「気軽に飲み歩ける、津軽三味線が響くこみせの街並み」を再興するために
飲酒自転車運転の合法化を国に求め、浮いたタクシーや運転代行を市内の無料交通に転用すべきでしょう。
限られた油や交通手段は「飲食の帰り」ではなく、子どもや高齢者などの交通弱者に無料で提供すべきです。
法律の改正は国会の役割です。しかし、国会は東京にあります。地方の現状に合わせた法改正を、黒石から要求しなくてはいけません。
全国の他の自治体に先んじて要求することで、ニュースで取り上げられるかもしれません。それが黒石の宣伝になります。
豪雪地帯特有の街並みが残る「こみせ通り」は、青森県はもちろん、全国でも珍しい。しかし、市民の姿はほとんどない。
こみせ通りやよされ横丁の再興には、自家用車に頼らず、歩きや自転車でも楽しめる街作りをしなくてはいけません。それは、人口流出を防ぎ、移住者を獲得するためにも大切です。
それは、自身が高齢者になったときに、役立ちます。
街の再興案は、すでに市でいろいろな対策をしています。
やや奇抜な案ですけれど「飲酒自転車運転の合法化を、国に求める」べきでしょう。飲酒自転車運転は、転倒して自分自身がけがをしますけれど、加害者にはなりにくい。
アクセルに足をのせるだけで、1トンもの重量物を暴走させてしまう乗用車とはまったく異なります。
飲酒自転車運転は、その危険性と比べて、文化的・経済的な効果のほうが大きいので、ハンガリーは合法化しています。
ハンガリーで自転車の飲酒運転合法化、ハンドル操作できればOK
車と違って、居眠りや泥酔ではそもそも自転車に乗れません。千鳥足よりも難しい。むしろ、酔っ払いが、ホームから転落して電車にはねられる事故が多発しています。
それでも「飲酒歩行」や「飲酒乗車」は違法になっていません。
「飲酒自転車運転が危ない」ようなら、「飲酒そのものが危ない」わけです。昔は「禁酒法」があり、それが見直され「合法」になりました。違法か合法かは、そのときの事情で変わります。
それに飲食のために、タクシーや運転代行を使うのでは、油や車、労働力がもったいない。その分を、昼間の市内交通無料化に回すべきです。
体育館や図書館などは、今、市の中心部に固まっています。市内の地域間格差を減らすためには、周辺部の人が中心部に通いやすい交通の整備が必要です。
特に、子どもや高齢者などの交通弱者が使いやすい、「路線バス」に代わる無料交通が必要でしょう。
昔と違って、高齢化社会の今は、自宅からバス停に歩くだけでも困難です。だから、車が自宅前まで行かなくてはいけません。
交通には費用がかかります。「無料交通」にするための費用は税金で出すしかない。しかし「無料交通」は珍しいものではありません。
ビルのエスカレーターやエレベーター、一般国道や市道などはほとんどが無料です。共益費や税金から費用を出しているので、「無料」のように見えるだけです。
地方都市のバスは、都会のマンションエレベーターのような存在です。
都会は、電車やバスなどの公共交通手段が整っています。地方はそうではない。なので、地方から国に対して、要望しなくてはいけません。
それがニュースになれば、黒石市の宣伝にもなります。逆に、黒石市の宣伝をするためには、他がやらないことを一番でやらないといけません。