ピックアップ★WORDS ... 99/3〜6 ...
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     ★ 端緒ったり、加工したり、間違えてたり..miu責任  ●
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◯人生の成功法則(逢沢明:大和書房:98/11)...99/3/2

・ゲーム理論は行動科学。
・未来社会の新しいルールや原則が込められていて、単に勝つためでなく、どんな相
 手にも思いやりがもて、発想の源になっている。

・ゲームの醍醐味は逆転にある。日本はまれにみる逆転型社会。
・日本の総理大臣は、(諸外国と違い)たまたまの巡り合わせで選ばれる。
バンドワゴン(楽隊車)効果;ひとたび優勢になった側が、皆に明かになってくる
 と、誰もがその後についてくる。集団主義的なコミュニティでは、流れに乗ろうと
 する人が多い。
・発想の転換により、新しい考え方をえて逆転すべし。
・ゼロサム社会で、負け組になりそうな人たち(約半数いる!)は新しいプランに反
 対する。賛成組よりずっと激しく。
・日本人は、逆転を好む民族性。ゼロサム社会を生き抜くのに適している。

・社内の昇格人事も運。決定者が誰かは、直接的には本人の実力とは関係ない。
・運にはかたよりがある。平等でない。
デタラメさは、人間の常識と異なっている。0や1は均等にあらわれない。
・日本の人口は2の27乗。0(不運)、1(幸運)の乱数データであらわしたら、
 もっとも運のいい人は1(幸運)が27回(場面)つづく。
・世の中は、幸運な人と不幸な人に極端に分かれる。(逆正弦法則);可もなく不可
 もなくという人が最も少ない。
【強運の3原則】
 ・けっして勝負から降りるべからず。(ゲームに参加しつづけるため手元に何か残
  しつづけよ)
 ・ただの一度のチャンスをつかむため、自分の才能を磨き続けよ。
 ・見返りを期待せず、他人の幸運にはあまねく貢献し続けよ。

・スターになる方法;前回に出た目の側に毎回、賭け続ける。確率はつねに1/2だ
 が、100回もプレイをしていると例えば表が6回ほどつづく場面がでてくる。
・競馬は、オッズの示す分布を反映した確率で馬券をかってみる。
・ジンクスは自己規制(暗示)の効果が大。ジンクスにより日常の態度を改め、自分
 の欠点を見つめ直す。
バタフライ効果;日常的にどんな行動をとろうとも、それが確かに未来に対してな
 んらかの影響を与えていて、そかもその影響は、自分で考えているよりずっと大きい。

・相手を知り、自分を知り、世界を知る。
味方だということを最初にわかってもらう
・多様なプレイを仕掛けることが重要。
・短期的な投資はゼロサム、プロには勝てない。素人は、中長期的に企業の成長力を
 買う。例えば、環境、高齢化福祉、情報等
・閑散期、例えばお盆のころの参加者の少ないころが多少は安く買える。
ミニマックス戦略;ギャンブル的な株式市場では、もうけをできるだけ大きくする
 ことよりも、損失をできるだけ少なくすることを重視すべき。
・ポートフォリオに注目。必ず3分割以上にすること

囚人のジレンマ。「ナッシュの解」はおかしいか?合理性の謎
・ノイマンは、非線形編微分方程式に関連して、人知による数学が、物理現象という
 自然界にまだまだ及びもつかないことを指摘。
・「しっぺ返し」戦略
・10人の会議では2人が決定権を握る。
・実践によってのみ未来は開ける。
 



△心の時代(さだまさし:サンマーク出版社:98/10) ...99/3/7

・人生を肯定的に生きる人ならば「思い出」は”美しく成長する”ものだということ
 を知っている。
 そう、「思い出」は成長するのだ。
 もちろん振り返ることばかりが正しいわけではない。ただ、振り返ったとき、自分
 の足跡に花が咲いていたら、次の一歩のためにどれほど勇気づけられるだろう。
 過去はそこから明日を学ぶためにある。
 だから「思い出」は成長するのだ。

