戦略労務第293号(2017/10)

イントロダクション

 皆さんこんにちは。天候不順というのでしょうか、10月になり寒かったり暑かったりと忙しいですね。ハッピーマンデーとなる前の10月10日「体育の日」は晴れの特異日と言われているように、70パーセント以上の確率で晴れるようです。今年も晴れた地域が多かったようです。「戦略労務」をお送り致します。~毎年10月は年次有給休暇取得促進期間です~

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★厚生年金保険料徴収額を変更してください

 毎年9月分から厚生年金保険料率が変更され、翌10月より適用されます。給与計算ソフトの場合には自動的に対応しますが、直接計算している場合は給与からの差引額を間違いなく変更してください。また、算定基礎届の提出による等級変更についても原則10月からの適用になります。ご対応お願い致します。

★配偶者控除が平成30年分から改正されます

 配偶者控除の見直しは平成30年1月から実施されます。現行制度は、妻の年収が103万円以下であれば夫の所得から38万円を差し引いて税負担を軽減する仕組みですが、この改正により妻の年収要件が引き上げられ、パート主婦が今より長い時間働けるようになります。150万円以下が対象となることで、パート主婦世帯の大半が減税の恩恵を受けられる見通しです。(パートタイマー優遇税制)

 ただ、給与所得控除額が変わるわけではないので扶養控除基準については今までどおりです。また、妻の年収が150万円を超えた場合、急に手取り収入が減るのを防ぐため、150万円超から控除額が徐々に縮小し、201万円6千円を超えるとゼロにする仕組みも導入されます。

 給与所得者本人にも年収制限が設けられ、年収が1,220万円以下の場合には適用され、1,220万円を超えると配偶者控除の適用は受けられません。

 しかし、社会保険上の被扶養者要件である130万円未満に変更はありませんから、扶養のままでいるためには収入を130万円未満に抑えておかなければなりません。103万円というのはあまりにも低すぎましたから「これで良し」とすべきでしょうか。

 なお、特定の者に限っては昨年10月から年収制限が130万円ではなく106万円に変わっています。
 特定の者とは、
 ①勤務先が従業員500人を超える会社であること
 ②勤務時間が週20時間以上であること
 ③1か月の賃金額が88,000円以上(年収見込み106万円以上)
 ④勤務期間1年以上(見込み)であること
 ⑤学生でないこと
 の5つの要件を満たした人です。

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