Q 05.

自治会活動に参加するのが面倒です。関心もありません。


A 05.

自治会活動も楽しくなければ参加するのも面倒ですね。
「義務感」や「責任感」だけでは疲れて長続きさせるのも大変です。 

社会全体が集団から個人の方向に変わりつつあります。
いや、既に変わってしまったのです。

個人の「権利」が無制限に主張され、「他人への気遣い」や、権利を主張する前提となる「義務」や「努力」が軽んじられる世の中になってしまいました。
自分さえ良ければ回りのことはどうでもよい、関心が無い、という人が増えてきたように思います。

( もちろん、他人のために頑張っている人たちが大勢おられることも事実です。
 大きな災害の際に駆けつけてくださる数多くのボランティアはその典型です。)

自治会に入っても義務と負担だけ。
役員になったらしんどい思いをするだけ。
こんな気持ちが蔓延する自治会であれば楽しいはずがありません。
自治会の活性化など夢のまた夢。

だから、役員のなり手も少なくなり、会員も減少していく。
当然のことだと思います。

でも、もし自治会活動が楽しければどうでしょうか。

もちろん人それぞれ「楽しい」の基準は異なりますが.....。

当自治会も長期にわたり目立った活動はほとんどありませんでした。
管理組合と一体化していましたので、自治会は片手間の活動という側面もありました。
自治会活動と言えば、毎年参加している区民運動会のほかは、防災訓練(ほとんど役員の一部が参加しているだけ)、後は分担金を支払って、役員が会合に出席するだけ、というのが一般会員様の印象ではないでしょうか。

自治会活動は「おもしろくない」「面倒だ」というイメージが浸透して定着しまったのだと思います。

区民運動会も、運動が苦手な方や当日休めない方などにとっては縁がないと思われていたのではないでしょうか。
もちろん普段おつきあいのない人の中に混じって一緒に何かをしようとすることは苦痛であるかもしれません。


私達は楽しい自治会に作り替えようと今後様々な挑戦をしていこうとしています。

まず、自治会の役員が「楽しく活動」することができる仕組み。
無理矢理に役員就任を強要されない任命方法。
役員に重い負担が掛からないシステム。
実現可能な範囲で自由なアイデアを提案し実行できる仕組み。 等
そして、自治会の会員様に会員であることが「楽しい」「価値がある」と思っていただける仕組み。
個々の会員様にとって関心を持てる企画・活動。
会員様の意向を自治会活動に反映させる事ができる仕組み。
自治会本来の役割・価値が分かりやすく理解できる情報提供・広報。 等


自治会は地域住民が行う「自治」の会ですので、法律や公序良俗に反しない限りにおいて自由な活動が認められています。
ですから、いろいろなことに自由にチャレンジすることができます。
過去の慣例に捕らわれず、今の生活に合った方法で考えていきましょう。

言葉で書くだけなら極めて簡単なことです。
たぶん今までも同じことを考えた人はおられたはずです。
実行しようとしてダメだったのかもしれません。

非常に難しい課題ですので私たちも失敗するかもしれません。
しかし何もしなければ、今より状況が悪くなることは目に見えています。

とりあえず、「何を考えているのかな?」「何をしているのかな?」と、密かに関心を持ってください。
気が向いたら、「何を考えているの?」「何をしているの?」と、私たちに問いかけてください。
できれば、「こんな事ができるかな」「こんな事をしましょう」と、提案してください。


まずは行動

でも皆様のご協力が無ければ何もできません。

多くの方のご協力をお願いいたします。


でも、本来の自治会は娯楽のための集まりではありません。
もっと社会的な意義のある組織だと言うことを付け加えておきます。
これについては別の機会にお話ししましょう。