前書き
蒼竜「 後書き ならぬ 前書き で〜す」
美汐「………」
蒼竜「ちなみに今回はtaiさんのHPに送るSSです」
美汐「そうですか……所で、なんで私の秘密を暴露するんですか?」
蒼竜「taiさんが美汐の事を好きだからに決まってる。あと、今回のSSは一部の人にはお勧め出来ません」
? 「…こんばんわ」
美汐「一部の人?…まぁ良いです…それより聞きたいのですが他のSSはお勧め出来るんですか?…ドコッ!!(話しかけて来た何かに踵落とし」
? 「えぅっ!?…(倒れる」
蒼竜「…そんな…そんな酷な事ないでしょう!!…グシャッ(倒れている何かの頭を踏む」
? 「ゲブッ…(あまりの痛さに気絶」
美汐「…人の台詞を盗る人なんて嫌いです…グリグリ(気絶している何かの指を踵ですり潰す」
? 「…えぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜!!…(指の骨が砕けてあまりの痛さに意識を取り戻す」
蒼竜「ごめんなさい〜(T-T)…ゲシゲシ(指の骨が砕けた何かの脇腹を何度も蹴る」
? 「…ピクピクピク(何度も脇腹を蹴られた何かが度重なる激痛で痙攣している」
美汐「…今回は許します…カチャカチャ(痙攣している何かの腰に時限爆弾を固定する」
? 「………」
蒼竜「ありがとうございます m(_ _)m でわ、そろそろ話をはじめましょう…ピッピッピッ(時限爆弾のスイッチをいれる」
? 「……えっ…」
二人「でわ、楽しんで下さいね〜…ダダダダダ(時限爆弾をつけられた何かから走ってはなれる」
? 「えぅ〜、そんな事する人嫌いです!!!!…ピッピッピッピピピピピピピピ…ドッカーン(爆発」
天野家の秘密
前編
祐一が起きると水瀬家には何の音もしていなかった
「…今日はやたら静かだな…」
不信に思った祐一がリビングに行くと机の上に何かを書いた一枚の紙と一万円札が五枚置いてあった
「…何だ?」
祐一はその紙を手に取り読みはじめる
祐一さんへ すみません 今日は名雪の父親の命日なので墓参りに行って来ます 朝ご飯は冷蔵庫に入れてありますのでそれを食べてください 今日の昼ご飯と夜ご飯と明日からのご飯は何処かで食べてくださいね 三日ぐらいで帰ります 水瀬 秋子より |
それを読むと祐一は携帯で誰かに電話をかけた
しばらくして玄関のチャイムが鳴った
ピンポーン
祐一は玄関の扉を開けた
「よぅ、みっしー」
「みっしーと呼ばないで下さい!!」
どうやら来客は祐一の後輩である天野 美汐のようだ
手には大きな荷物を持っている
「気にすんな
それより早く入れ、風邪になるぞ」
「大丈夫です
その時は相沢さんに看病してもらいますから」
天野は少し顔を赤くして家に入って行った
「その時は喜んで看病してやる」
祐一も天野に続いて家に入って行った
その様子を楽しげに見る一つの小さな影に気付かずに…
「…わかりました」
リビングに来た天野は祐一に電話をして来た理由を聞いていた
「つまり、秋子さん達がいない間
相沢さんのご飯を作れば良いんですね」
「そう言う事」
「はぁ〜…だから三日分の着替えを持って来いって言ったんですね」
「そうだ
所で今頃聞くのもどうかと思うが…泊まれるか?」
祐一は聞き方によっては物凄く大胆な事を口走っているのをわかっているのだろうか?