・人を好きになるって、どこが素晴しいかっていうと、「こころ」が元気になるから
 なんだ。元気になる恋をするんですよ。
 そうして 大切に、大切に.....。
 二度と戻らない「こころ」をね。



◯未来組織のリーダー
(Frances Hesselbein,Marshall Goldsmith,Richard Beckhard/田代正美訳:ダイヤモンド社:98/7) ...99/3/9
-THE LEADER OF THE FUTURE
  New Vosions,Strategies,and Practices for the Next Era

・リーダーシップとは、学びとるべきものであり、学びとることのできるものである。

・一流のリーダーが認識していたこと
 ・ついてくる者がいて初めてリーダーたりうる。
 ・付き従う者が正しいことを行ってこそリーダー。リーダーシップとは人気ではな
  い。結果をだすこと。
 ・目立たざるをえない存在。模範とならざるをえない。
 ・地位や特権、肩書きや財力ではない。それは責任

・一流のリーダーに共通する仕事の仕方
 ・「何をしたいか」でなく「何をしなければならないか」からスタート。
 ・「自分には何ができるか、何を行うべきか」を考え、ニーズとともに自分の強み
  や得意とするものとの適合性を考える。
 ・つねに「組織の使命と目的は何か」「この組織が成果とすべきものは何か」を考
  える。
 ・部下の多様性を受け入れ、自分のコピーなどは求めない。「この人物が好きか嫌
  いか」など考えず、仕事の成果、水準、質については鬼のように厳格。
 ・部下の強みを恐れず、そのことをわがことのように喜ぶ。「自分よりも優れた者
  とともに働いた者、ここに眠る(カーネギー)」
 ・「鏡に自分を映す」自己点検。自分の理想とする、尊敬する、信奉する人間に近
  いかどうかを自問。

・一流のリーダーは、実に多くの仕事について権限を委譲する。そうしなければ雑事
 に埋もれてしまう。しかし彼等は、自分にしかできないこと、重要なこと、他の模
 範となること、長く影響の残ることについては、人任せにしない。自らが行う。
...以上、ドラッカ-の序文より



△SOHO仕事術-ネットワーク黄金時代の新しいビジネススタイル
 (伊藤友八郎+佐々木直彦:PHP研究所:96/8)...99/3/30

・組織を離れて、自分を棚卸する
 1.自己資金;運転資金
 2.保有資産;いざというときの担保
 3.人脈系統;ネットワーク信頼度、発展性、対外的信用力、マイナス人脈
 4.学歴・学閥;仕事に生かせるか
 5.職業経歴;職歴&ノウハウ、評価
 6.専門的能力;公的資格、ハイテク対応能力、PC、外国語、ナレッジ
 7.メンター;指導的応援者や協力者、親族、
 8.立地条件;事業拠点、家族の協力
・計画「コイビト」
 +コアコンセプト(自分のよりどころ) +イミ((経済、社会、生理、哲学・美学)
 +ビジョン(将来こうなりたい) +トキメキ
・自分のプロフィールを用意する
 +自分自身を確認するための最高のツール、5年後のプロフィールも考えてみる
 +出会いを演出する
 1.生年月日 2.学歴 3.学校〜今に至る職歴 4.今の仕事テーマ、得意、活動内容
 5.カタチになっている論著、受賞歴、仕事実績 6.プライベート情報「一言」
・SOHO立ち上げの基本手順
 1.自分のやりたいことの確認 2.試しにやってみて感触をつかむ 
 3.自信をつけて次の一歩へ  4.立ち上がりの際の仕事を確保する
どんな仕事にも波はある、不安定
・仕事がとれるかどうか、形態はあとで考えてもいい
 +社会的評価・取引の信頼性 -開業資金の集めやすさ -自己責任の範囲
  -開業手続きの費用 -税負担の割合
・理想は大切だが資金計画がポイント
 +B/S資産の部;早くお金になる順番で並んでいる(流動;1年以内に資金化)
 +B/S負債の部;早く支払われる順番で並んでいる(資本金;支払わなくていい)
  -流動負債に対し流動資産が1.5倍前後あるよう資金計画を立てれば、資金繰ラク
・創業支援融資など公的金融制度を利用する
ネットワークの業務提携なら資金なしでもできる


