桜梅桃李
「おうばいとうり」と読みます。
私の好きなことばです。
ほどなくして 桜花爛漫の季節がやってきます。
桜、梅、桃、李(すもも)とそれぞれの花が、その特性を発揮して、
見事に咲き薫ります。
同じように私たちも各々が ありのままの姿で、
人生を咲かせ、実を結ぶことができるということを、
仏法では「桜梅桃李」にたとえて 説いています。
桜は 桜らしく
梅は 梅らしく
桃は 桃らしく
李は 李らしく。。。
自分に自信がなくなったときは つい人と比べ意味も無く、羨んでしまいがち。
ナーバスになった時 「自分は大して意味をもたない存在なんじゃないか」
と思ってしまうことも。。。
だれにでも 良いところもあれば、短所もあります。
自分にしかない良さがあるんだから、それを咲かせ発揮してみたら
ステキな生き方ができるんじゃないかな。
だれ一人として この世に存在価値のない人なんてなく、
どんな人にも その人にしかできないことってあると思うのです。
お互いにたたえあい、磨きあいながら、今いるこの場所で
それぞれの立場で輝いていきたいものですよね。
このことばを思い出すたびに、
「自分は 自分らしくでいいんだ」と、勇気や希望がわいてくるのです。。