ソウル・帰国

第4日目 ソウルより帰国

  朝、6時10分に集合、7時に市内のレストランで朝食を取りました。外はコンクリートの建物ですが中は店のオーナーの趣味で田舎風に作ってあるちょっと変わった店でした。日本の芸能人もよく来るそうです。ここで韓国式朝定食を食べました。小さな皿がたくさん並んでいます。

  食後、空港近くのキムチ専門店でおみやげのキムチを買い込んで空港に向かいました。10時のフライトですが機内食がでました。帰りは本当に短く、近く感じられました。韓国はやはり近かったというのが実感です。

  社会的現象も日本に似ています。セマウル運動により農村が著しく変わったといわれますが農家の嫁不足はあると聞きますし、進学熱による受験競争は日本以上です。米やオレンジの輸入自由化問題も同じようにあります。最近では不況による就職難というのも日本と同じです。

  韓国人は顔つきも体つきも日本人とよく似ています。ただ似ているからといって同じではありません。食事のマナーに見られるように似ていても違うところがたくさんあることも事実です。ものの考え方もずいぶん違うように思われます。

  韓国は民族的にはもっとも密度の高い国の一つです。つまり国内に別の言葉や文字を持つ別の民族がいないということです。韓国人は自分たちには5000年の歴史があると言います。韓国はずっと1つだつたともいいます。

  しかし高麗の始祖王建(ワングン)の遺訓から出た全羅道に対する地域差別は無いとはいえないと思います。国政を担う金大中(キムデジュン)氏が百済の故地、全羅道(チョルラド)から出たことは異例中の異例ではないでしょうか。ちなみに金永三(キムヨンサム)氏は新羅の故地、慶尚道の出身です。済州島(チェジュド)への偏見もあると聞きます。日本のように被差別部落はありませんが、職業差別はあるように思います。

  南北ベトナムが、東西ドイツが統一されましたが、朝鮮は南北分断のままです。36年の日本支配がなければこんなことにはならなかった。そのことを日本人は知っているのかと聞かれます。もちろん知っていますが、1つの民族が2つに別れて対峙するのは悲劇です。1日も早く統一の日が来ることを祈ります。

スイスグランドホテル(ソウル)にて 

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