戦略労務第280号(2016/9)

イントロダクション

 皆さんこんにちは。今年の夏は雨や曇りの日が多く、その影響で35度以上の猛暑日は少なかったようです。そして、台風の発生が少ないと思って油断していたら今回多くの被害をもたらしました。
 秋の虫が賑やかになって家庭菜園での作業が集中する時期ですが、なかなか捗りません。
「戦略労務」第280号を送り致します。今回は施行から1年が経過するストレスチェック制度
です。

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★ストレスチェック制度について

 平成26年6月25日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律により、ストレスチェック及び面接指導の実施等を義務づける制度が創設され、平成27年12月1日に施行されています。

 ストレスチェック制度とは、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団ごとに集計・分析し、職場におけるストレス要因を評価し、職場環境の改善につなげることで、ストレスの要因そのものも低減させるためのものであり、さらにその中で、メンタルヘルス不調のリスクの高い者を早期に発見し、医師による面接指導に繋げることで、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止するものです。(以上は厚生労働省HPから引用)

 産業医を置くべき規模である、50人以上の労働者がいる事業所では、毎年1回のストレスチェックを実施する義務があります。そして、ストレスチェックと面接指導の実施状況を所定の様式により労働基準監督署に報告する義務もあります。検査は定期健康診断と合わせて同時に行う事業所も多いようです。

 昨年12月1日に施行されたので今年11月末で1年が経過しますが、1年に1回という事は11月末までにストレスチェックを行うことが必要です。その後の面接指導と報告はそれ以後で大丈夫です。

 なお、「ストレスチェック実施プログラム」というのが厚生労働省のホームページで無償配布されていますので、50人未満規模の事業所においても、残業時間の多い職場等は利用してみたらいかがでしょうか。意外とストレスがたまっている労働者がいるかも知れません。

★厚生年金保険料率が例年どおり改定されます

 厚生年金保険料率が9月分(10月納付分)から改定されます。健康保険料率とは違い全国一律での改定です。具体的には17.828%だったものが18.182%へと引き上げられます。給与からの徴収額を各人別に確認し、まちがえないようにしてください。

 また、10月は平成28年度算定基礎届の提出によって改定された保険料等級を適用する最初の月となりますのでご確認ください。(等級変更にならない場合もあります)

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