前々から思ってたけど、自分のこのネーミングセンスどうにかならんのかね('A`)
英雄か偽者か
第一話
本当の両親というのはこんなものなのだろうか?
威厳たっぷりの父親、息子を溺愛する母親、これが『ルーク・フォン・ファブレ』の両親。
まぁ、それは公爵という高い地位故なのかもしれないが、実の両親を忘れてしまっている
『衛宮士郎』にとって、この二人に対する感情は少々特別なものだった。
といっても、『ルーク』にとっては外にも出させてくれない分からず屋と認識しているようだ。
しかも、そんな両親よりも『ヴァン・グランツ』のほうが好きというのだから恐ろしい。
そんなこんなで、今現在、そのヴァンに剣の指示をしてもらっている。
この稽古が終わると、しばらくヴァンはこちらにこれないらしい・・・というのも
彼が在席する神託の盾騎士団というのはダアトという国を守護する者達を指すらしいのだが
ダアトには導師イオンという、ローレライ教団という象徴ともいうべき人が突如、行方不明になったそうだ。
その導師を探すために帰るので、最後の訓練をするそうなのだが・・・
「いいぞ、ルーク。以前に比べて防御が格段とうまくなっている」
そりゃあそうだ、第一身体はそうでも、心は別人だし。
ただ、一つだけ疑問・・・○で攻撃とか□で防御とかってなんですか?
そんなことを考えていると・・・
―― トゥエ ── レィ ── ズェ ── クロァ ── リョ ── トゥエ ── ズェ ──
美しい旋律が鳴り響いた・・・すると強烈な眠気が訪れ、身体が重くなる。
周りを見渡すと、ヴァンやガイ、それに庭師であるペールも俺と同じ状況になっている。
「この声は・・・!」
「これは譜歌じゃ! お屋敷に第七音譜術士が入り込んだか?!」
ヴァンは重い頭を上げ、この声の発生源を探すかのように見渡す。
ペールも眠たそうな感じではあるのだが、何故か説明口調で喋る。
しかし、譜歌という言葉も、第七音譜術士という言葉を聞いても、それがなんのなのかはわからない。
専門用語なのか、それともただ単に『ルーク』は知らないのか。
「第七音譜術士・・・か、くそ・・・眠気が襲ってくる。何をやっているんだ、警備兵たちは!」
ガイも今にも眠りそうになっているらしい、でもその言葉にももっともだ。
この屋敷には白光騎士団がいるが、慌しい様子はない。
おそらく、全員がその譜歌で眠らされているのだろう。そして・・・
「ようやく見つけたわ、裏切り者のヴァンデスデルカ」
旋律を奏でた一人の女性が、目の前に降り立った。
続く
あとがき
というわけで、二話なんですけど、華麗に忘れてましたが、士郎 In ルークです。
一応前回のでわからなかった人のための補足ですけどね・・・まぁ、誰でもわかるか。
それと、各キャラの性格がほんの少し(かなり?)違ってたりします、っがそれは次回見ればすぐにわかります。
ところで、なぜルークの体に士郎の魂が入り込んだのかというと、それの設定はまだ考えていません。
まぁ、終わりごろにゆっくり考えると思いますけど、これちゃんと終わるんだろうか(汗
あと、士郎の投影についてですが、使えるんじゃないですか? つっても音素って魔力の代わりになんだろうか?
あんま考えなしでこんなSS作ってしまった自分にちょっと嫌気が・・・かなり後の祭りだが・・・
それと、一応考えているのが、他にもFateキャラ出したほうがいいのかなぁ? とかね。
出すとしたらセイバーかなぁ、でも出す理由というものが見つからないし。