嵩山(タケヤマ) 789m


登山日 2008.4.9 晴 全行程 3:20 同行者 Y氏
 雨上がりのこの日は今年初めての山歩きに出かけました。中之条町の北方にある岩山、嵩山です。標高は低いのですが鎖場も多く楽しい山歩きが出来ました。
 ここに築かれた武山城(嵩山城)は永禄8年(1565)11月、真田幸隆に攻められて激戦の後、落城しました。その戦死者の霊を弔うために元禄15年(1702)から建立された嵩山三十三番観音の石像が山中に点在しています。長い年月で痛んだ石像は最近修復されました。
 出発点は親都(ちかと)神社の前のたけやま館の駐車場です。9時40分西登山口から登り始めました。15分ほどで展望台につきました。途中こうもり穴の2番観音に寄り天狗平を経て10時20分に小天狗に着きました。ここで雪で真っ白な浅間山、谷川岳などの景色を楽しみました。十分休んだ後は西北に見える不動岩に登ってみました。鎖につかまって岩の上に登るとまだ新しい不動明王の石像がありました。天狗平に戻りカタクリの花を探しましたがまだ蕾のものが多くやっと開花したものを見つけました。
 ここから尾根道を進んで中天狗から胎内くぐりの向いました。通路が狭いのと昨日の雨で濡れているので通過を断念して戻りました。11時14分沢山の石仏がコの字型に並ぶ御城の平に着きました。まもなく経塚で東登山口から来た道と合流します。
 4本ほど鎖を伝って岩場を登ると11時30分に嵩山の頂上、大天狗の到着です。ここで少し早めの昼食にしました。昼食後は北に見える五郎岩に向かい、経塚に戻り、一升水を経て、途中弥勒穴に寄り13時に東登山口に下りてきました。
 帰りは旧東村の桔梗館で汗を流して帰りました。

展望台から東南方向

こうもり穴の2番観音

小天狗から上越国境の山々(白砂山)

小天狗から見た不動岩

不動岩から見た子天狗

胎内くぐり

70体程の石仏がある実(御)城の平(無情の平)

大天狗の上で一休み

五郎岩から見た左小天狗と右不動岩

???

カタクリ

タチツボスミレ