火災警報機の非常用(停電時)バッテリーを作る。
取り付けてから20年ほどたった火災警報機に「異常」という赤ランプがついた。
警報機の中を開けてみると、中に非常用(停電時)バッテリーが付いていたが、それが使えなくなっていた。
松下電器製のニッケルカドニュウム蓄電池24V1.2A(許容放電電力3.6A)とあるのでテスターなどで調べてみたら電圧は24Vあるのだが電流がほとんど弱っていて、警報機本体から常時24Vの電気が流されているのだが、まったく充電できていない。蓄電池の寿命が終わっているのだ。
ネットで蓄電池の復活方法を調べてみたら、「冷凍ショック復活」という方法があったので、水滴が入らぬようラップに包んで-28℃の冷凍庫でまる1日冷凍し、翌日外に出して1日かけて常温に戻し、再度警報機にセットしてみたが治らなかった。
それで、新品を買おうとインターネットで調べてみた。
電流量の多いものほど価格が高いが、松下純正品で6万円ほど、他社の安いもので2〜3万円はする。
この蓄電池を調べてみると1.2Vのニッケルカドニュウム電池が20個つながれている。
そこで100円ショップのニッケル水素電池を20個と10個用電池ホルダーを2個でこの非常用(停電時)バッテリーを作ってみた。
10個用電池ホルダー2個を両面テープでくっつけてハンダで配線し、差し込みプラグはパソコン電源のATAハードディスク電源プラグをニッパで半分に切り取って代用した。
それを警報機に取り付けたら正常に動作した。
ニッケル水素電池108円X20個で2160円と電池ホルダー270円が2個で540円の合計2430円で出来上がった。新品を買う10分の1で済んだ。
ニッケル水素電池の寿命が5年ほどだが、最初に付いていたニッケルカドニウム電池でも6年ほどで寿命はそれほど変わらない。この警報器の場合、停電などの非常時の時だけなので通常より長い期間使えるようだ。また警報器本体から常時24Vの電気が補充(充電)されているので長く使えるのだろう。
とりあえずこのまま使ったみることにします。
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