汀
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水面に映った月が 風に戸惑いまだ揺れてる
あともう少し変わってくれれば 変わり過ぎて見過ごせる 笑い声は狂気 華を生むは泣き声 こらえよオヒメサマ 澄んでても嬌声 福音を受けた王様 お城に一人 我に返る 僅かな光の量加減で 愛しい人を見失う 笑い声は狂気 華を生むは泣き声 染色された先 美しくも嬌声 |
どっちが 空での アイツを 見てる? |
水面に映った月が 風に戸惑いまた揺れてる
閉じたトビラ閉ざされたトビラ あなたに生まれ消される 糸で鳥を縛った時計 この瞬間よ 浮き足で大空へ羽ばたけ 思い通りの生き物 増し過ぎた愛に 染まり出す 狂い咲きに |
どっちが 薄くて 揺れてる その細い指で乱しながら 空での アイツを 見てる…… |
どっちが 空での アイツを 見てる? 空での アイツを 見てる…… どっちが 月って 言葉を 知ってる? |
今回は記念Hitリクで、久方ぶりに共犯者A・阿部明日香(海月)の依頼もの。名前ややこしい。
「”水面に映った月”のイメージで、前後が全然繋がらない意味不明な単語の羅列みたいのに」 Aより曲を貰い、↑との注文。 そんなAからのコメントは以下のとおり。 --------------------------------------------- この詩、社氏には「水面に映った月って感じで書いて〜」とだけ言って頼んだんですが、 この「水面に映った月」って言うのは 「月は、手も届かぬ物だけど、こうやって水に映してみると、簡単に手に入る錯覚を受けるな」 という、友人に貸してもらった某歴史漫画のセリフの1つをイメージしてたんですよね、自分は。 でも社氏にはそこまで詳しく「こーゆーイメージだ」って伝えてなかったはずなのに ……なぜわかった!俺の心のうちを……!! --------------------------------------------- いや、知らん(笑)。 ……わたしゃ、一休さんのとんちのイメージでしたが。 あぁでも、あれも歴史だし、同じ光景ではあるか。 今回は、その「錯覚」部分を割と強調した仕上がり。 意味不明な言語羅列な分、逆らいたくなった私が隠味を満載。裏役「太陽」見つけたら正解。 |