銚子の伽藍と長七郎山(チョウシノガランとチョウシチロウヤマ)


登山日 2008.10.21 快晴 全行程 4:00 単独行 
 この日は朝から快晴、絶好の山歩き日和でした。5日前の白毛門で足を痛め、完治していないので今日は散歩のつもりで出かけました。
 朝8時小沼の駐車場は私の車を含めて2台だけ、今日も静かな山歩きになりそうです。まずは小沼の北側を通り沼尻から粕川に沿っておとぎの森を目指します。スタートから30分でおとぎの森を通過して茶ノ木畑峠に向かいました。15分ほどで分岐に出ます。ここから熊笹の茂った道を登って行くと、まもなく茶ノ木畑峠に出ました。
 ここからは横引き尾根という痩せ尾根を西に向かいます。3つある銚子の伽藍への標識の2番目の標識を無視して先に行くと親子亀の自然石があります。さらに先に進むと東の展望台に出ます。ただしここは標識も案内板も一切ありません。展望台は目もくらむ断崖絶壁の上にあります。柵など有りませんので注意が必要です。粕川の下流の紅葉が見事でした。先ほどの銚子の伽藍の標識まで戻り、急な崖を下り9時35分銚子の伽藍に到着しました。
 ここは粕川がカルデラ壁を突き破って出来た深い峡谷です。水は大きな音を立てて穴の中に落ちています。しばらく佇んで自然の驚異を楽しみました。
 さてここから先はガイドブックには載っていないコースを歩きます。川を渡り右岸に出ます。幸い今日は水が少ないので滝口の岩を飛び越えて渡りました。水の多いときは丸太の橋状になったところか、少し上流の岩を飛び越える必要がありそうです。
 銚子の伽藍を発ち、急な坂道を15分ほど登ると道からは少し離れますが見晴らしの利く岩があります。仮にここを西の展望台としましょう。先ほどの東の展望台が良く見えました。
 熊笹の茂った道を掻き分けながら登って行くと1442mの牛石山の頂上に着きます。ここには東屋がありました。少し休憩の後、牛石峠を目指して下って行きます。10時15分牛石峠に出ました。標識はありますが横木の案内板はありません。ここから銚子の伽藍に行く人は少ないのかもしれません。ここからしばらくは舗装道路を歩くことになります。普段静かなこの道も紅葉見物の車が多いようでした。
 軽井沢峠を過ぎて三途の川を渡ると関東ふれあいの道に入ります。静かな林の中の道ですが誰もいません。紅葉を楽しみながら血の池を目指します。10時52分血の池に到着、前回来た時に比べると池がだいぶ小さくなって水量は3分の1程度しかありません。鴨が3羽泳いでいました。
 ここから小沼に抜けるには少し上り坂になります。前方に二人の人影が見えました。今朝の出発以来3時間ぶりに見る初めての夫婦の登山者でした。
 小沼に出て、ここから帰ろうかと一瞬迷ったのですが時間はまだ早いし、足もまだ持ちそうなので長七郎山に向かうことにしました。いつも東側から登っているので今日は西側から登ることにしました。沼尻の分岐からは15分で山頂に着きました。山頂は保育園の園児が20数名お弁当を食べていました。私もここで昼食にしました。おにぎりを食べていると園児が「何を食べているの」と聞いてくるので「おにぎりだよ」と答えると「僕もおにぎりを2個食べたよ」と言いました。小さな体でよくここまで登ってこられたものです。子供はいつも可愛い、元気が一番です。
 帰りは15分で小沼の駐車場に降りてきました。着いてびっくり今朝は2台しかなかった車が駐車場いっぱいに有るのです。紅葉を見に来た人たちの車です。今日の歩数は13704歩でした。

8:00 小沼駐車場をスタート

小沼は朝日を映して穏やか

8:26 小滝を通過

8:30 おとぎの森

8:53 茶の木畑峠

8:58 ツツジヶ峰の分岐

9:13 親子亀

9:15 東展望台に到着

9:35 銚子の伽藍に到着

9:50 西展望台から見た東展望台

10:07 1442mの牛石山山頂の東屋

牛石山から牛石峠への道

10:15 牛石峠

牛石峠付近から見た荒山

10:23 軽井沢峠

10:30 関東ふれあいの道

10:52 水が前回の1/3の血の池

11:32 長七郎山頂の保育園児たち

12:00 朝は2台だけだった満車のゴール

小沼付近の紅葉

8:11 朝日に輝く沼尻のススキ

おとぎの森途中の紅葉

すっかり葉を落としたおとぎの森の白樺

茶の木畑峠分岐途中の紅葉

茶の木畑峠手前の紅葉

東展望台より南を望む

銚子の伽藍の紅葉

牛石峠を過ぎたところの紅葉

軽井沢峠付近コアジサイの黄葉

関東ふれあいの道の紅葉

血の池付近の紅葉

長七郎山の紅葉1

長七郎山の紅葉2