設定だよ
 ALLendだよ〜♪endある人限定だけど……
 だから、名雪、あゆ、舞、真琴、栞、佐祐理です
 秋子さんと美汐と香里はまだそういう感情を抱いてはいても抱かれてません
 それを言えば、佐祐理さんもなんだけどね……
 よって、優位なのは多分ヒロインたちです
 設定以上……(最近設定っていいながら設定になってないと思うのは気のせい?






 俺は今、商店街を走りぬけている
 それというのも、いつものおごり軍団が俺を追っているからだ
 追って来るのは、名雪、栞、真琴、舞、あゆの5人だ
 佐祐理さんは追ってくることが無い
 それは、俺が前に持っているお金を見せたら……

「あはは〜、佐祐理より持ってないです〜」

 と、にこやかに言ってくれたからだ
 だけど、俺はあまり後悔していない
 考えたら佐祐理さんはお嬢様なのだから、お金持っていて当たり前なんだろう
 俺はおれで、別で使うこともあるのに
 毎回毎回、奢ってと言って来る奴ら
 俺は今まで奢っていたのだけど、先に帰るという手段を用いて帰っている
 早退をしているのだ……授業中に出て行くのだ


 で、いまや追いかけられていると
 後ろからは「まて〜」「許さないんだお〜」とか
 色々聞こえてくるが、無視している
 秋子さんの元へと着かないことには変わりない事実だろう
 しかし、みんなは甘かったと言うべきなのだろう
 水瀬秋子という人は……たとえいつも1秒了承の人でも
 駄目だといったこと、やってはいけないことに対してのお仕置きは厳しい
 俺も過去に一度味わったが……あれは逝った方がマシだった
 というか、殺してくれとのたまわったくらいなのだ

「あらあら、みなさん……祐一さんに迫っていたのですか?(怒」

 静かな怒りをたたえている秋子さんが登場した
 笑顔で、みんなに歩み寄る
 みんなは後ろに下がる
 だが……

「あはは〜、舞〜」
「栞、ごめんね」
「真琴、悪いです」
「ねこ〜♪」
「たいやき〜♪」

 なにやら人に捕まったり、物に釣られている
 なんとも簡単な捕まえ方だ
 そして、秋子さんが取り出したものは、秋子さんのとっても大好きなジャムだった
 俺の中では食べてはいけないものだろう……絶対に
 閑静な住宅街に大きな断末魔らしき声
 というか、まだそれの方がマシな声
 だが、声なき声になっている……
 悶え苦しんでいる横で秋子さんは俺の方に来る
 香里、美汐、佐祐理さんも来た

「さてと、邪魔者も一掃できましたし……」
「ええ、私たちがサブヒロインということは……ヒロインを頂いてもいいわよね」
「あはは〜endあってもやってないんじゃ意味ないじゃないですか〜」
「私たちのチャンスですね」

 なにやら怖いことを言っている
 俺はそれを聞いてはいけなかったような気がする

「祐一さん♪」
「相沢君、いえ祐一君♪」
「祐一さん♪」
「相沢先輩、いえ祐一先輩♪」

 普段ならありえないようなことが起きている
 俺は後ろに後ずさる
 しかし、ときすでに遅かった……香里の手により俺は捕まっている
 佐祐理さんと秋子さんは周りを確認すると電話をかけている
 何をしているのか聞き耳を立てると……

「はい、分かりました……秋子さん、こちらで手配しました」
「分かりました、ありがとうございます」
「いえ、私も興味はありますから……」
「さてと、私はもう1つの方の準備ですね」
「圧力かけてくれるかしら……その間にやっておきますから」
「敵が慌てている間に変えてしまうという、分かり易いけど的確な方法ですね」
「ま、いいじゃないですか……私たちと祐一さんの幸せのためですよ」
「そうですね……では」

