目次
NEC小型卓上パソコンケースに最新CPUインテルi5のパソコンを組み込む
うるさいCPUファンを、静音のファンに取り替える

USB接続のサウンドアンプを自作する
PCケース内臓のサウンドアンプを作る
MP3プレーヤーを車仕様に改造する その.2
MP3プレーヤーを車仕様に改造する
PCI(AGP)カードのロープロファット金具を自作する
ソーラー充電器の作成
マザーボードを直す


NEC小型卓上パソコンケースに最新CPUインテルi5のパソコンを組み込む
NEC卓上サーバーEXPRESS5800(インテルペインティアム4、3GhzのCPU)のケースを使って最新のインテルi5CPUのパソコンを組み込みます。
 このEXPRESS5800はサーバーの部品取り用にオークションで1980円で買ったものです。
たいがいの小型ケースは電源の電力が小さく、電力を多量に消費する最新パワフルCPUには適していません。しかしこのNECケースはサバー用でペインティアム4、3GhzのCPUを使っているので、それなりに使えます。そして一番大きな理由ですが、このケースは普通に販売されているATXマザーボードをそのまま使えるのです。


        

DVDドライブが薄型(ノート用)ですので、SATAのDVD−R8倍速のDVDーR/RWドライブに交換しました。ジャンク品で3400円でした。
正面に付いていた磁気ドライブをはずして、その場所にハードディスクを取り付けます。ネジ穴が狭いので棒ヤスリで少し広げます。

     

磁気ドライブの正面カバーだけ取り外して、PCケースに両面テープで元の場所に取り付けて空きスペースをふさぎます。
        

 もともと付いていたマザーボードを取り外して、新しく4980円で買ったASROCKのマザーとi5のCPUを取り付けます。

   

パワースイッチや電源ランプなどのBIOSピンをマザーに合うようピンの位置を変えてセットして差し込みます。

      

少しでも電力を消費しないように、室内ファンをはずし、CPUクーラーの位置に合わせて、PCケースの側面に空気取り入れ口を作ります。ドリルで穴を開けヤスリで切り口を綺麗にして、480円で売っていたCPUフィルターを取り付けました。
   

電源を入れてみたら、電源ファンがうるさいので静かなファンと交換しようとして電源を開けてみたら、なんと電解コンデンサーが数個パンパンに膨らんでいるではありませんか。さっそく新品に交換しました。これで10年くらいは大丈夫でしょう。

  

i5の薄型パソコンのできあがりです。

       

うるさいCPUファンを、静音のファンに取り替える
CPUに付属していたファンが、チョットうるさい!てことありませんか?
気にしなければ良いのですが、一度気になるとやっかいです。
新品の静音ファンを買い換えれば良いのですが、最近のCPUファンは7cmのものが多く1000円ちょいします。
少し大型の8cmファンを使うと回転数が低いので静音になりますので、今回は価格の安い1個100円特価のファンを使ってみました。通常でも300円台であります。

7cmファンのCPUクーラー部に8cmファンを取り付けるためのアダプターを作ります。

まず、レポートファイル用の軟プラスチック表紙をハサミで10cm角に切り取ります。

          

紙用紙に8cmファンを置き、四辺のネジ穴と型を取ります。
その型の上に45度ずらして7cmファンの四辺のネジ穴と型を取ります。
その型紙を、先ほど切り取った軟プラスチック表紙に貼り付け、切り取ります。
2個のCPUの外枠を結んだ8角形の形に切り取ります。
そしてネジ穴を残して、真ん中をカターナイフなどで丸く切り抜きます。

          


ネジ穴を開けて、ネジで8cmファンを取り付けて固定し、CPUクーラーの7cm用のネジ穴に8cmCPUファンの付いたアダプターをネジで取り付けます。

         