◎CRM(村山/三谷+CRM統合チーム:東洋経済新報社:99/1) ...99/3/30

 -顧客はそこにいる。逃げも隠れもするが確かにそこにいる
   -Customer Relationship Management、個客中心主義Customer Cnetoric

・儲かる顧客ともうからない顧客がいる。
・多様化ニーズの中にも、その集約方法で儲けさせてくれる顧客ニーズが存在する。
・顧客に商品・サービスを提供することは、顧客との関係の始まり。
 -その関係が深まればそれをテコに顧客の周りに発生する様々な需要を取り込める。
 ;クロスセリング、アップセリング(買替え)、節目需要、アフターマーケット、紹介利益・学習利益

・顧客関係性の進化
 1.「配給」;単一ニーズ;良いものを作って与える;少品種大量生産
 2.「販売」;ニーズの多様化;マーケットをよく見てニーズに合わせて与える
      ;多品種少量生産
 3.「購買のエージェント」;ニーズの曖昧化・模化;顧客の側に立って購買を導く
      (顧客自身も分からない。属性=ニーズでない);マスカスタマイズ
  +顧客の思いを理解する能力 +高度な専門知識に基づき商品サービスを理解する能力
  +顧客の思いを商品・サービスへと翻訳する能力
 4.「共創のパートナー」;ニーズの創発化;顧客から学び価値を共に作る
      (企業内顧客サポーターと顧客内企業エージェント)
      ;共創型クラフトマンシップ
  +ゲームソフト等、需要創造:ファン広めのパートナー

・CRMモデル
 +戦略層;顧客戦略
 +知識層;顧客インサイト(顧客理解・識別)
 +業務プロセス及び人・組織層;マーケティング、セールス、サービス
 +ソリューションテクノロジー層
  ;eCRM(サイバーマーケrト)、SFA、ストアフロント、コールセンター
・マーケティング進化
 +プロダクトアウト→マーケットイン→マーケットアウト・カスタマーイン→カスタマーアウト

6エージェントバリュー
 1.マスcustomisation;嗜好・消費を記憶、商品サービスを組合わせる、作る。
  ;リーバイス
 2.ワンストップ;必要なニーズに関連する商品サービスを一カ所で提供。
  ;オートバイテルhttp://www.autobytel.com/
 3.マッチング;中立、客観的視点で、消費者ニーズ品を探す。
  ;インターネット・テレビガイドhttp://www.tvguide.or.jp/
 4.ジャストタイミング;必要性が最も強まり、顧客にとってベストtimingで提供。
  ;ピーポッドhttp://www.peapod.com/ 、佐野屋
 5.レコメンデーション;ニーズの予測・確認・修正を繰り返し、嗜好、消費パタ
            ーンに応じて見合う商品サービスをピンポイントで提供。
  ;アマゾンドットコムhttp://www.amazon.com/
 6.メタプロダクト;消費の背景を理解した上で、高次のより明確なニーズに対し 
          て、全ての商品サービス群を目的実現のためにセットで提供。
  ;ペアレンツプレイスhttp://www.parentsplace.com/

・次世代の事業モデル
 1.サイバー市場は夢の巨大市場ではなく、有限な顧客の財布と24時間の中でのサバ
  イバル戦。
 2.勝者はコンダクター。残りの席を端末、コンテンツ、ネットワークで争う。
  ;チャールズ・シュワブ「ワンソース」;投資信託のスーパーマーケット
   -リサーチ企業、ITベンダー、mutual-fund企業、投資アドバイザー、401(k)記録管理者のコンテンツ
 3.事業間シナジーは商品や技術でなく顧客を軸に活かす。個客情報の事業間統合と
  マーケティング、セールス、サービスへの統合的・総合的活用がカギ。

