岩櫃山と観音山 802m&530m


登山日 2009.10.30(金) 快晴 全行程 4:00 (休憩時間を含む) 単独行
  暑くなく寒くなく絶好の日に岩櫃山を歩いてきました。平沢の一本松駐車場に車を止めて歩き始めました。
 向うは岩櫃城址です。中城、二の丸、本丸址へと進みますが実はこの城の城域は更に北西の方向へと伸び、北東方向へは天狗の丸から観音山の柳沢城までも含む大きなものです。二万人の兵力を長期間とどめて置ける規模なのです。これだけ広いと数千の兵力を持っても守ることは難しい。すなわちこの城は持久防御を目的とした陰の縄の城でないことは明らかです。この城を巡り武田と上杉の勢力が激突しました。信玄の命を受けた真田幸隆がこの城を攻め、永禄7年落城させました。
 幸隆の死後、後を継いだのが真田昌幸ですが武田家滅亡のとき武田勝頼を吾妻に迎えて再興を図ろうとしましたが果たせませんでした。真田幸村も子供時代この城で過ごしたと言われています。
 本丸址を出ると道は尾根通りになります。途中岩場を通過すると赤岩通りの分岐にいたり、更に進むと櫃の口につきます。鉄の梯子を上り岩の割れ目のような所を通過します。更に進むと九合目の標識があり、まもなく見晴台に着きます。目の前に頂上が見えますが一度鎖で下り、最後にまた鎖で登りあげると頂上に着きます。下を覗くと200mの絶壁です。低い山ですが眺めは大変良いです。高崎から来たと言う親子連れに出会い話をしました。しばらくすると蜜岩通りを登ってきた前橋からの人に会いました。帰りは沢通りを一気に下り、駐車場に着きました。天狗の丸の岩櫃神社へと足を伸ばしましたが何か物足りないので柳沢城址のある観音山へも登ってみました。こちらは典型的な山城で陰の縄の城跡でした。麓にある不動堂と不動の瀧にも寄ってきました。今日は歴史散歩と言った所でしょうか。面白かったです。
写真は南側から見た岩櫃山、右山麓から裏側に岩櫃城址があります。

8:47 平沢登山口から登山開始

8:53 中城址

9:00 二の丸址

9:03 本丸址

本丸址付近の紅葉

9:21 岩場を越えたところ

9:34 赤岩通り分岐

938 櫃の口に着いた

949 尾根通りの紅葉

9:53 見晴台から見た子持山

見晴台より岩櫃山の山頂を見る
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10:07 岩櫃山山頂に到着

10:26 山頂に立つ私 

頂上からのぞいた郷原方面

10:55 沢通り

11:14 烏丸 岩櫃神社

原町平沢登山口の冬桜

11:39 観音山登山口

11:58〜12:10 観音山山頂(530m)に到着

観音山山頂から原町方面

12:21 下山途中の紅葉

12:24 象ヶ鼻

12:33 不動堂

12:34 不動瀧