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■総論編−魚の取り込み方法■



要旨bn
竿の弾力を最大限に利用して、魚とのやり取りを楽しみます。


メジナ釣り
の楽しみ
メジナ釣りで最高の楽しさは、メジナとのやり取りを楽しみ、やっとの思いで取り込んだ時です。
メジナは、掛けた後から取り込みの、最後の最後まで何度も抵抗します。
釣り人が、真冬の厳寒期にかかわらず、釣りをするのは、このメジナの引きの強さに負けずに釣り上げた思い出が、忘れら
れないからと思います。

メジナは大きくなればなるほど、引きは強くなります。
30cmクラスであれば、楽に釣り上げても、40cmを超えると
簡単には釣れません、数は少なくなるし、掛けた後もバラシ
が多くなります。

メジナを掛けた後、とてつもないメジナの引きに勝てなくて、
ハリスから切られることもあります。

メジナの姿をを見ないうちに逃がす事もあります。
逃がした思い出は、いつまでも忘れられないものです。
次に、メジナを掛けた後、逃がさないにはどうすればよいかについて考えてみたいと思います。

掛ける時
の注意点
大物メジナを掛ける時の注意点は次の通りです。
  1. 大物はいつ釣れるか解りませんので、掛けた時の事を考えて、常に準備しておく事が大事です。
  2. 一回一回エサを付ける毎に道糸とハリスを点検する事、特にハリスのザラザラを発見した時は、すぐ取り替える事です。どんなに強いハリスでもキズが有れば魚の引きで一瞬のうちに切断されます。
  3. 海が荒れている時、及び潮の流れが速い時は、ハリスもワンランク太いものを使用したほうが有利です。
  4. 早朝や日暮れ前には、大物のかかる確率が高くなります。海の中も暗くなり、ハリスの太さも食いに影響を与えなくなりますので、ハリスも太めにして、大物とのやり取りに備えることが大事です。
掛けた後の
取り込み方法

メジナを掛けた後の取り込み方法は次の通りです。
  1. メジナを掛けた後、竿を上に立てれば、メジナは下に潜ります。
  2. メジナは竿を操作する方向とまったく逆の方向に逃げようとしますので、出来る限り竿は立てないことです。メジナを浮かせるためには、竿を出来る限り海面と水平になるように操作します。
  3. メジナに力を出させないようにするには、メジナを横に寝せる事です。横になったメジナは、力が出ないので、楽に浮かせる事が出来ます。 この時道糸はゆるめてはいけません。最後まで横に寝せた状態でメジナを寄せる事が大事です。
  4. 取り込みは出来るだけシモリが少ない所を選んでおく事です。最後にメジナが反転して一瞬にして切られる事が多いからです。
  5. 最後に、竿の弾力を十分に利用する事です。竿の反発力を信じて、最大限に利用するのが大事と思います。竿尻を魚に向ける気持ちで竿は操作するように心がける事が大事です。