 なにやら、電話をしながら他に話もしていて内容がさっぱり読めない8
 けど、俺のためになることらしい……
 何をしているのだか? 秋子さんと佐祐理さんのコンビだから
 全くと言っていいほど想像がつかない
 しばらく香里と美汐に捕まっていると秋子さんと佐祐理さんが戻ってきた
 なんともお早いことで……

「さて、行きましょう」
「あはは〜、楽しみです〜」
「そうね……」
「……そうですね」

 4人がそう言って俺を引きずっていく
 俺はどうなっているのかも分からずに言われるままに歩いていく
 明らかに水瀬家とは方向が違うのが分かった


 しばらく歩いていくと大きな屋敷というべきような所の前でみんなが止まる
 俺も歩みを止めて見る……でか!

「ここですよ〜」
「佐祐理さん、ありがとうございます」
「いえ〜、佐祐理のしたかったことですから〜」

 佐祐理さんはそう言うと鍵を取り出して門を開ける
 そして、次にドア(扉)まで行くと、そこも開けてしまう

「では、どうぞ〜♪」

 佐祐理さんは俺の手を持つと、中に入っていく
 もちろん、手をもたれているのだから、俺も一緒にということになる
 玄関を見た瞬間絶句してしまった
 広い上に調度品とかが豪華なのだ……

「秋子さん、調理器具とかもほとんど秋子さんの所と同じ物を持ってきてますから」
「ありがとう……後は各人の部屋ね」
「大丈夫ですよ〜個室もありますけど、寝るときはみんな一緒とか
 2人だけとかになれるようにしましたから……部屋数が少し多くなりましたけど
 本格的なベットルームだけですよ〜」
「凄いわね」
「本当ですね」
「あのさ、話の骨追って悪いけど何の話なんだ?」

 俺の質問に場が一瞬固まった
 だけど、すぐに元の様子に戻ると……みんなが苦笑いを浮かべている
 誰も話してないことに気付いたみたいだ
 秋子さんへと視線が集中していく……そして

「これから、祐一さんにはこちらに私たち4人とともに過ごしてもらいます
 名雪たちは祐一さんに甘えすぎました……私は家主として、叔母として
 祐一さんの親族として、愛のために、名雪たちに家を任せてこちらに来ることになったんです
 初めの提案は香里さんでした、そして、美汐さんときて、佐祐理さんだったのです
 『祐一さんがいつか破産してしまい、その後が可愛そうだ』って香里さんが言って
 美汐さんと佐祐理さんと私が香里さんの案に乗ったのです」
「でも、この大きな家は?」
「あはは〜それは私のお父様が1人娘が出て行くのに何も出来ないのは悪いから
 って事でくださったんですよ〜名義は私と秋子さんになってます」
「もしかして、俺がお金に困っているの知っていて」
「ええ、相沢君は欲しいものとか買えないと辛いでしょ……CDとかは借りれても
 服とかは特にね……秋子さんが買ってくれることがあっても
 それでも、自分で買いに行きたいときもあるでしょうし」
「ああ……で、なんでみんな一緒なんだ?」
「私たちは今まで、あの5人の様子を見てきたんです
 私たちも甘えたいですよ……それでも学校では誰かの見ているときでは甘えられないから」

 なるほど……なんとなく分かった
 ということは……この4人も甘えたいがために家を買って
 俺のためも含んでお金のことを心配してくれていたんだ

「ちなみに祐一さんの預金が少ないのは姉さんから聞いて
 おかしいなぁと思っていたのですけど、からくりが分かって安心しました
 名雪たちには少しお灸を据えないといけないですから」

 秋子さんの後ろには黒きオーラが漂っていた
 さすが、覇者!!