薄型のパソコンケースにインテルi5のCPUだったので、前に比べだいぶ静かになりました。


USB接続のサウンドアンプを自作する

 液晶ディスプレーにスピーカーが付いているのですが、パソコンの音声出力から接続しても、音が小さくてよく聞こえません。
 仕方なくアンプ付きの外部スピーカーをつないで聞いていましたが、スピーカーの電源はつながなくてはならないし、スピ−カーで場所はとるし目障りでした。
 せっかく液晶ディスプレーにスピーカーが付いているのに使わないのも何だし、あまっている部品を使って
USB接続のサウンドアンプを自作してみました。

 
 用意するもの
USBコード  (壊れたUSBマウスから取る)
アンプ     (不要になった外部接続スピーカーから取る。接続コードも取る)
ケース     (適当なサイズのフードトレーや商品パックを使う)

 製作
まず、使わなくなった外部接続スピーカーからアンプとコードを取り出します。

  

今回はIDEコードについていたパックをケースにします。

   

カッターナイフで接続ジャックの穴とスイッチやボリュームやサウンド接続コードとUSBコードを通す穴を開けます。
コードをハンダでくっつけます。USBコードは両外側の赤が+5Vで緑がアース0Vを(機種によっては違うかもしれないのでテスターで確認してください)電源接続部に配線します。9V用ですがUSBの5Vでも十分機能します。これでUSBからアンプの電源を取ります。
 裏蓋は紙製だったので、フードパックを適当に切て、ホッチキスで止めました。
 実際にパソコンの音声ジャックに接続コードをつなぎ、アンプの出力ジャックに
液晶ディスプレーの音声コードをつないでUSBに挿したら立派に使えました。床置きパソコンの上に置いて使っています。小さいのでケースの中に入れてもよかったかも。

 

PCケース内臓のサウンドアンプを作る

上記のUSB接続外部アンプとは別に、もう一台パソコンケースに内臓できるサウンドアンプを作りました。
アンプのプリント基板の電極がパソコンケースに接触しないように、プラスチックのフードトレーなどを切ってアンプを収納する箱を作ります。



 電源はパソコンの中の余っている4ピン電源から、増設コードを取り付けて、12Vをアンプに取り付けます。

 

音声入力ジャックをパソコンのマザーボードに付いている音声出力ピンに差込み、外部からのスピーカー入力ジャックをアンプに差し込みます。これでできあがりです。マザーボードに音声出力ピンがない場合はパソコン裏面にある音声出力ジャックに入力ジャックを差し込みます。

 

MP3プレーヤーを車仕様に改造する
その.2
今回は壊れたソーラーガーデンライトと
不要になった携帯のバッテリーを使って
半永久的に使えるバッテリーを試作しました。



庭で使っていた太陽電池のソーラーガーデンライトが1年ほどすると光らなくなってしまいました。中に使われている充電地が劣化したからで、充電池を新品に交換すれば直るはずですが、値段が高かったりハンダずけしなければならなかったりで、ほったらかしになっていました。

今回その太陽電池と、使わなくなった携帯電話のバッテリーとを組み合わせて、半永久的に自動充電するバッテリーを作ってみました。



太陽電池をライトから取り外します。接着剤で貼り付けてあるので、周りのプラスチックをニッパやハサミで切り取って取り出します。1枚が1.5ボルトぐらいなので2枚用意して直列(1.5V+1.5V=3V)につなぎます(できれば3枚4.5V)。今回ライトが同じものではないので、太陽電池の大きさが違いますが、出力はほぼ同じ1.5Vなので、一緒にして使います。



ライトの部品の中にダイオード(整流器)があるので、充電逆流防止用に使うために抜き取ります。



それを直列につないだ太陽電池(1.5V+1.5V=3V)の片側にダイオードを取り付けます。ダイオードの+-の極性を間違えないようにしてください。夜間に太陽電池が発電しない時に、バッテリーから、太陽電池に電流が流れないように極性を決めて取り付けます。



プラスチックの板に両面テープで太陽電池を貼り付けます。



MP3プレイヤーに取り付ける電源ジャックを、使わなくなった部品などから探して取り付けます。今回はIBMのLANカードについているジャックを使います。





携帯電話のバッテリーにハンダで、太陽電池のコードとMP3プレイヤーへのコードを直接じか付けします。







MP3プレイヤーに取り付けた電源ジャック(端子)