・顧客セグメンテーションプロセス
 →目的の確認→新セグメント仮説構築→データ収集&調査→分析ツールの活用→
  新セグメント区分の検証→セグメントのプロファイル→顧客の潜在価値の評価
・5つの罠
 1.既存の顧客情報をうまく活用できない。 2.意向情報はうまく使わないとはまる
 3.単純なセグメンテーション手法に頼りすぎ
  -RFMの次。データマイニングによる購買パターン(アクション仮説)の発見
  -ex.スポーツ用品売場で買物した人の50%が1カ月以内に女性用靴下を購入 
 4.セグメンテーションが打ち手につながらない。-現場で使えなければ意味がない
  -シグナル情報の抽出
  -セグメントごとの差別的アクションがとれる
 5.セグメンテーション評価が現状収益性だけ-時間軸と学び度を考慮
・デオデオ活動マップ
 +収集情報;意見クレーム、使用状況&満足度、家庭内の家電状況、修理履歴、
       保証期限、POS、購買履歴、個人属性
 +活用
  -マーケティング;低顧客登録率エリアへチラシ配布、顧客属性、タイミングにあったDM
  -セールス;商品施策、売場レイアウト変更、優良顧客優待キャンペーン、接客
  -サービス;保証期間終了直前DM、24h無線巡回サービス、購入後電話フォロー

・個客それぞれに生活スタイルや生活信条といったもの、また趣味嗜好があり、購買
 行動もそれぞれ異なってくる。それらを理解し信頼を勝ちえ、常にコンタクトして
 もらえる個客エージェントになることがこれからの小売業。
・商圏といったロケーション中心に面展開し、均一に供給し、効率化し価格を下げる
 といったこれまでのサプライチェーン中心の競争は、今やECRやQRといった業界全
 体を巻き込んだ共通・共有インフラとして議論されており、早晩個別企業の競争力
 の源泉ではなくなってしまう。
・チャネル維持・効率化に精力を傾ける時代から、顧客の維持・ロイヤルティ化に集
 中すべき時代になった。
LOB(Line of Business)企業のマーケティング、セールス、サービスにまたがる
 広範なCRM領域を統合的にサポートすべく、戦略、組織、IT、プロセス領域の専門
 家が業種を超えて集められる。

顧客との接点の深さ・頻度は、扱っている商品の買い替えサイクルの長さや商品の
 利益率とも関係している。今後は、自社製品の特性(ライフサイクル)と既存の販
 売チャネル・顧客との接点の在り方を検討した上で、どのようにして顧客をつかむ
 か、顧客情報を充実し、活用することができるかが競争優位のポイント。
 



△在庫管理の実際(平野裕之:日本経済新聞社:91/7) ...99/4/3

・顧客の注文変更・多品種への対応が鈍い。月末集中のデカンショ。前後工程のバランスが悪い。
・重点高価品ほど回数を多くするサイクルカウント。

・できてしまう一般在庫品(生産サイド)
 1.製造リードタイムが長すぎて、これを補うために作った在庫
 2.注文変更に対応できない工場の体質を隠すようにたまった在庫
 3.多品種化への対応がとれないためにロット生産の弊害でできた在庫
 4.不良率を多く見込んだり、不良がでても後工程へ迷惑かけないための在庫
 5.設備故障が発生しても後工程へ欠品しないようにためた在庫
 6.外注や納入業者の納期遅れを防ぐためにためた在庫
 7.大型設備に物が集中するためにできた在庫
 8.大型設備から複数の工程へ分散するための在庫
 9.設備レイアウトが悪く、運搬するためにためた在庫
 10.前工程と後工程の能力アンバランスからくる在庫
 11.月末集中型のデカンショ生産からくる在庫
 12.段取り替えや切り替えをいやがってできた在庫
 13.細かな納入を嫌い、まとめ納入による在庫
 14.在庫ポイントではないが、何らかの理由で在庫してしまい、引当が忘れられている在庫
 15.外注へ出たり入ったりする部品で出入りの激しい「ヤクザ部品」の在庫
 16.リードタイムやロット数量などの基準値の見直しを忘れている在庫



