DUEL SAVIOR INFINITE
 それは、まるで神々の神話にも似た一ページ。
 通常では有り得ない神々しいまでの幻争。
 宇宙のバランスを保つために生誕した白銀の蛇。
 次元の歪を正す為に誕生した漆黒の悪魔。
 二つの強大な意志は己が存在の全てを掛けて戦った。
 無限に広がる宇宙の、その更に向こう側の領域。
 それはまるで、泡沫の夢のように儚く。
 鋼鉄の夢のように頑丈な御伽噺にも似た神話の戦い。












「しっかし、この二柱の戦いっていつ見てもすっごいわよねぇ」

「お母様も充分に対抗できると思うけど?」

 その領域で殺し合う最高位の二柱を見下ろしながら、リリスとセイレンはそんな事を言い合った。

















DUEL SAVIOR INFINITE

Interlude0
理想紅茶館 〜Arcadia tea〜
















 口の中に確かな風味が広がる。
 今日の紅茶も素晴らしい出来であり、これほどの風味を味わえる紅茶をリリスはあまり知らない。
 リリスは本来コーヒー派である。
 故に、滅多な事が無い限りは紅茶は口にしないタイプだ。
 そんな彼女でさえ、この店の紅茶は思わず絶賛してしまうほどの美味であった。
 リリスは特別難しい評価を下すつもりなどない。
 ただ、美味かったというだけだ。
 そう、それだけで充分なのだ。
 細かい評価など専門家にでも任せておけばいい。
 客である自分が下す判断など、美味いか不味いかだけで充分。
 そして、この店の紅茶は確かに美味かった。
 だから美味いという判断を下した、それだけの話だ。

「聞き捨てなら無いわね、セイレン。
 どう考えても私じゃあれに及ばないわよ」

「そうかしら? 全ての制約を解除したお母様なら充分に対抗できると思うけど?」

「まるで人を化け物を扱いね」

「人じゃないでしょ? 一応、世界で一番年寄りだ…がっ?」

 顔面を殴られ、鼻を抑えながらセイレンは殴った張本人を睨み付けた。
 が、そこには背後に般若の幻影を作り上げ、壮絶な笑みを浮かべているリリスの姿があった。
 その姿に、セイレンの背筋に冷たいものが走り抜ける。
 それは、確かな恐怖であった。

「何カ言ッタ?」

「い、いえ、何も…」

 そうしている間にも、店の中央に映し出された映像が流れていく。
 白銀の蛇と漆黒の悪魔。
 白銀の蛇は、宇宙意志と呼ばれる存在。
 漆黒の悪魔は、次元意志と呼ばれる存在だった。
 この二柱は現行において単体最強戦力とも称されている。
 それだけ、強大な存在なのだ。

「ところで、今回はどういう理由で戦い合ってるの?」

「理由なんて無いわ、強いていうなら暇つぶしじゃないかしら?」

「暇つぶしって…それで、世界を一つ丸ごと吹っ飛ばすほどの攻撃を連発するのもどうかと思うけど」

「しょうがないわよ、超越種にとって最大の天敵って【暇】なんだから」

 宇宙意志が天より巨大な砲撃を雨のように降り注ぐ。
 一発で世界を滅ぼすような砲撃を雨のように降らすだけでどれだけ異常な事か。
 対する次元意志は別空間より身の丈を遥かに超える巨大な漆黒の槍を取り出すと、それを宇宙意志に向けて思いっきり投げつけた。
 その槍一本で世界を7度滅ぼせるほどの威力を誇る。
 雨が次元意志を貫き、槍が宇宙意志を穿つ。
 貫かれ、穿たれた部分から存在は壊死し、崩れ、消滅していく。
 だというのに、次の瞬間には互いは元通りの姿に戻っていた。
 
『『さぁ』』

 2つの強大な意志が己の背後に巨大な魔法陣を描く。
 宇宙意志は白い魔法陣を、次元意志は黒い魔法陣を。

『『無に還ろう』』

 男とも女とも判別の付かない不思議な声による絶対宣告。
 魔法陣が一気に膨れ上がり、破裂した。
 白からは光の奔流が、黒からは巨大な闇の奔流が駆け抜ける。
 2つの奔流は、互いを駆逐し合い、それでもなお互いを滅ぼさんと疾駆する。