「ほんとに今頃ですね…泊まれますよ
…家に帰っても誰もいませんから…」
天野は少し寂しそうな顔をしながら答えた
「…ごめん…」
祐一は悪い事を聞いたと思ったのかすまなそうな顔をしている
天野はそんな祐一の顔を見て笑いだした
「?…どうしたんだ?」
「ふふふ…相沢さんは私の家族が死んだと思っているでしょう?」
「…違うのか?」
「私の家族は生きてます
親は仕事の関係で外国に行ってますし
朱理は行方不明ですし
美樹姉さんは暇って言っていなくなる事はいつもの事ですから心配すらしてません」
天野が言葉を終わると同時に小さな影が天野の頭に飛びついてきた
「キャッ!!」
「ピロ!?」
「ニャ〜」
どうやら小さな影はピロだったようだ
「…ピロ…ちょっとこっちに来て下さい」
天野がピロを持って部屋を出て行った
「???」
取り残された祐一は一人リビングでお茶を飲んでいたが
廊下で何故か天野の声ともう一つ誰かの声が聞こえるのが気になって部屋を出た
だがそこには天野とピロしかいない
天野は祐一に気付いて慌てて話かけて来る
「どどどどどうしたんですか?」
「天野の他に声が聞こえたから誰がいるのか気になってな」
「…気のせいですよ」
「そうなのかな…まぁ良いか
それより天野は何してたんだ?」
「気にしないで下さい」
「…わかった…
それよりもご飯作ってくれないか?」
その時、祐一のお腹が グゥ〜 と鳴いた
「ふふふ…今すぐ作りますね」
天野は料理を作りに台所へと歩いて行った
現在は10時、天野の作った料理を食べて風呂に入り、寝る準備は万全だ
もちろん祐一と美汐はパジャマです
祐一は青のパジャマで美汐はピンクのパジャマを着ています
「さて、天野」
「何ですか〜?」
「…一体どうしたんだよ(汗」
現在天野はソファーで祐一の腰に腕をまわして祐一に頭をこすりつけている
「ふみゃ〜♪」
「…ピロ…俺はどうすれば良いんだ…」
祐一は近くでくつろいでいたピロに助けを求めた
するとピロは祐一の膝に乗ってくつろぎはじめた
「ピロ〜」
祐一は涙目になっている
「相沢しゃ〜ん♪」
祐一が天野を見ると天野は幸せそうな顔をして眠っていた
「…はぁ〜…」
祐一は溜め息をつくとピロをどけて、天野をお姫様だっこして名雪の部屋のベットに運んだ
「…可愛いな…」
祐一は天野に布団をかけて頭を撫でてから名残惜しそうに部屋に戻って行った
祐一が部屋に戻って勉強していると突然祐一の部屋の扉が開いた
「相沢しゃ〜ん、あの部屋は時計の音が五月蠅くて眠れましぇんよ〜」
「…確かにあそこは時計の針の音が五月蠅いからな…」
「なので相沢しゃんと一緒に寝るですよ〜♪」
祐一は驚いているがすぐに意識を取り戻した
「駄目」
「ふぇ〜相沢しゃんは美汐の事嫌いなんですか〜」
天野の目には涙が浮かんでいる
「きっ嫌いじゃないけど…」
「じゃあOKですね〜♪」
そう言って天野は祐一をベットに押し倒す
「あっ天野」
「相沢しゃん、お休みなしゃい」
天野は祐一の唇に軽くキスをした
「おぃ」
祐一の顔は真っ赤だ
「zzz」
天野はそのまま眠ってしまった
「………」
祐一は無言で動かせる方の手を使って布団をかけた
「お休み…」
祐一は天野をしっかりと抱きしめて、そのまま深い眠りに入っていった…
後書き
美汐「なんで私があんな事をしてるんですか!!!?」
蒼竜「気持ちよかったでしょ?」
美汐「そっそれは…気持ち良かったですけど(ボソ」
蒼竜「じゃあ良いじゃないですか」
美汐「………(///▽///)」
蒼竜「それから、このSSでの美汐と祐一の関係は…」
美汐「関係は?」
蒼竜「……恋人です!!!!!!!!!!」
美汐「………(///▽///)」
蒼竜「っと言いたい所ですが
親友以上恋人未満って感じです」
美汐「……… _| ̄|○」
蒼竜「次回は美樹と朱理が出て来ます
そして……美汐の…」
美汐「…嫌な予感がします…」
蒼竜「………( ̄ー ̄ニヤソ」
美汐「……何を企んでいるんですか…」
蒼竜「……何時の日か解る時が来る…だからその時まで待て……(遠目」
美汐「……貴方は馬鹿ですか?…」
蒼竜「…グスッ…( つ-T)」
蒼竜「……言い忘れてたけど次回天野家の秘密も少し明らかになります」
美汐「…………そんな大事な事を忘れないで下さい……」
蒼竜「……もうしわけございませんでした m(_ _)m」