△明日を支配するもの(PFドラッカー:ダイヤモンド社:99/3) ...99/4/12

・「変化」に際しての〈前提の間違い〉、7つのチェックポイント、
 ;マネジメントにおいては「唯一正しい方法や構造がある」
・“ビジョン”としての経営戦略の前提の変化。
 ;グローバル経済の“荒波”
 ;少子化による年齢構造の変化
・“変革の担い手”としての、〈チェンジ・リーダー〉の第一の条件
 ;不断の、動態の検証と廃棄の仕組みを持った組織
 ;「もはや成果がげられなくなったもの」を廃棄する
 ;あらゆる製品、サービス、プロセス、顧客、最終用途を、常時点検する

・新情報革命と、知識労働〈テクノロジスト〉により、競争力優位を実現
・この教育訓練に効果的な役割を果たしたのが、「コミュニティ・カレッジ」

・自らのマネジメント法、5点
 ;強みを知る...
 ;第二の人生「歴史上初めて、人間のほうが組織よりも長命になった。
  そこでまったく新しい問題が生まれた。第二の人生をどうするかである」

・「市場で意味があるのは、経済的な現実であって、プロセス全体のコストである。
 誰が所有しているかは関係ない」



△先見力の磨き方(牧野昇:プレジデント社:98/3)...99/4/18
 
・ゴールドカラー=ホワイトカラーの中で未来に重要な存在。知能ベースで社会や企業に貢献。
・セレンビリティ=何かを発見する先天的な才能。
・視座の転移=トリの目(アナログ)とアリの目(ディジタル)。
・いれ歯産業(2人×25万円/家)が自動車産業を抜く!?...高齢社会にむかって。
・スターパターンの認識+ニッチトップ=自分たち特有の成功の遺伝子→勝ちパターン。

・トレンド法、シミュレーション法、クロスセッション法、歴史類推法、現場調査法
・デルファイ法=前例なしターゲット予測。専門家を使って繰り返しアンケート調査。
・100年前の報知新聞「20世紀の予言」
・とれたて情報。異分野結合→新分野。
・IQよりEQ;処理能力より、発想型。
・創造のプロセス=脳の極度の緊張状態→弛緩(右脳が活性化)
・1.5番手。発明したが製品化されなかったものを製品化する。対費用効果大&新市場開拓。
・クリエイティビティ=独創×協創×積創(インテグレイト;積み重ね)
・4つのキーワード;健、動、遊、省



△オンライン書店の誘惑(津野海太郎:晶文社:98/12) ...99/4/20

+Amazon.comサービス
 ・Instant Recommndations(推薦リスト)
 ・BookMatcher(20あまりの好き嫌い選択→お好み)
 ・MoodMatcher(気分に合わせて)
 ・CustomerBuzz(読者による書評)
 ・If You Like Author...(この著者がお好きなら...)
 ・Reading Group Guides(読書グループガイド)
 ・Amazon.com Delivers(書評電子メールサービス)
+厳選館(書評連動書店)http://www.siri.co.jp/GENSENKAN/index.html
+青空文庫http://www.voyager.co.jp/aozora/
+国立国会図書館http://www.ndl.go.jp/
+書評ホームページhttp://www.shohyo.co.jp/top.shtml
+Bizseek探しものお手伝いサービスhttp://www.bizseek.gr.jp/book/
 



・ビルゲイツ@思考スピードの経営(大原進:日本経済新聞社:98/4) ...99/4/25
+「統合一体化した情報システムは、どんな組織にも『思考スピードの経営』を達成させるうえで役立つ」。
+会社のより良く、より速い戦略的思考と行動を可能にする「デジタル・ナーバス・システム」。

・人間が考えるための情報をいかに効率的、スピーディに与えられるか
・「自動化の無駄(Automated Waste」
 ;生産システムの作動、顧客送り状の作成、会計処理、税務関係の仕事などに
  デジタル機器を使用しているが、ただ旧来のプロセスを自動化しているだけである。

