ULTERIOR UTOPIA −裏理想箱庭−


こんなにも悲劇がてんこ盛りなのに 何故だかちっとも涙が出てこないや
案外僕はノーテンキなのかなぁ? 思いだし笑いはいつだって楽しい

何も変わらないような3年間 君のことだって最初から好きだった
わざわざ信じてと自分から言わなきゃ 裏切ることにはならなかったかもね

幸せのようなものがある 僕は特別不幸じゃない
君の記憶の片隅にさ 居座ること 今 決めたから

サクラサクラサクラ 夢現つで 今なら言えるかもしれないね
もしも時間を戻せたのなら おねがいを嘲る声がほどく
手にしたつもりの大事な人が そうじゃなくなるだけさやめときな



昔は時間もキレイに撮れたんだよ じゃああの子も撮れたかななんて思ったり
あの子はもう変わらない 変わるとしたら あの子を写す僕の思い出が変わる

桜と混じる陽が眩しくて まるで笑ってるみたいでしょう?
”悲しいことは半分になる” その気だったら さぁ 受け取って

サクラサクラサクラ 風にもたれる どうか誇らせてくれませんかと
はばたく君を見るために僕は 背負ってきた羽根を降ろすと決めた
すごく嫌でしょ? 知っててやるんだ わからなきゃやさしく嘘つくさ



桜と混じる陽が眩しくて まるで笑ってるみたいでしょう?
お元気ですか? 健康ですよ 心配事も程良い量さ

サクラサクラサクラ 風にもたれる どうか誇らせてくれませんかと
はばたく君を見るために僕は 背負ってきた羽根を降ろすと決めた
すごく嫌でしょ? 知っててやるんだ 君が思い出になっちゃう前に
もしも時間を戻せたのなら おねがいを嘲る声がほどく
手にしたつもりの大事な人が そうじゃなくなるだけさやめときな


 
 一応テーマが確か……精神的な意味での別れ、とかそんなん。
 自分の君がいたとして、君の君が自分とは限らない。
 そしてそれが、必ずしも不幸とは限らない。もっと曖昧。
 だから曖昧な幸福を望んだ「裏理想の箱庭」……いや、何となく(笑)