「未亜っ!?」

「お……兄ちゃ……」











それは終末から始まる物語










「馬鹿な……ここは、この場所は……!」

「ようこそ救世主(メサイア)♪ 根の世界アヴァターへ」











再び出会う仲間達










「よろしくな」

「私を見るあの人の目……どうして?」











過去は未来を越えることができるのか










「私に味方になれっていいたいの?」

「いや、敵にならなきゃ構わないさ。恋人にならなってもらいたいけどな」











今、誓いをその剣に込めて










「どけ、大河!」

「どけるか! もう俺の知らない所で死なれるのは真っ平だ!」











少年は真の救世主となる―――――










「どうして!? ねえ、どうして!?」

「俺は…………お前を幸せにすることはできないから」






「頼む、親友」

「悪いな、親友。そればっかりは聞けねえよ」






「あなたが、真の救世主だとでも言うの!?」

「違う、俺は―――――ただのワガママ野郎さ」






「神の意志に逆らうというのか!」

「やかましい、俺は俺の意思に従う。少なくとも女の子につらい想いをさせるような奴は神様じゃねえ!」






「今一度、力を―――――」

「赤とか白とか…………そんなに色を決めたきゃ俺が混ぜてピンク色にしてやるぜっ!!」











「トレイターっ!!」