・多くの企業では、中間管理職は往々にして日々の問題に忙殺され、それを解決する
 ために必要な情報を入手できないでいる。膨大な量のデータ、すなわち紙に書かれた
 報告書の山が目の前に積まれていてもそれを容易に分析したり、他の報告書のデータ
 と関連づけたりすることはできない。

・新たなデジタル・インフラ「デジタル・ナーバス・システム」
 ;人間の神経系統と同様、反射神経を触発して危険や必要に敏速に対応し、
  思考に必要な情報を提供。重要なことがらに神経を集中、重要でない
  ものは排除。
 ;業務を円滑かつ効率的に運営し、緊急事態や新たな機会到来に敏速に対応し、
  貴重な情報を必要とする者に直ちに伝える能力。
 ;決定を敏速に下し、顧客とうまく交流する能力。

・具体的には、デジタル・ナーバス・システムとは、会社の行動様式をデジ
 タル情報の流れとウエブ・ワークスタイルを中心にしたもの。
・全社員が情報を共有的に活用し、従業員によるビジネス戦略の開発、実行
 を歩調を合わせて行うことを可能化。(ナレッジ・マネジメント実施に役立つ)
 +日常のビジネス・オペレーションをより効率的にし、知的労働による付加
  価値向上を実現し、従来の商取引を抜本的に合理化することに役立つ。

・次の10年間に成功する会社は、自社の仕事のやり方をデジタル機器を使っ
 て再創造する会社。
・これらの会社は決定を敏速に下し、効率的に行動し、顧客と積極的に直接
 接触していく方向へと向かわせる。
・デジタル化を進めていけば、ビジネスの旧式のやり方をぶち壊し、新たな
 成功者を生む。

・1980年代後半のエグゼクティブ・インフォメーション・システム(EIS)
 は、けっきょく幹部だけが特定情報を利用するということの無意味さ
 から、組織内のもっと広範な人々に経営業績情報を提供するエンタープライ
 ズ・インフォメーション・システム(EIS)へと移行。
・CEO(最高経営責任者)はより多くの従業員の出す意見や情報に気をつけ
 なければならなくなる。それには、情報技術を駆使することが欠かせない。
 情報の取扱いがビジネスの核心となれば、 CEOはほかの重要なビジネス
 能力と同じように、情報技術にも関与すべき。
 ;これまであまりに多くの CEOが情報技術に距離を置いてきた。

・CIOの役割はかぎりなく重要な意味をもつ。それは情報技術グループと
 経営者を結ぶ橋渡しの役目である。
・情報技術の人たちに、ビジネスの言葉を話せるようにすることこそ最も
 重要な仕事。
・マイクロソフトでは、 CIOとCFO(最高財務責任者)とがいずれもCOO
(最高執行責任者)に報告する体制をとっている。

・とかく経営者は、部下から悪いニュースを聞きたがらないものだ。部下も
 心得ていて悪いニュースを伝えることに躊躇するようになる。
・有能な経営者というものは、なにがうまくいっているかを聞く前に、うまく
 いっていないことを知りたいと思うもの。
・悪いニュースに焦点を絞るのは、その解決に取り組むため。
・重大な問題に際して、どれだけ迅速に会社の全知力を投入して対処しているか
 を見れば、その会社を評価することができる。
・デジタル技術は、緊急事態における会社の反射作用を速くする。
・早期警戒システムとして機能する。



・場のマネジメント(伊丹敬之:NTT出版:99/1) ...99/4/25

・「場」とは、人々が参加し、意識・無意識のうちに相互に観察し、
 コミュニケーションを行い、相互に理解し、相互に働きかけあい、
 共通の体験をする、その状況の仕組みのこと。

・「場のマネジメント」とは、
 +経営とは、個人の行動を管理することではない。人々に協働を促すこと。
 +適切な状況設定さえできれば、人々は協働を自然に始める。
 +経営の役割は、その状況設定を行うこと。あとは任せて大丈夫。

・このような人々の行動(プロセスとしての)のかじ取りがマネジメントの役割。
 1.かき回す(組織に活動を起こさせる刺激する)
 2.切れ端を拾い上げる(「これは」と思うものを拾う)
 3.道をつける(方向性を示す)
 4.流れをつける(みんなのベクトルを束ねる)
 5.留めを打つ(行動に移すため、議論を収束させる)

