〜世界観〜



 二つの世界


人間の住む人間界の他に、魔物の住む魔界という世界がある。

魔界では1000年に一度、新たな魔界の王を決めるため、魔物の子を人間界に送り込んで戦わせ、

最後まで生き残ったものを新たな魔界の王として迎える。

戦いをするうえでのルールとして、魔物ひとりひとりに本が与えられ、本が燃やされると強制的に

魔界へ送還させられる。



 魔本について


人間界で魔物が術を使うには、人間の心のエネルギーが必要であり、それも人間ならば誰でもよい

という訳ではない。

それぞれの魔物と相性の良い人間でなければならず、相性の良い人間であればその魔物に与えられ

た魔本を読むことができる。

魔本を読むことのできる人間は、その魔物の『誓約者(リンカー)』と呼ばれる。

読むことのできる呪文は、魔物と人間の心の結びつきが強まったり、魔物の心もしくは体が成長を

遂げた時(レベルアップした時)増えることがある。



 魔界の王を決める戦い


この戦いに、どうしてこのようなルールが決められているのか。

また、どうして人間界で戦いをするのかなど、不明な点は多い。

魔物を人間と組ませるのは、魔物を人間に育てさせるためだという説もあるが……?



〜メインキャラ〜



 相沢祐一


ご存知我等が相沢祐一。

紅き魔本の誓約者として魔物の少女『セルフィ』のために戦う。



 セルフィ<紅き魔本>


かつての友に裏切られ、心を閉ざしていた少女。

魔界では威力の低い『サイス』しか使えなかったため、落ちこぼれのレッテルを貼られていた。

祐一をパートナーとして、この戦いを終わらせるために戦う。

祐一に好意を抱いているが、その思いは兄としてなのか、それとも……。



第一の呪文
『サイス』
真空の鎌を飛ばして攻撃。

威力が低く、人間相手なら気絶くらいはさせられるが、魔物相手にはほとんど効果がない。

全呪文中最弱(・・)の攻撃力を誇る。
第二の呪文
『セウシル』
対象を中心とする円形のバリアのような盾を作り出す全体防御魔法。

地面からの攻撃だけは防げないという欠点がある。

その対象は術を使う魔物本人もしくは魔物の視界に入っている者に限る。

第三の呪文
『マ・セシルド』
前方に強力な円形の盾を作り出す。

全呪文中最強の防御力を誇る。







 天野美汐


蒼き魔本の誓約者。

ものみの丘で『あの子』の時と同じようにしてみさきと出会う。

みさきの存在は、彼女の閉ざされた心の扉を開く鍵となりうるのだろうか…。



 みさき(アルマティーエ)<蒼き魔本>


狐の姿をした魔物。

本当の名前はアルマティーエだが、美汐にみさきという名前を与えられる。

美汐、祐一、セルフィ、秋子さん以外には決して懐こうとはしないようだ…。



第一の呪文
『フレイ』
火の玉を飛ばして攻撃。

魔物の意思によりある程度火の玉を操ることが可能。

第二の呪文
『オル・フレイガ』
貫通力のある強力な炎の玉を打ち抜く。

その威力は、並の盾なら簡単に破壊してしまう。

第三の呪文
『ガンズ・バルフレイ』
複数の火の玉を飛ばして攻撃。

魔物の意思によりある程度火の玉を操ることが可能。







 水瀬名雪


白き魔本の誓約者。

猫好きなのに猫アレルギーのためうかつに猫に触れることができない。

そのため、触れてもアレルギーの出ないミルクを溺愛している。


 ミルク(シンシア)<白き魔本>


猫の姿をした魔物。

本当の名前はシンシアだが、名雪にミルクという名前を与えられる。



第一の呪文
『ギコル』
氷の玉を飛ばして攻撃。

威力はあまり高くはないが、相手を凍らせることができる。

第二の呪文
『オル・ギコルガ』
強力な氷の弾丸を打ち抜き、さらに相手を凍らせてしまう。

その威力は、並の盾なら簡単に破壊してしまう。

第三の呪文
『フリズド』
対象を地面に釘付けにする魔法。

ただし、魔物の視界に入っているものに限る。

 





 川澄舞


不思議な力をもつ少女。

剣を捨てた少女に残されたのは"意思をもつ力"『まい』という存在。

かつて舞が剣を手に取る原因となったその力は

世界に降り立つ厄災を感じ取り

再び舞を戦いへと赴かせることとなる……。



 まい


舞の"意思をもつ力"が具現化したもの。

まいの受けるダメージは舞にも伝わってしまう。



『具現化』 まいの体を作り出し、さらにまいの体の一部または全体を変化させることができる。

腕を剣にしたり、背中に羽を生やして飛ぶなどの応用がきく技である。

『衝撃波』 衝撃波を飛ばして攻撃。

舞、まいのどちらもこの技を使うことができる。