立岩(タツイワ)1265m


登山日 2006.11.8(水) 快晴 全行程 3:20 (休憩時間を含む) 同行者 Y氏
 この日は朝から抜けるような青空で風も無く絶好の山歩きでした。
 線ヶ滝近くの行き止まり地点の道路脇に車を止めて登山口を10時にスタートしました。まもなく道を右に取り杉林の中を直登します。やがて明るい雑木林になったらこのコースの最大の急所のガレ場に近づきました。東立岩と西立岩の谷に50m程の長い鎖があります。浮石が多く落石に注意が必要です。ここを越えると更に岩壁を右に巻くように細い足場の道が続きます。ここを過ぎれば稜線鞍部に出ます。立岩頂上はここから北に向います。アップダウンを繰り返し、やせ尾根に出ると木彫りのお地蔵さんが迎えてくれました。頂上はすぐそこです。頂上には11時18分に着きました。
 展望は少し東側に下りてベンチがあるところが大変素晴らしい。ここには男性2名と女性4名の先客がいましたが下山を開始したので私たちはここで早めのお昼にしました。天気が良く、気温も暑くなく寒くも無い、なんとも気持ちの良い時間を過ごしました。12時5分に下山を開始しました。コースは北の経塚山の分岐を目指しました。やせ尾根と鎖場を幾つか越えながら下ります。足元の道は落葉が深く積もり地面が見えないほどです。

 経塚山の分岐を過ぎると道は威怒牟幾不動に向って南西方向に下ります。12時45分に威怒牟幾不動に着きました。大正の初めまでは参詣者も多かったそうですが今は朽ち果てて当時の面影はありませんでした。岸壁の上部から流れ落ちる美しい滝の水だけが昔を忍ばせます。杉林の中の道を南に進むと13時20分、登山口に戻ってきました。
 時間も早いので線ヶ滝を見に行きました。悲しい伝説を秘めた滝ですが名前の如く糸のように細く一直線に落ちている滝でした。今年の山歩きの中では一番の天気に恵まれ、標高が低い割には岩場や、やせ尾根などのちょっとしたスリルも楽しめる楽しい山歩きでした。帰りは少し足を伸ばして上野村の「やまびこ荘」でお風呂に入って帰りました。

写真は星尾大橋付近から見た立岩です。

稜線鞍部から見た蓼科山

八ヶ岳の主峰赤岳

西立岩山頂近くの木彫地蔵

西立岩山頂から見た北アルプス槍ヶ岳

浅間山

西立岩山頂の標識

経塚山、左後方は浅間山

稲含山

山頂東の展望台

パッチワークの様な山肌

立岩を振り返る

紅葉

黄色と赤の紅葉

黄葉

威怒牟幾不動の滝を裏側から見る