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■仕掛け編−ライン強度■



cj要旨
ラインは常に点検し、早めに取り替える事が大事です



ライン強度を
強くする

ライン(道糸又はハリス)の結び方は、釣の成果を左右するので十分にマスターしたいと考えています。たとえば、車の運転と同じように、無意識に作れるようになるのが理想です。

ハリ及びサルカンの結び方で一番大事な事は、結束を締める時、必ず結び目を「口の中の唾液」で湿らせて締め上げることです。

1.第一の理由
ライン切れの原因は、接続点で発生する熱により、強度が落ちて切れているケースが多いと考えています。
これは、唾液を付けた場合と、付けない場合について、何回も実験してみた結果、付けない場合は切れやすい事が判明しました。

2.第二の理由
結束したラインが魚の引きで締っていくような結びは、切れやすいと考えられます。
これは、ラインが伸びて細くなる事、及びラインが伸びる時、熱が発生して、切れるのではないかと想定しています。

以上から、ラインの結束方法を選ぶのは、熱の発生が少ない結束方法を選び、自分が得意とする結び方を完全にマスターする事が大事と思います。
私の場合は、「8の字チワワ結び」を使用しています。
この結びは、一度結束すると、ラインの引きに対しても、結束部分が締っていかない事から、熱が発生せず、これまでライン切れは少なかったと思います。


ライン切れの
原因と対策

せっかくメジナを掛けたのに、ライン切れで逃がしてしまった。となれば、悔しいばかりです。
掛けたメジナを確実に取り込むためにも、ライン切れの原因と対策を検討してみたいと思います。


1.張りのチモトから切れている時
この時は、ハリのチモトを一投する毎によく点検し、ささくれがある時は、必ず結び替える事で防止できます。

2.ハリスの途中部分で切れている時
ハリスが岩礁に当たり切れた事が考えられます。
メジナが岩礁に入る前に浮かせることが大事です。
そのためには、出来るだけ、竿を立てずに海面と平行になるように操作して、メジナとやり取りします。
そうすると、魚が横になるためメジナの力が弱くなって、瀬切れ防止に効果があると思います。


3.道糸とハリス部分で切れている時
「8の字結び」で確実に結束しておけば、切れる事は少ないと思います。
ハリスと道糸の太さが大きく違う時はサルカンを使用して結束しないと結束強度は落ちると考えています。


ハリス切れ
防止方法

ハリス切れを防止するには、以下の2点に注意すれば可能です。
  1. ラインを良く点検し、ささくれがある時はすぐ取り替える。
  2. 竿の弾力を最大限に利用して、海面と平行に竿を操作して、メジナを寝せる事により瀬切れの発生を少なくする。





ハリスの強度はメーカ表示されていますが、だいたいの目安はハリスの号数×2倍すれば良い
これから考えると、ハリス2号でも十分な強さを確保出来ると思います。
この事から、ハリスの結束を確実にすれば細ハリスでも十分強いと考えられます。


ハリスの太さ 静荷重
1.5号 1.5×2=3Kg±α
2.0号 2.0×2=4Kg±α
2.5号 2.5×2=5Kg±α
3.0号 3.0×2=6Kg±α



仕掛け編終わり