「もう、いいわね」

 その様子を眺めていたリリスはおもむろにそんな台詞を口にすると、映像を消した。

「あらお母様、どうして消したの?」

「勝負なんて最初から決まってたわ。実力が完全に拮抗しているんだからね」

「永遠に勝負が付かないか、あるいは一瞬で勝負が付くか」

「どっちかというと、今の時点で永遠に勝負が付かない可能性の方が圧倒的に高いんだけどね」

 紅茶を口に運ぶ。
 その風味が、微かに舌を刺激する。
 優雅に紅茶を楽しむが、現状はそれほど楽観的ではない。

「それでお母様、アダムさんが転移場所から別の場所に転移した方法はわかったの?」

「当ったり前でしょ、私を誰だと思ってんのよ」

 呆れたような口調でありながら、リリスは紅茶を口に運ぶ事を止めない。

「空間閉鎖による擬似牢獄でアダムを閉じ込め、何かを媒介にして強制世界転移させてるわ。
 誰かは知らないけど、随分と強引な方法よね」

「空間閉鎖と強制世界転移を同時になんて…それを行った奴、かなりの使い手ね」

「ええ、そうね」

 そう答えながらも、リリスは内心でため息を吐いた。
 その息に、微かながら紅茶の風味が混じっている。
 セイレンも、そしておそらくアダムもだが―――― 2人は致命的な勘違いをしている。
 いや、昔こそは結構短絡的で直情的であったが、今のアダムは思慮が深く物事をよく見て考えて行動するようになった。
 ならば、遠からず【その事実】に到達する事だろう。
 そう考えるなら、彼を一人で旅に出したのは無駄ではなかったと言えよう。
 もっとも、変わりに大量に彼を好いてしまっている女性を作ってしまったわけだが、その事に関しては仕方がないと諦めているのも確かだし、今更その事を怒るほどリリスは器の小さい人物ではない。
 もっとも、独占欲が異常に強いのはどうしようもないわけだが。
 この辺は、彼女の生みの親の影響だろうか。

「強制世界転移先を開かれた道を辿って追跡したけど、途中で道が枝分かれにされてたわ。
 おまけに、その枝分かれしていた道が計777通りも用意されていたわけ。
 かなり周到……いえ、おそらくだけど、何らかの存在が介入したせいね。
 転移先の特定には、まだ時間が必要なのよ」

「ちなみに、今の時点でどれだけの道を潰したの?」

「まだ9つよ、言ったでしょ? 時間は必要だって」

「お母様でも、まだ9つなの?」

「ええ、どの道にも平等にアダムが通ったかのような気配を残してたわ。
 お陰で、なかなか転移先がわからない。
 そもそも、その777通りの道の中に正解があるかどうかも不確かだしね。
 一応、暇や奴を捕まえて777通りの道以外の世界も調べてもらってるけど、はてさて見つかる事やら」

 そう、用意されていた道は計777通り。
 だが、その777通りの道の中に正解の道があるとも限らない。
 ならば、それら以外に道が存在していると考えておいた方がいいかもしれない。
 だからこそ、リリスは暇な住人を捕まえて他の世界を調べてもらっているが、結果は著しくない。
 どの世界も外ればかり。

「八方塞ってこと?」

「とまではいかないでしょうけど、どちらにしても状況が良くないのは確かね。
 おまけに指輪の機能を妨害する力場があの図書館に働いていたわ」

「指輪の機能を? そんな事、今まで一度も」

 迷子防止用として搭載された指輪の機能はかなり高い。
 何しろリリスが作ったものなのだ、高性能なのは当たり前だろう。
 だが、その指輪の機能を誤魔化せる存在がいるとなると、その存在はかなりの高位存在である可能性が高い。

「そうね、こんな事、今まで一度たりとも無かったっていうのに。
 それが起こったってことは、何かしらの高位存在が介入している可能性があるわ」

「高位存在、か。今度はどっちだと思う?」
 
 高位存在には、3通りのあり方がある。
 すなわち、光と闇と中立だ。
 
「さぁ、どっちでしょうね」

 とはいえ、中立は基本的に動く事は無い。
 あれらが動く時というのは、事態がよほど切羽詰まった時のみ。
 となると、介入した存在は必然的に光か闇となる。 

「わからないの?」

「中立である無色の力が使われていたわ。
 だから、どっち側の存在の介入なのかはわからないわけよ」

「そう、本当に厄介な事態になったわね」

「本当よ」

 今回使われた力は中立。
 なら、必然的に中立の存在が介入したのではと思われるがそうではない。
 中立の存在が事態に介入するのは、あくまで何かを防衛する場合のみ。
 それも、もう後がない絶体絶命の事態になって初めて、だ。
 しかし、今回はそのような状況ではない。
 結果、中立の力を行使した存在は、必然的に光か闇の存在となる。
 さて、ここで少しだけ解説しよう。
 光や闇に存在するものたちは、基本的に己の領分の力を行使する。
 たとえば、リリスは闇に近い側に属する存在なので主に闇の力を行使する。
 だが、だからといって他の力が使えないわけではない。
 当然ながら、光の力を行使する事だって可能だし、中立の力だって行使できる。
 これは光側にもいえることで、光だからといって闇や中立の力を使える存在はいくらでもいる。
 そして、今回使った力は中立。
 これでいよいよ判別が難しくなった。
 闇に属する側の存在が光の力を行使したとしても、それは非常に微々たるもの。
 その逆も然り。
 しかし中立はどちらの陣営から見ても、同じようにしか見えないのだ。
 故に、中立の力を行使されている以上、どちらの陣営が使ったのか判別できないというわけだ。

