咲ちゃん
咲きちゃんにはじめて会ったのは去年の
12月始め頃だったかなぁ.......
咲ちゃんは18才の女の子でした。
もうお目目が殆ど見えないしお耳はまったく
聴こえないそうだけど嬉しそうにお散歩してたよ。
わたしがクンクンしても平気だった......
優しいのね。
わたしたち、仲良しになったよ!
咲ちゃんという名はお花が咲く季節に
家族になったワンコだからと飼い主さんが
付けてくれた素敵な名前。
ゆっくりゆっくり大地を踏みしめて歩く後姿.......
一生懸命の命.........
胸が熱くなります。
夕日を浴びて.........
18年前の春のこと、道端に小さな生き物が動いているのを見つけられたそうな。
モグラかな?と思いながらよくみると生まれたばかりの犬だったのだそうです。
大急ぎで家に連れて帰り哺乳瓶でミルクを飲ませたり苦労の末無事に育って
くれたワンコが咲ちゃん。
それから幸せな年月を重ねて18才の今を迎えました。
そのまま捨て置かれれば数時間で召されたであろう命、穏やかな咲ちゃんの
表情をみていると感動で胸がいっぱいになります。
それからは咲ちゃんに会えるように時々同じ道を歩くようになったよ。
咲ちゃんの姿をみつけるとわたしは嬉しくなって「こんにちは〜咲ちゃん!」
一目散に走っていきます。 by ピッピ