇宙怪獣の群れだった。
ユーゼスとの戦いで疲弊したロンド=ベルにそれだけの敵と渡り合う余力はすでになく
エクセリオンの自沈による重力崩壊によって、かろうじて撤退に成功する。
地球へ帰還した彼らの報告を聞いた地球連邦軍――と言うより、実質はDCや各地の研究所の有志が中心だった――は
第二次江計画で建造中だった超巨大戦艦“エルトリウム”を中心とした“銀河殴り込み艦隊”を結成。
ロンド=ベル所属のスーパーロボットたちを中核としたその艦隊は
残ったトロニウム全てと
EOT技術の全てを投入して開発された“バスターマシン参号”を宇宙怪獣の巣に叩き込む事によって
その殲滅に成功。
その際に発生したウラシマ効果により
同作戦に参加した者たちが地球に帰還するのは、はるか一万年先の事となる。
そして、残された者達はそれぞれの思いを胸に、平和となった世界に戻って行くのであった。
しかし、その平和も長くは続かなかった。
新西暦193年、かつて、クワトロ=バジーナとしてロンド=ベルと共に戦ったシャア=アズナブルが起こした“シャアの反乱”と呼ばれる事件。
地球に落下しようとするアクシズを巡る最後の戦いにおいて、アムロ=レイとシャア=アズナブルは共に行方不明となる。
他のニュータイプやスーパーロボット乗りたちも、その後幾度となく繰り返された戦いにより、歴史の中に消えていった。
それからしばしの時が流れる。
かりそめの平和を手に入れた地球圏に、再び脅威が迫る。
しかし、かつての英雄たちはもういない。
その脅威に立ち向かうのは、新たなる時代の英雄たち。
この物語は、連邦軍の戦艦“Kanon”と、新世代のクルーたちが
襲い来る脅威から世界を守り抜いた、勇気と、奇跡の物語である。
そう、その戦いの名は――
純一「行くぜ、眞子、萌先輩! ナックルバスターだ!!」
眞子「いっけぇぇぇぇぇぇぇっっ!!」
親友の深山雪見に、愛する娘、川名みさお。
かけがえのない人々と共に暮らしながら、彼女は言い様のない喪失感を抱えていた。
「何か、大切な事を忘れてる気がする」
激戦の中、彼女の唇から零れた呼び声は、守護者の元へと届くのか――
「母親の死の原因、知りたくはないか……?」
真実を知るため、郁未はFARGOへ入る決意をする。
その先に、どんな過酷な運命が待っているかも知らずに……
大人になった少年はロボットにのる。
かつて憧れたヒーローたちのように、大切な誰かを守る為に……
幾つもの想いが交差し、散る命、生まれる命がある
けれど、誰もが信じていた
最後にまた、皆で笑いあえる日を……
七瀬「あたしみたいな女の子の事をね、日本じゃ大和撫子って言うのよ。
よーく覚えておきなさい。ヤマトナデシコよっ!!」
主要作品
kanon
AIR
ONE
MOON.
D.C.P.S.
ゲスト出演
ゲッターロボシリーズ
機動戦士ガンダムシリーズ
機動武闘伝Gガンダム
新機動戦記ガンダムW
∀ガンダム
機動戦士ガンダムSEED
新世紀エヴァンゲリオン
BALDR FORCE EXE
バハムートラグーン
ジハード
真・無責任艦長タイラー
フロントミッションシリーズ
フルメタル・パニック
勇者警察ジェイデッカー
月姫
バンプレストオリジナル
あなたにおくる小夜曲 《カカオ氏HP・NIGHTMARE内 あなたにおくる小夜曲より》
……他色々
幾つもの悲しみと別れを越えて、私はここにいる。
特別な理想なんてなかった。ただ悲しい未来を終わらせたくて。
『彼女』が幸せになれない未来なんて認めるわけにはいかなくて。
全てはそのため。
あらゆる状況を整えたはずのあの状況で、それでも私たちは失敗した。
たぶん、足りなかったのはほんの些細なこと。
最後の最後で『彼』は『彼女』を信じられなかった、ただそれだけのこと。
だから、私は今この場所で唄を唄う。
いつか、この唄が彼女たちに受け継がれるように。
この唄が二人を、そして皆を結び付けてくれる事を祈って。
私は唄を唄う。
全てをあなたに押し付けて私は逝ってしまうけど、忘れないで。
あなたはあなたでいる事を。
二人が出会えた奇跡を忘れないで。
きっと全てがうまくいく。
そのために、私たちは何度も繰り返してきたのだから。
私は唄を唄う。
いつか、この唄があなたたちに届くように。
そして、最後はどうか……
幸せな記憶を…………
と、いうわけで本作は、本編とは異なる終わり方をしたα世界のその後のお話です。
ゲッターやコンバトラー、マジンガーにSRXといった機体とパイロットは、みんな銀河殴りこみ艦隊で未来へ行ってしまってる上、アムロやシャアといったニュータイプは行方不明かすでに死亡しています。
無論、どこかで普通に暮らしている人々もいます。そういったキャラは、どこかで出てくるかも知れません。
なお、このSSはわりと前から考えていたため、一部のキャラや設定が、スパロボ本編と大きく異なっていたりします。
ええ。当時はオウカは名前しかでてなかったので。と言うかてっきり男だと思ってたので。
まあ、その辺はそんなものだと思って読んでください。
また、ゲスト出演と書いてある作品は本当にちらっとだけのゲストの作品が多いです。あまり過剰な期待はしないで下さい(苦笑
最後に、この作品はNIGHTMAREの管理人、カカオさんの作品に出てくるキャラクターを一部お借りして作っています。
また、文中のシーンや、唄なども一部カカオさんのものを使わせていただいております。
それでは、次は本編でお逢いいたしましょう。