MIND SEARCH(一生分のナイショ話)




ヒミツだよ
私がキミをどう思っているのか

キミの声を聴いているだけで 何か嬉しい
弾む会話に 躍動的な甘い安堵

未だに電話のベルにどきっとする
キラキラ眩しくって……キミはすごく惹きつけてくる
幸せ 幸せ 嬉しいに決まってる

キミの無意識で緻密な会話パターンも
いろんなコト気づいちゃう自分も嫌いじゃない

それはウソじゃないんだよ

小さな指のクセとか覚えてる

”自分”がわからなくなりそうだったとき
つまらない満足な単語を吐かせてくれた
助かったよ 嬉しかったよ 救われたよ ありがとうね 幸せ

私を好きと思っちゃってたキミが好き
私を好きと思っちゃってるキミが好き

私をこんな気持ちに出来るのは君だけ
知らなかった私を知った
私は幸せだね

これはホント

キミはちゃんとかっこいいよ 時々
心配しなくていいよ
そういうことじゃないから

やだなぁ
こんなヤリトリも アリだよ
何回も何回も 形作って行くんだから

だからヒミツ

私はこれからもキミが好き

私の一番気になる人

だからヒミツ

私がキミを────────ってことは

だってこれは復讐だから

だってキミは愛すべき人なんでしょ?



おじゃる殿に捧げた
 
 「初恋」に次ぐ、2回目のリクエストは「ヒ・ミ・ツ」。
 間に「・」が混入することによる、色恋めいて可愛らしい脅迫概念。
 「ヒミツだよ、キミが好きv」ぐらいは要求されている。
 
 「ヒミツ」だとも「キミが好き」だとも言った。
 じゃあいいよな。
 
 全くの好対照に取れないこともない。
 取ってもいい。得るものはさしてないと思われる。
 
 リスクエスト者の意向は汲むが希望は汲まない主義(2回目)。