・場の中でのマネージャーは4つの顔(役割)があります。
 1.設計者:ヒトの間の「空間」の設計者(場の生成役として関係をデザインする)
 2.哲学者:大義を伝える哲学者(場の生成役として、組織の目的を示す)
 3.調整者:最後の声を発するプロセス調整者(場のかじ取り役として、とりまとめる)
 4.決定者:10%の独断決定者(かじ取り役として、10%の部分は独断で決定する)



・さらば! 10年不況(斎藤精一郎:PHP研究所)...99/5/16

 +00/3月期の企業の「連結時価会計基準導入」。01/4金融機関「ペイオフ」開始
 +バブルと右肩上がり構造の清算は、巨大なデフレ圧力。深刻な貸し渋りの再燃、
  企業倒産、高失業率の結果を間違いなくもたらす。
 +具体的な再生プログラムを数値目標を付けで明示すべきというの
 +経済再生への具体的施策の4つの急所。
 ・マクロ経済面での「郵便貯金」と「公共事業」の改革。
 ・行政システム改革として、「大胆な地域主権型行政」
  (東京・大阪の「二眼レフ首都体制など)。
 ・4つ目は、ミクロ経済面で「2年間限定の新労使雇用協定」
  (2年間雇用削減は原則しないが、賃金2割減賞与ゼロなど)。
 +そして、アメリカ経済のバブル崩壊。



・ボランティア入門ハンドブック(鏑木孝昭:オーエス出版:99/5) ...99/6
(1)福祉関連
 ▼ハローねっと ボランティア(NTT)http://www.wnn.or.jp/wnn-v/
 ▼東京コロニー http://www.bekkoame.or.jp/~tocolo/
 ▼プロップステーション http://www.prop.or.jp/

(2)環境関連
 ▼環境パートナーシッププラザ http://www.geic.or.jp/geic/
 ▼市民フォーラム2001 http://pf2001jp.vcom.or.jp/
 ▼WWFジャパン http://wwfjapan.aaapc.co.jp/
 ▼地球の友ジャパン http://www.foejapan.org/

(3)国際関係
 ▼JANIC http://www.jca.ax.apc.org/janic/
 ▼JVC http://www.jca.ax.apc.org/jvc/
 ▼シャプラニール http://www.shaplaneer.org/
 ▼ダルニー奨学金 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/minsai/
 ▼セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン http://www.savechildren.or.jp/

(4)災害関連
 ▼日本災害救援ボランティアネットワーク
  http://apollo.m.ehime-u.ac.jp/~nvnad/index_j.html
 ▼AMDA(アジア医師連絡協議会)http://www.amda.or.jp/
 ▼インターCネット http://apollo.m.ehime-u.ac.jp/icnet/www/

(5)その他(主に情報発信のサイト)
 ▼VCOM http://www.vcom.or.jp
 ▼NHKボランティアネット http://www.nhk.or.jp/nhkvnet
 ▼JCA http://www.jca.ax.apc.org/



◎デジタル感性(谷口正和:産能大学出版部刊:99/4)...99/6/27

・21世紀は地球と個人とメディアの時代。近代から生まれた個人主義とは違う。
・近代とはデカルトによりもたらされた「分析思考」「要素還元思考」
 +全てのものは分析して要素(部分)に分けられる。
 +その要素(部分)は他のものと置き換えることができる。
 +分析した要素(部分)を足せば元の全体になる(元に戻る)。
 →近代の機械生産工業システム、手術中心の西洋医学、個人を組織の一歯車「孤人」化

・コンピューターは、技術が先に開発され、使い方が後を追うように次々と編み
 出されている、それが現在。

・社会は前倒しが当り前になる。それは物理的市場の到来の前に心理的市場
 があるから。心理はもはや実現することがわかってしまったものに対しては
 「一刻も早く!」をせっつくように要求する。
・「早いもの勝ち」、じっくり見て二番手でリスクを避けて、といったような
 従来の安全発想は通用しなくなる。