全体図です。これを車に積んで、ただいま使用中です。
晴天の日中(日光があたっていれば)はずっと使えます。
夜になると3時間ぐらいはバッテリーで使えます。

ちなみに、先日日本橋(大阪)でMP3プレイヤーを500円で買ったので、それに取り付けてみようと思います。





両側の+ネジをはずし中身を反対側に押し出すと、取り出せる。
バッテリー部分に電源コードをハンダゴテで接続する。



反対側に切り込みをつけてそのコードを通して、電源差込みジャックに接続する。
それをボンド(接着剤)でボディーの裏側(隙間)に付ける。

  
これでできあがり。



車のダッシュボードに太陽電池を貼り付けて、このように使っています。



MP3プレーヤーを車仕様に改造する





小型MP3プレイヤーを1600円ほどで購入した。
パッケージの説明には「USB充電で最長2時間使用できます」と書かれていた。
しかし、FMミッターに接続して車で聞いていたが、最初のうちは1時間少々聞けたが、
数ヶ月するとフル充電しても使用可能時間がだんだん短くなってしまい、
最後には30分も持たなくなってしまった。
ドライブ中に音楽が突然ブッツと切れてしまうのだ。
お気に入りの曲であればガッカリである。


車から電源を供給して、途中で切れないように改造しよう!と思いついた。

まず試みたのが、USBにさして充電するのだから車の電源(シュガレットライター)に
USB電源変換機を取り付けてみた。

しかしこのプレーヤーは充電中は動かない設定になっていて、残念ながら音楽が聴けない。
しかたないので別の方法を試みることにした。

MP3プレイヤーを開けてみよう。
幸いに透明ケースなので外から見て、四隅に爪がありそこで上フタと底フタとが接着されているがわかった。
マイナスドライバーを少しづつ突っ込んで隙間を広げ、ケースを開けた。
中の充電池を見てみると、3V(ボルト)と書かれている。
これなら、携帯の車用充電器が3.6Vなのでちょうど使えそうだ。

問題は、充電器とMP3プレイヤーとどのように接続するかだ!
MP3プレイヤーを簡単に繋いだりはずしたりできないといけない。
持ち運びするのに、できるだけかさばらないようにしたい。

それで思いついたのが、要らなくなったパソコンのマザーボードについている音声外部4ピン入力端子だ。
これなら厚みがないので、小さなMP3にも着ける事ができる。
さっそくマザーボードから4ピン入力端子をハンダゴデで取り外して
MP3プリヤーのケースに小さな穴を2箇所開けて、バッテリーと4ピン入力端子を透明ボンドでくっつけた。



そして携帯の車用充電器と4ピンコードを接続してみた。
うまく動いてくれたが、車のエンジンの雑音をひろってしまうので
間に2000
μF(何マイクロでも良いと思う)の電解コンデンサーをつなぐと雑音が軽減された。





これで何時間でも切れることのない車からの電源が使えるようになった。
もちろん車でない時でもMP3単体で使えるので便利になった。
めでたしめでたし。一件落着。




PCI(AGP)カードの
ロープロファット金具を自作する


会社で使っているパソコン「Dell」の動画がうまく再生できない。
内蔵のグラフィックチップがIntelのもので性能に無理があるようだ。
そこで手持ちのAGPグラフィックカードを使うことにした。



しかし、このAGPカードには、背の低いロープロファト金具な付いていなかった。
そこで、パソコンの取り付け場所に挿してあった、ロープロファット用カバーをはずし
それを使って、ロープロファット金具を自作することにした。



まず取付金具をはずします。



パソコンに付いていた金具を下に合わせてマジックで穴を開ける位置を書き込みます。




電気ドリルで穴を開け、ニッパで切り取ります。



AGPカードの余分な出っ張り部品を取り除きします。



ロープロファットカードの出来あがりです。



パソコンの本体にこのように取り付けました。
だいぶ動画の再生がスムーズになりました。

ソーラー充電器の作成


単四電池のMP3プレイヤーを買いました。

 