「ただの罰ゲームが、こんな事態になるなんて。
 お母様、もしかしてアダムさんってトラブルメーカーとしての才能があるんじゃないの?」

「トラブルメーカーっていうよりかは、どちらかというと厄介事に巻き込まれやすい体質じゃない?」

「……否定できないわね」

 行く先々でトラブルに巻き込まれるアダムだ。
 天性の巻き込まれ体質といわれても否定できる要素なんてない。

「アダムさんが最近遭遇した厄介事って何だったかしら?」

「確か、のんびり旅しているときに出会った赤いデビルハンターと一緒に悪魔と戦った事じゃなかったかしら?」

「ああ、あれ」

「そう、確か理由が歩いてたら結界に閉じ込められて、その場にいたデビルハンターと一緒に出現した悪魔を撃退したと言ってたわね」

「そう考えると…」

「…そうね」

 どう考えても、アダムは天性の巻き込まれ体質なのかもしれない。
 もはや、否定する要素など一切存在しなかった。
 アダムにとっては不幸かもしれないが、これは紛れも無い真実である。
 おそらく、彼はそういう星の元に生まれたのだろう。
 本人にとっては嬉しくとも何とも無い事だが。

「とにかく、事態は私たちが思っているより深刻かもしれない。
 最悪の場合を備えておいた方がいいかもしれないわね」

「ちなみにお母様、アダムさんに何かあった場合はどうするの?」

「元凶を見つけ出して殺すわ」

 あっさりと、明日の食事を宣言するような軽い口調で抹殺を宣言する。
 その口調にどれほどの憎悪が込められているのか。
 そもそも、リリスの言う元凶というのがどれを示すのかもセイレンには分からなかった。

「お母様」

「何よ?」

「この調子なら、アダムさんを見つけるのにどのくらい掛かりそう?」

「全ての道を調べ尽くすのに必要な時間は私たちの主観時間で約259日ってところね。
 見つけるのは運の要素もあるから、はっきりとは言えないわ。
 更に、この777通りの道が全てダミーだった場合、見つけるのに必要な時間は完全に分からなくなる。
 最悪の場合、あの図書館内に収納されている全ての世界を調べなきゃならないかもしれない。
 その場合、必要となる時間は……いうまでもないわね」

「そうね」

 少し拙い事になったとセイレンは思う。
 今のところ、リリスは平然としているようだが内心は違う。
 おそらく、気が気でないだろう。
 あまりに長時間、アダムと連絡が付かないという状況になれば、最悪の場合リリスが暴走する可能性がある。
 そうなると、全ての世界に馬鹿みたいな被害が発生する可能性があるし、何より宇宙意思やリリスの妹が動く可能性が高い。
 後は、全ての世界を巻き込んだ光と闇との最終戦争の勃発だ。
 それだけは、何としても避けなければならない。

「安心しなさいセイレン」

 そんなセイレンの心のうちを見透かしたかのように、リリスは口を開いた。

「確かに私自身が暴走する可能性はあるけど、まだ大丈夫よ。
 私が心を失うのは、今の状態が10年以上も続けばの話。
 それまでにアダムを見つければいいんだから、楽なものでしょ?」

「…ああ、そっか。アダムさんを一人で旅させてたのにはそういう理由もあったのね」

「そういうこと」

 つまり、アダムが何らかのトラブルに巻き込まれて音信不通になったとしても、ある程度は耐えられるようにリリスも心の訓練していたというわけだ。
 そういうところは、評価してもいいかもしれない。
 もっとも、自身の仕事を娘に押し付けるのはどうかと思うわけだが今更リリスに進言したところで聞くとも思えない。

「とにかく、罰ゲームは一時中止よ。
 まずは、アダムを見つける事が先決ね」

「何かあってからでは遅いから?」

「ええ、そうよ」

 紅茶を口に運ぶ。
 口の中に広がる確かな風味は、リリスに静かな癒しを与えてくれる。

「仮に世界を巻き込むほどの厄介事にアダムさんが巻き込まれていたら、どうするの?」

「拙いのはそれよ。今のアダムではそういった事には対処し切れないでしょうよ。
 何しろ、猟犬によって鎌は木っ端微塵にされちゃったし、その結果として運動神経は馬鹿みたいに弱体化。
 更には、鎌を修復するために己の魔力の全てを注ぎ込んでるんだから」

