平成21年5月分

ヤマアジサイ



平成21年5月31日 曇
庭に沢山生えているものには、ドクダミの他にオオバコがありますが、やせた土地ですから、これもとても小さくて、いくら安全だと 言っても、取る気にはなれないようなしろものでした。

所が今年は、なぜか結構大きくなっているものがあります。いつも踏み潰されている所のものは駄目ですが、庭の隅っこの方に生えて いるもので、下の土が比較的柔らかいと思われる所のものが大きくなっています。

よそで取ってくるものもそうですが、オオバコがおばけのように大きくなっている所の下土は大体腐葉土のような柔らかい土の 所が多いです。そういう条件の所が庭に増えたということなのか、先日も7−8本大きな株を取りました。

オオバコは呼吸器系に良いので、沢山欲しいものなのです。

平成21年5月26日 晴
庭の日当たりの良い場所のドクダミを取って、先日10束干したのですが、日陰の方のものも花が咲いてきましたので、今朝から 取っております。花が咲くものは、咲いている頃が一番元気なので、できるだけその時に取るようにしています。

吾が家の雑木林のそばに生えているものは、物凄く大きくなっていて、効率よく取れるのに比べれば、とても貧弱ですが、どこよりも 安全安心で有難いのです。よそで取るものは、どんなに山奥でも、神経を使いますからね。

椿の木も伸び放題にしていてうっそうとしてきていますので、これも枝をはらったついでに葉を取って、干してみました。これまでは 寒椿の花を取りに行く時期に一緒に葉を取ってきて使っていましたが、お茶と同じ仲間ですから、この時期のものでも良いでしょう。

平成21年5月24日 うす晴
庭に2本の柿の木があるのですが、毎年ほとんど実がつきません。次郎柿と百目柿があり、百目柿はそこそこ実がつく年もありますが、 次郎柿はいつも数個つくだけの情けない状態です。日あたりがそれほどよくないので、そのせいだろうと諦めてきました。

近所には柿畑が沢山ありまして、柿を下さる方は結構ありますので、実のなる期待はしていないのですが、私が「身に良い茶」を作るように なってからは、葉が利用出来ることで、大切な木に格上げになりました。

今年もざっと見た所、全然花芽がついていないので、どの枝でも良いからと、隣に伸びそうな枝を思い切り切って、葉をはがしていたら、 なんと7個も花芽がついていました。「あれま〜、勿体なかったかね。」と思いましたが、後の祭りですね。残念でした。

平成21年5月20日 晴
以前、同じ団地に住んでいた方が近所に越してみえまして、その方が山育ちの方で、最近はワラビとかコシアブラなどの山菜を 頂くことが増えました。山育ちではない私は、いまだにワラビというものを自分で取ったことがなく、どれがワラビなのかもよく分かりません。

当然ながら、ワラビを頂いても食べ方も分からないので、ネットで調べていたのですが、そうしたら、とても面白いアク抜きの方法が 載っていまして、その方に教えてあげたら、大変驚いて、今度試してみるねと言ってみえました。

アク抜きには灰を使うからと、その方は実家からもらってきたものを保存してみえるそうですが、「現代農業」のHPに出ていたその方法は なんと、椿の葉を数枚入れるだけだというのです。明治13年生まれのおばあちゃんの知恵だったそうです。
インターネットの情報は凄いですね。

平成21年5月16日 雨
茶葉を摘んできては、茎と葉に分けて、葉の筋を取って、乾燥、粉末にする作業を連日続けていましたが、さすがにそろそろ駄目かも 思っていましたら、今日は雨で行けませんし、明日も雨のようですから、これで今年のお茶はもう終わりでしょうかね。

今も一服いただきながら、これを書いているのですが、知り合いの方に飲んでもらっても、皆さん、感動して下さいます。旨みが どうかと言われれば、味音痴ですから分かりませんが、鼻には割合自信のある私が、香りだけは負けていないと思いますからね。

抹茶として飲むだけでなく、料理やお菓子に使ったりするには、香りの強い方が良いですから、友達が喜んでケーキを作って持って きてくれたりすると、作りがいがあってとても嬉しいですね。

平成21年5月10日 晴
1年分のお茶だけでなくて、公民館の開放事業に出てみえた皆さんに手作り抹茶を出そうかななどと考えて、連日お茶摘みと抹茶作りに 励んでおります。自然界のものは、日当たりの良い所と完璧に日陰の所では、育ちが全然違うので、結構長い間摘めるのが有難いです。

3日も雨が降り続いた後、気温がぐんと上がったので、少し嫌な感じはありましたが、昨日行ったらいきなりヤマカカシに出会いました。 これまでお茶摘みに出かけて蛇に出会ったことはなかったのですが、さすがにその後は少し用心して、竹でチョンチョンと歩く先をつついては 行きました。でも、すぐに忘れていつも通り平気でガサガサ歩き回っていましたね。

巳年生まれのくせに蛇の大嫌いな夫は、そんな話をするだけで、怖そうな顔をしていましたが、私ももう少し用心深くしないといけませんね。 マムシにでも噛まれたら、携帯は持っていないし、車もないしの状態ですから、笑いものになってしまいますね。

平成21年5月6日 雨
この所、毎日毎日お茶作りに励んでいる日々です。河川敷へ行き、無茶苦茶な林の中を長靴をはいて、からまった木をくぐりぬけたり、 踏んづけたりしながら、茶葉を集めます。

緑葉の美しさは本当に感動的ですらあります。最初にお茶を作った人も、あまりの美しさに思わず手を伸ばして摘んだのかなと思います。 こんな美しい葉はきっと体にも良い筈だと、なんとか体に取り入れる方法を考えたのではないでしょうか。

そんなことをつらつら考えながら摘んで持ち帰り、日当たりの良い場所で取ったものは、緑茶にするように蒸してもんでホットプレートで 乾燥させ、日陰のものは、茎を取って葉だけにし、大きな葉は背中の筋も取り除いて、抹茶をつくるのです。

沢山の量を同じ格好でひたすらやっていると、体が固まりそうで、次に動こうとするとギシギシ言いそうなので、体を揺らしながら 励んでおります。1年分のお茶を作るには、結構な量がいるのですよ。