車にFMミッターをつないで聞いていましたが、
電池の減りが早くてしょっちゅう電池交換をしなければなりませんでした。



子供のガラクタをかたずけていた時、小学4年生の理科の教材である、太陽電池が2個出てきました。
また、ミニ四駆カーなどで使っていた充電式乾電池もありました。



さっそくそれを使ってソーラー充電器を作ってみました。


子供の使っていたプラスチクの黒い下敷きを切り、その上に2枚のソーラーパネルを両面テープで固定しました。



さらに、単四電池ソケットを買ってきて両面テープで固定しました。



ソーラーパネルは出力電圧が1.4Vなので電池より少し低いし、曇りなどの日にはさらに電圧が落ちるので、
ソーラーパネルどうしを直列配線し、電圧を上げて電池ホルダーにつなぎました。


車のボンネットの上に両面テープで固定しておくと、天気が良いと半日でフル充電してくれます。

しかし電池をソケットに入れっぱなしにしておくと、夜になると逆に充電された電池の方から、
発電しなくなったソーラーパネルに逆流放電してしまって、朝になるとなくなってしまいます。

それで、電池の逆流を防ぐために、ダイオードを(不要になったマザーボードなどから抜き取って)
ソーラーパレルと電池ソケットの間に取り付けました。

また、車のボンネットのソーラーパネルがフロントガラスに反射して気になるので、
黒い下敷きで余分な部分を覆い隠すカバーを作りました。




マザーボードを直す

 

 パソコンショップでAOpenのマザーボードAK77Plusが
ジャンク品で300円で売られていたのでつい買ってしまいました。
 新品だと1万円以上で売られているものが、
300円という値段から判断して、BIOSが飛んだか、
パーツの故障などで、まともに使用できなくなった
マザーボードのようです。

 ちなみに、そのまま使用できるマザーボードなら中古品として数千円で売られています)
案の定、電源を接続しても、FANは回るのですが、
全く機動しません。
 さてさて、マザーボードをよく見ながら調べてみると、
6.3V1,000μFの電解コンデンサーがパンク(壊れて)しています。
電圧がかかりすぎたのかコンデンサーか劣化したのか分かりませんが
コンデンサーが膨れて、中には液漏れしている物もあります。

たいがいの場合、中国製のコンデンサーなので、劣化が原因でしょう。
 日本製のものは、品質管理がしっかりしているので、
パンクすることはめったにありません。しかし値段が倍はするので、
安価な中国製が最近よく使われているのです。
もちろん中国製もだんだんと品質がよくなってきていますが・・。

膨らんで壊れているコンデンサーが4個見つかりました。

っそく新品と交換です。
パーツショップで1個40円ほどで
買ってきました。
1個づつ半田ゴテでていねいに
取り除きます


右は、取り除いた
パンクして膨らんだコンデンサー。

新しいコンデンサーを取り付けます。
パソコンケースにセットします。
ジャンパ・ピンの設定をします。
どのマザーボードにもたいてい
BIOSの設定をクリア(初期状態に戻す)
ジャンパピンと
CPUの動作クロック(運転速度を)設定する
ジャンパピンがあるはずです。

中央の黄色いピンがそうです。
電源を入れてみると、今度はきちりとウインドウズが
立ち上がりました。
これで、また1台パソコンが出来上がりました。

  制作費
マザーボード・300円
CPU・AMDデュロン700が980円
メモリー・DDR128Mが1000円
ケース・ヤフーオークションで
フロッピーディスクドライブが付いて100円で落札。
(下の画像)
その他CDROMドライブやハードディスクは家で
余っていた物を使用。
合計2380円。

 出来上がったパソコンは、
現在こ
のようになっています。


PS、しかし家のものによく言われます、
そんないパソコンがあって何に使うの?

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