ねぇ例えばさ 叫んだときに
誰か必ず助けてくれるなら
君は旅になんか出なかったの?
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いつまで考えれば気がすむんだい?
何か待ち続けてたい?
きっと聞こえてないんだから
ほら 上を向いてみたら?
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ほら僕を呼んでる ちゃんと教えて?
きちんと声を出さなかったら
ちゃんと泣いてあげなかったら
身体は忘れるから 流れは止まるから
おしまい・・・・・・甘えてたんだよね?
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流れは止まらないわ
止めてしまうのはあなたの時間
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”助けて 助けて 助けて 助けて”
止まらない声 終わらない声
石化しながら泣く君に 僕は何が出来たんだろうね?
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石だって変わらないわけじゃないでしょ
ねぇ、考えすぎはよくないよ
耳に聴こえるはずのメロディがあるんだよ
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”助けて 助けて 助けて”
君が泣いてる 行かなくちゃ 君を助けるのは僕がいいんだろう?
……何か聴こえた? ううん、気のせい
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耳を塞ぐとは愚かなこと
望みは欲望へとかわるのみ
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手を取って 側につないで 微笑みかけて
ずっといるから平気だよ?
次の瞬間 君は消えた
ああそうか……
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カイホウ?
ウシナウコト?
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止まってたのは僕 石化したのは僕
声を忘れたのは僕だったんだ
寂しいから君を動けないようにして
君に投げかけたキツイ言葉たちは 自分への裏返し
臆病な僕の言い訳奪って 流れが始まる
風が……動き出す
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それがわかったんなら合格にしといてやるよ
でもなぁ、考えて動くものばっかりじゃないぜ?
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軽い足 靡く髪 ……そうだね
風は背中を押してくれる
だけど 道は教えてくれない
君が僕を縛った(んじゃない 僕が君を縛った(んだ
思い出したんだ 僕が……
僕が君に会いたいから 歩いてたんだ
あの日踊る風の中に見えた道を
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