「そうね栞にもお灸はしっかりと据えないと」
「あはは〜舞もですよ〜」
「真琴もですね」

 しっかりと怒っている……
 笑顔で怒っているのだけど、怖いです

「で、今日から、ここで5人での共同生活です
 巧みに、クラスも変えましたから……香里さんと一緒ですけど香里さんと祐一さんが
 違うクラスに移転という形になりました」
「分かりました」
「名雪の近くにいたら何かと煩いでしょうし……迷惑をおかけしましたから」
「……ありがとうございます、でもいいんですか? こんなことして」
「私たちの事は大丈夫ですよ……もし、何かあっても
 何とかしますし、名雪たちが来ても平気でしょうし……」

 秋子さんはそう言うと俺を見てにっこりと微笑み

「引越し祝いにおそばを作らないとね」
「佐祐理も手伝います〜」
「佐祐理さんはみんなを案内してくれないかしら……
 迷うのは祐一さん得意ですから」
「わかりました〜」

 手を合わせて佐祐理さんはいい笑顔で言う
 俺のって一体……(汗
 秋子さん、いつのまに知ったのだろう?


 で、部屋に案内されたが……広い上に
 パソコンとMDコンポ、TVにDVDにビデオがついてる
 なんとも電子機器の揃ったものだ……本棚もたくさんあるし
 これなら、前の街にあるのを頼もうかな……
 でも、新しいのも……悩みどころだ
 とりあえず、着替えてから考えよう

「祐一さん、着替えられましたか〜」

 そう言って入ってきた佐祐理さんは部屋を見て

「部屋、これでよかったですか?」
「ああ……十分すぎだよ」
「そうですか〜良かったです〜」

 部屋の感想を聞いている
 そして、服の上着を着ていると佐祐理さんが俺を後ろから抱きしめる
 また誰か入ってくる……誰か分からないけど

「佐祐理先輩、ずるいですよ……」
「そうですよ……私たちも」

 そう言って、香里と美汐も加わって抱きしめられてしまった
 しばらくの間、この体勢のままだった
 秋子さんの声がかかるまで

「みなさん、おそばできましたよ♪」
「「「はぁい」」」

 俺は固まっていたりした
 だって、ふにょふにょと当たる柔らかな果実が
 なんとも……真っ赤になってるだろうなぁ
 俺も秋子さんの所に向かうべく歩くのだった




 そして、始まった生活は嬉しいこと満載だった
 まず、名雪たちと会うことはなく
 土日に商店街に行くので見つかる事もない
 その上、大体が駅ビルか隣町で買い物をするようになり
 服の調達や自分の部屋にサボテンを置けたりと嬉しいことだらけだった
 初め大きいので焦っていたけど、慣れてしまえばなんてことはない
 そして……夜中はみんなで一緒に寝ている
 たまに、その……げふんげふん……大人になれば分かるさ
 お風呂も大きいし……足伸ばして入れるから嬉しい限りだ
 そんな共同生活(同棲生活、多妻生活)はかなりいいもので俺は嬉しかった
 みんなに何か恩返しを考えていたら、それぞれ同じ事を言うので
 あまり聞かないようにした
 いつのまにか一夫多妻制が施行されているのに、驚いた
 俺もそれに乗っ取り数年後に4人と結婚しているのだった
 俺の生涯はみんなに託す……ちなみに、俺は小説を書いて生計を立てている
 出したら売れたのだ









 おわり〜








 あとがき
 どうも〜遊び人です〜
 シオン「シオンです〜」
 ゆうひ「ゆうひです〜」
 松「松です〜」
 まぁあまり遊び人はたいしたものを書けるわけではないのでこれで
 シオン「というか朝の一時に書きたいとか言ってたけど」
 ゆうひ「前、それして遅刻したよね」
 松「駄目ですよ〜遅刻は」
 分かってるよ……少し用があって、出てしまうのは遅れたのだ
 シオン「で、どうして、今はこんな調子なのかしら」
 疲れてるからかな……
 ゆうひ「で、おめでとうございます」
 そうそう、おめでとうございます
 松「おめでとうです〜、HP開設(遅い)&相互記念(遅い)」
 遅れてすみませんです〜
 シオン「でわ、またです」
 ゆうひ「はい、また」
 松「でわです〜」
 でわ、また〜