白毛門(シラガモン) 1720m


登山日 2008.10.16 快晴 全行程 7:30 (休憩時間を含む) 単独行
 快晴でほとんど無風のこの日、白毛門の紅葉を楽しんできました。登山前の土合の温度は7℃でしたが歩き始めればすぐに暑くなります。この山は有名な谷川岳の東に湯檜曽川を挟んで対峙する山です。登山口からの標高差は1050mを超える、一直線に急登する険しい山です。
 朝7時半土合橋の袂の駐車場に車を止めて登山を開始しました。東黒沢の橋を渡るといきなり急登になります。しばらくすると笠懸から来たという60歳の男性に追いつき同行して登ることにしました。険しい山道は人を拒んだせいか、桧、五葉松などの巨木が数多く見られます。8時半第一の目標地点、桧のウロに到着しました。大きな桧と五葉松が絡み合っています。
 さらに登ること1時間ほどで樹林帯を抜けて見晴らしが良くなってきました。第二の目標地点、1484mの松ノ木沢の頭に着きました。わずかに下り、ジジ岩・ババ岩を右手に見て更に登ります。この岩に氷雪が着き、白毛の老夫婦に見えること、そして門柱のように見えることから白毛門の名前が付きました。山とか岳という名前が無い珍しい山です。
 道は更に登り続け、2ヶ所の鎖を登りきると11時に1720mの白毛門の山頂に着きました。山頂は素晴らしい眺めです。ここで少し早めの昼食にしました。食後は15分ほど笠ヶ岳方面に下り、北側から山頂を眺めました。
 12時に山頂に戻り、下山を開始しました。笠懸の人は先を急いで下山していきました。ここで愛知から来た69歳の男性と出会いました。昨夜は蓬峠に泊まり、馬蹄形の縦走をしてきたのだそうです。日本百名山は終わり、二百名山、三百名山を目指しているところで外国の山もたくさん登っているとのことでした。1時間ほど話をしながら降りてきました。今日中に愛知に帰り、明日は神戸から飛行機でどこかに行くとかで先を急いで降りていきました。私はゆっくりと紅葉を楽しみながら降りることにしました。ところが慎重に降りたつもりが立ち木と思って掴んだ木が枯れ枝で見事に一回転して柔道の受身のような形で転んでしまいました。幸いたいした怪我も無かったのでそのまま降りてきました。
 私は膝の間接痛があるのでこうした急の坂道を降りるのは苦手です。こうして紅葉を楽しみ、写真を撮りながら午後3時に出発地に戻ってきました。66歳になって始めての山歩きは少々きつかったです。

7:30 登山開始

8:15 谷川岳が良く見える

8:30 桧のウロに到着

8:35 白毛門の山頂が見えてきた

9:45 松ノ木沢の頭

9:55 ジジ岩とババ岩が門のように並ぶ

11:00 山頂に到着

山頂から見た笠ヶ岳

裏(北)側から見た白毛門

登山道は石ころだらけか木の根が一杯の道

14:45 美しいブナ林を過ぎればゴールは間近

15:00 出発地の駐車場に戻ってきた

紅葉1

石楠花と紅葉

錦秋の山肌

紅葉2

白毛門北側の草紅葉

ドウダンツツジ

赤と黄色の山モミジ

紅葉3

紅葉4