「ちなみに、修復するのに必要な期間は?」

「後7年ってとこね」

 そういって、リリスは紅茶を全て飲み干した。
 カップを更に戻し、静かに席を立つ。

「セイレン、お金だけど払っといてね」

 やはり、リリスは娘には鬼畜だった。

「払っといてねって、お母様!! お金は!?」

「んなの、持ってるわけ無いでしょ?」

「なっ!? ちょっと待ちな…」

「ああ、定員。あそこの女が御代を全部払うから私は気にせずに」

「はい、畏まりました」

「ちょっと!! あんたも畏まってんじゃないわよぉ!!」

 後ろで何やらぎゃあぎゃあ騒いでいるセイレンをBGMにリリスは優雅に店を出た。
 通りには誰もいない、当然だ。
 既に時間は深夜に差し掛かっている。
 こんな時間に早々人が通るはずも無い。

「やれやれ…まさか、このような事態になろうとは」

 リリスの目つきが鋭くなり、口調がガラリと変わる。
 身体から微かにオーラのような紫色の魔力を纏いながら、視線を頭上の月に向けた。
 今宵は美しいまでの黄金色に輝く満月。
 こんな夜だからこそ、アダムと共に紅茶などを楽しみたかったが、そうも言っていられない。

「妾の愛しい人が巻き込まれ体質なのは知っておったが、ここまでくると呪いの類か何かよな」

 嘆いたところで現状は何も変わらない。
 今すべき事は、全力でアダムの捜索だ。 
 ただ、そんな彼女にも不振に思う事がある。

「こうなる事がわかっておったのか、混沌よ」

 【混沌】とはリリスがあの褐色肌の少年を呼ぶ時に使う言葉。
 理由は酷く簡単だ、誰一人としてあの少年の正体を明確に把握できているものはいない。
 そして、あらゆる事象を微笑みながら観測し続ける。
 故に、【絶対観測者】や【微笑む道化師】などの異名を持つ異質な存在。

「いや、おそらく分かっておったのだろう。でなければ、あのような横槍など入れぬ」

 半ば確信を持って、リリスは確認するようにそんな台詞を口にする。
 そう、これは単なる確認だ。
 それ以外に、意味など何も無い。
 
「ならば、何らかの意味があるはず…その意味までは分からぬが、まぁよい」

 いずれにしてもリリスのすべき事など決まっている。

「混沌よ、愛しい人に何かあった時は、己が命で代価を払うがいい」
 
 リリスの最後の呟きは誰の耳にも届く事は無かった。





【元ネタ集】

ネタ名:次元意思
元ネタ:MUGEN
<備考>
厳密にはいろいろと混ざっており主なものは、次元意思、神ミズチ、Gレミリアの三柱。
姿はGレミリア、設定や色などは次元意思、最後の攻撃は神ミズチである。
宇宙意思にためを張れるのが、この中で次元意思とGレミリアである。
神ミズチは宇宙意思のAI次第で勝利する事が可能だが、基本的には宇宙意思より弱いらしい。
どちらにしても、最近の凶悪キャラや神キャラのパワーインフレが酷くて困る。


ネタ名:赤いデビルハンター
元ネタ:DMCシリーズ
<備考>
また出てきたので簡潔に。
デビルメイクライの1〜3までの主人公をやっていたダンテの事である。




あとがき

前回書き忘れていたことがあったので、この場で書きます。
まず、リリスの古臭い口調ですが、一応これは公式に近いです。
というのも、女神ちびリリスはどうにも自由に体のサイズを変更できるらしく、通常のリリスのサイズに変化したときはこのような口調でした。
また、女神ちびリリスはそれぞれのちびリリス達の中でもっとも力が強く、いわばリリスの力の大半を持っています。
【コゲとリリスのナハトムジーク】内の会話から、女神ちびリリスはリリスの中で唯一神格化した存在らしいです。
そんだけ凄い存在が完全体リリスに影響を与えないはずがない、ということで本来の口調はこんなのという事にしています。
補足するなら、普段の口調はお遊びといったところです。
また、同作において女神ちびリリス(大人サイズ)はアダムの事を【お主】や【愛しい人】と呼んでいました。
本作で口調が元に戻った時のリリスのアダムを呼ぶ時の言葉が【愛しい人】というのはその辺りの事情があります。
なので、ご了承を。
あと、褐色肌の少年が誰なのか分かっている人もいますが、知らない人もいるかもしれませんので名前は出しません。
その少年なのですが、【コゲと(ry】の中においてアダムやセイレンは彼の事をいまいち覚えていませんでした。
ただ、【どこかで会ったことがあるような】程度です。
また女神ちびリリスが「このような事に意味があるのかは、あの混沌以外に知りようもないのだが」という台詞から、混沌とはアーヤの事か、と勝手に自己解釈した私の妄想が合わさった設定となっています。
少年が混沌かどうかは公式には不明なのでご了承を。
しっかし、いまいち話が進まないなぁ…
もう少し、グダグダした会話を省かないといけないかもしれない。