平成22年5月分

さつまふじ



平成22年5月26日 曇
色々な草を集め始めて3年位になりますが、参考にしてきた「薬草コム」を読んでいた時、「アマチャヅル」と言う草が呼吸器系にも 良いし、胃腸系にも良い草であることが分かりまして、「吾が家にぴったりの草はこれだ!」と捜してきました。

ネットで見ると、どこにでも生えているように書いてあるのに、見つけたものは全てよく似たヤブガラシばかりで、この3年間、探しても 探しても出会えなかったので、最近は、ほとんど諦めかけていました。

それが昨日のこと、近所の桑の実の熟れ具合を見に行った道端で見つけたのです。「もしや?」と思いつつ、「又ヤブガラシかな。」と、途中で ヤブガラシも取ってきて、家に帰ってネットで違いを確認してみました。

葉に毛がはえていること、つるが葉と茎の間から出ていること、この大きな特徴が目でもはっきり見えて、大感激でした。苦節3年 あれほど歩き回っても出会えなかったのに、こんな近くでついに出会えたのです。

そこにも沢山はありませんでしたが、ネットで見ると挿し木で増やせそうですので、「よし、増やして庭に一杯にしよう。」と夢を 描き始めました。増やすぞ〜〜〜!!!

平成22年5月25日 晴
今10時ですので、抹茶を立てて一服いただきました。自分で摘んできて、自分で作った抹茶を、自分で立てておいて、いただくという表現も変ですが、 でも、抹茶というのは、「いただく」という感じがぴったりするものですね。

何度も同じことを書いているような気がしますが、完全無農薬の安全なものだという気持ちで、安心して飲めるお茶の味は、 何ものにも変えがたいものがあります。

よそで飲んでも、「これに一体どれだけの農薬がかかっているんだろうか」とか、「色をよくする為にクロレラが入っているんだろうか」とか、 変なことを考えてしまうと、全然気持ちよく飲めませんので、吾が家のものが一番。最高級品を飲めて幸せなことです。

平成22年5月20日 曇
去年の秋に沢山拾っておいたマテバシイですが、保存が利くとは書いてあっても、どのように保存するのが良いのが初めてのことでよく 分からず、とりあえず、レジ袋に入れて物置や軒先の日陰に置いております。

それを洗っては使ってみるのですが、最初の頃は3分の1位であったものが、この時期になると、3分の2位のものが浮いてしまう ようになりました。最も最後の頃に拾ったものは、なんでもかき集めて入れてしまいましたから、最初から駄目なものが多かった袋かも知れず、 単純な比較は出来ないのですが。

もう一つには、最初の頃は同じ位の水の量で、寒天状に固まったものが、今では固まらなくなってきたことです。水分を控えめにしないと ドロドロのまま固まらず失敗することが度々おきます。これは最初の頃と随分様子が違ってきています。成分が変るということか、どういうことか、 1年間色々試していますので、途中経過を書いておきます。

平成22年5月14日 晴
春先にスギナの出ている安全な場所を見つけましたので、お天気が良いという予報をたよりに昨日の朝早起きして取りに出かけましたが なんと、着いてみたら、他の草に覆われてスギナは見えなくなっていました。

それで思い出しました。スギナは何時だって取れるからと安心して、とり損なったことが何年か前にもあったのです。その理由は、今回と 同じで、春先に真っ先に顔を見せる時はスギナだけが一面に生えているので、ついつい何時でも取れると思ってしまうのですが、その後、 捜すのに苦労するほど、他の草が猛烈に育って埋もれてしまうのです。

その失敗を教訓に、この2年ほどは、出始めたらすぐに取ってくるようにしていたのに、又々やってしまった訳です。どこにでも生えて いる草ですが、農薬や除草剤の心配のない所で取ろうとすると、意外に難しい草でもあるのです。

平成22年5月7日 雨
今日は雨だと言われていましたので、家でお茶が作れるように昨日のうちに茶摘みに行ってきました。先回ここに書いてから4回目でしょうか。 なにしろ、1年分のお茶と抹茶を作るのですから、相当な量の茶葉が必要で、せっせと集めております。

茶摘みは動き回るからまだ良いですが、抹茶にする為には、一枚一枚葉を取りますので、その整理を何時間もしていると、立とうとすると 体が固まったような状態になってしまい、ギコギコギコという感じで動かないと立てなくなりますから、少し手伝うだけの夫が 「これは大変だな。」と言います。

大変には違いありませんが、別に人に強要されてやっている訳ではなくて、自分が好きでやっていることですから、私は文句も言えません。 それより何より、無農薬のお茶が安心して飲めることが、とっても嬉しくて幸せだから、毎日「ちゃ、チャ、茶」気分でやっております。

平成22年5月1日 晴
先日からテレビや新聞で茶摘の話が出ていますが、八十八夜にはまだ早いし、今年は寒かったので、自然界の物はまだまだでしょうと 思いつつ、どの位の状態かなと一昨日チラッと覗きに行ってビックリしました。

少し日が当たる所では、もう十分に摘めるほど大きくなっているではありませんか。摘むつもりで出かけた訳ではありませんでしたが、 急遽変更して半日茶摘をしてきました。帰るや否や、普通のお茶にするものは早速蒸して、揉んで、ホットプレートで乾燥させます。

日陰で取ったものは、葉脈を取って抹茶に仕上げました。以前にも何度かここで説明していますように、自然界の物は肥料が足りないそうで 旨みは余りありませんので、普通のお茶に抹茶風にしたものを少し入れて飲みます。取ってきてその日に新茶が飲めるのは幸せですね〜〜。