5齢幼虫の下痢便

アゲハの幼虫が蛹になる前にする最後の糞は大量の下痢便です。

体内にある固形物と、その消化機能全てを排出します。

つまり、蝶になると固形物は食べないので不要なものは捨ててしまうのです。

この事を通称「下痢便」・「水便」・「ガットパージ gutpurge」と言っています。

下痢便が終わると蛹になる所を探して移動(ワンダリング)を始めます。

移動中は不規則不連続な歩きかたで、小枝や葉から落ちる事があります。

その時は飼育箱に移し、蛹になるのを観察しましょう。

撮影日時:2006/06/07   PM 05:00


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空の袋で排出直後は膨らんでいます。風船のようです。
腸のようなものでしょうか。長さ約20mm 直径5mm
 
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