妙義山(金洞山東岳・中之岳) 1094m&1080m |
登山日 2009.5.26 晴 全行程 4:20 単独行 | ||
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昨年秋に白雲山に登りましたが今度は第二の山、金洞山に挑戦してみました。 7時35分に中之岳神社前の駐車場を出発して7時44分に妙義登山口で登山者カードを提出して登山開始しました。途中第三石門に寄り道をして8時14分第四石門に到着すると一人の若者が休んでいました。運動靴にトレーニングの軽装ですが鷹返しでスリルを楽しんでくるとのことでした。彼は中間道を経て堀切から鷹返しに向かうようです。 私は東岳に直接向かうつもりです。ところが私はここで勘違いをし第四石門の手前から登り始めてしまいました。5分ほど歩いた所で気づいて引き返し中間道から東岳の分岐を目指しましたが見つからず、10分ほど先でまた引き返しました。結局分岐に標識は無く大砲岩に向かう道の反対の細い道であることに気づきました。30分ほど歩き回ったことになります。とにかく8時45分分岐から東岳を目指して登り始めました。 30分ほど急な斜面を登って行くと最大の難所と思われる壁に出会います。垂直な壁に2本のロープが下がっています。右のロープが細くやや長いようでこちらをよじ登ることにしましたが足がかりが浅く注意が必要です。何とか登りあげた所で人の声がしました。二人組みで縦走中でした。9時32分に1094mの東岳山頂に到着しました。山頂は標識も無く4人ぐらいが座れるほどの岩の上です。景色は大変よく眼下に駐車場の車も見えました。遠くは雪が残る南アルプスの山が見えますが関東平野は霞んでいます。景色を楽しんだら中之岳に向かいます。ところが下り口が分かりません。今座っていた岩を越えたところでした。下は目も眩む絶壁です。高所恐怖症気味の私としては緊張しました。さらに道は岩を乗り越えて幅が数十センチに満たないようなヤセ尾根が続きます。左右どちらに落ちても200m以上落下して助からないでしょう。 10時16分ついに1080mの中之岳山頂に着きました。山名の標識はありませんがここには平成11年に再建された石宮があります。しばし小休止した後下山に向かいます。標識が少ないため少しコースに迷いましたが10時40分西岳との分岐点である下山口に出ました。ここまでくれば余裕も出ましたが私は膝関節の痛みがあり下りは苦手なので慎重に降りていきます。だいぶ降りたところで5人組のグループに出会いました。とにかく稜線まで登りたいとのことでしたが中之岳のことを聞かれました。装備も十分では無い様でしたので無理をしないように鎖の無い所と下りに注意するように言いました。 11時22分見晴に到着少し早めの昼食にしました。昼食を済ますと東京から来た小学生の一団がやってきました。石門めぐりを終えて帰るところでした。中之岳神社で一行をやり過ごすことにしました。そして11時54分駐車場に戻ってきました。4時間20分の山歩きが無事に終わりました。 駐車場で双眼鏡を持った観光客がいて、しきりに山の上を見ているので、人が見えますかと聞いてみました。人はいないようです。しばらく山の話をしていると今朝、第四石門で会った若者が降りてきました。さすがに疲れたようです。彼は堀切から東岳に向かい私が登った緊急避難下山コースを降りてきたようです。近くの松井田在住だそうで妙義には何回も上っているようです。私は66歳です。あまり無理が利かなくなっているので、もうこの山に登ることは無いかもしれません。今日は一日楽しく良い経験をしました。山に感謝です。 写真は駐車場から見た金洞山 |
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7:44 妙義登山道入り口 |
8:04 第三石門に寄り道 |
8:14 第四石門に到着 |
9:13 東岳最大の難所足がかりが少なく垂直の壁約10m、右の細いほうのロープを使いましたが腕力が必要です。 | 9:32 東岳山頂から見た白雲山 |
中之岳方面に向かうヤセ尾根 |
ふるさと美術館 |
丁須の頭 |
中之岳に向かう岩の道 |
中之岳 |
11:16 中之岳山頂の祠 |
今日の浅間は霞んで見える |
1023 中之岳上の鎖 |
10:27 下の鎖 |
11:16 中之岳登山口の注意書き |
ベニウツギ |
マルバアオダモ |
ウツギ |