ye yea 〜ある桜守の唄〜


色あふれる季節でなく 暗い色の中その儚さ
迷いながらそれと知らず 大地に口づけやがて消える

自分の他に同族だれもない この地でお前は手を広げる
わずか色づき咲き誇れ 白より花へひとときの進化うたげ

生き延び続けまだ強く それでも時折振り返るのだろう
孤独の中美しくも ……オレは永遠にこのまま巡るのか……?

まだ愛すもののない花よ 誰とも違う色を纏い
永遠のつらさを知りながら 何故美しく在り続ける?



お前の上にじきに注ぐ 今年最初の空の結晶
あのひとを愛し約束に 縛られ天に舞い戻る雪

生き延び続けまだ強く それでも時折振り返るのだろう
つなぐ約束などなくとも ……オレはどれだけ自由だというのか……?

この色をお前にと笑った 授かりしこの色は誇り
あの女を恋い舞う雪のよに オレはあなたをわびてまた咲く



オレは永遠に強いのか オレは永遠に孤独なのか
その答えをお前自身で 冬の桜よ 咲かすがいい

この色をお前にと笑った 授かりしこの色は誇り
あぁ高い空のそのまだ先 あなたの歌はまだ聴こえる
あぁ高い空のそのまだ先 あなたの歌はまだ聴こえる


 
 えーと……なんで、書いたんだっけ?(笑)
 ああ、自作小説の番外編を書くためのテーマソングにと思い……そして小説が没ったんだ。
 
 自分を作った全能の初代神に恋焦がれる、永遠に四季関係なく咲く桜の歌。
 「winter,again」が流行った時代……時代だなぁ(笑)。ちょっとグレイごっこ。