・リテーリングビジネスは、そのほとんどがメディアリテーリングビジネスへと
 変わる。
・デジタルが持つ圧縮性と速度は、中間プロセスを許さなくなる。
・情報の流れがゆるやかで情報の質と精度が低かったから、日本のような途中
 プロセス段階が幾重にも折り重なった流通構造が許されていた。

・「思い」が直感を形成し、顧客は直感的に物事の判断をするようになる。
・顧客は、情報やサービス、モノを高度に使い易く整備された情報インデクス
 により手にいれる。
・21世紀の幸福は、モノを持たずに情報をもち、モノは必要なときにだけ
 自由自在に使われ、使用価値そのものがライフスタイルの基本になる。
・モノは情報の下位概念になり、価値を見抜く力が最大の生活ツールになる。
・個人の思いを軸とした超厳選、超選択が普通のできごとになり、あらゆる
 ビジネスは超専門化、個性化する。

・アウトソーシングは日常化。自分がやりたいことと、人にやってもらいたい
 ことははっきり区分、それぞれのジャンルの専門家に任せる。
・デジタル消費動向は、非連続。いきなり変わる可能性が高い。
・これからの顧客リサーチは、マインド型。外に顕在化さた要素をいくら整理
 しても駄目で、顧客の内部の目に見えない潜在心理の先行性を読み取ること。

・最終顧客は自分。たった一人の自分が満足したいからビジネスをおこす。
・一般的なデータなどは頭から信用せず、ただ自分のデジタル感性を信じる。
・どんな突飛な奇抜きわまりないアイディアでも、世界中をマーケットに
 すれば最低1万人くらいはいることは明か。

・DNAは究極の圧縮ノウハウ。
・演奏者であるリボゾームがDNA情報を蛋白質に翻訳する。
・情報を圧縮し、人々が利用できるかたち、消化できるかたちに換えて
 あげることが、情報飽食時代には重要。

・若者は古い組織を飛び出し、独立した単位として本当の自分を追求し始めた。
・個人が情報を発信できる。デマ、悪意ある中傷、間違いは、その時点で修正
 、牽制されるべき。自分の言葉で、責任で語る。

・顧客と希望、期待、夢を共有し、まるで身体が一つになったように融合し
 主観対象の距離を超えた心速コミュニケーションを成立させること。
・世界は言語中心の「点的」コミュニケーションから、映像中心の「波的」
 コミュニケーションへ急速にシフトしつつある。

・生きている時間にも命にも愛情限りはある。だからこそ、我々はその全てを
 できるだけ無駄にしてはならない。選び抜いた仕組で循環させる。

・生物は2つの要素をもっている。一つはシステムの維持と自身の複製を指示
 する一組の指令、もう一つはその指示を実行する機構。まさに人工生命は
 生命。新しい生命概念を当然のこととして認めるようになる。
・自然から生まれる生命と人間が人工的に作り出す生命の間に境界線を設けず、
 デジタル生命も生命と認定したうえでの生命概念が求められるようになる。

・21世紀のデジタル社会の移動は、個人の「集団」でなく、創発的シナジー
 が働く「集合」が移動する。
・個人が一枚岩であるかのような古い認識論は捨て去り、個人の中で当人も
 気づかないまま熟成させているパーソナリティを当人が見つけ育てること
 を手伝ってあげること。

・「祇園精舎の鐘の音」と、琵琶法師なり貴族なりが作り出し、切磋琢磨
 されてきたように、オリジナルや作者はだれかは、意味がない。
・著作権という個人主義の限界
・サイバーバランス論;アナログ、マインド世界の分析
・我々はもはやバーチャルとリアリティを分けて考えることはできない。
・手触り、肌触り、触れることの実感

・21世紀は、バイオス(生物系)とテクノス(技術系)の融合と統合の時代。
・20世紀キーワード;戦略、戦術、ターゲット
・新しいキーワード;インプット、アウトプット、回路、サーキット、制御
 


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