平成21年2月分

梅



平成21年2月26日 晴
「薬草コム」に書かれている効能は、誰がどのように調べてのことか分かりませんが、中国4千年の歴史の中で、毒草を食べて死んだ人や 薬草で助かった人達の経験から来ているものでしょうから、あたら、おろそかには出来ません。

でも、不思議なもので、「効くと書いてあるから、これで治すぞ!」と思って、気負ってやった頃には、裏切られることが多く、健康の為に やってみるかと思いながら、今回のようにやっていると、思いがけない効用があったりします。

昨日書いた肌はまさにその一つでして、肌に良いものを選んで入れてはいないのですが、思いがけずすべすべして本当に驚いています。 と言っても、手触りだけで、見た目は全然変わりませんから、これを見た知り合いは、皆笑うでしょうけどね。

平成21年2月25日 曇
最近、しみじみ思いますが、顔に何も出来なくなったのが、本当に嬉しいことですね。2年前、ここの「薬草の部屋」の「肌」の所にも書きましたが 、お風呂で顔を洗った時の手触りの違いと、吹き出物が出来なくなったことは、間違いなく、「身に良い茶」を飲み始めてからの効果です。

若い時だけでなく、年を取ってからも、いつも何か顔に出来ていましたから、どういう肌をしているのだろうと、自分でも呆れていました。 6人兄妹ですが、他の兄妹は皆そんなことはないのに、私一人だけが、なにか違うのだなとずっと情けなかったのです。

私が集めているものは、滋養強壮と、セキやタンに効くもの、胃に良い物で、特に、肌に良い物を集めてはいないのですが、飲み始めてから 良い感じになったのは確かです。そこで、肌に良さそうで、今入っているものを見てみますと、スイカズラ、オナモミ、ヤブコウジ、ツワブキ、センダン、 カラスウリ、ユキノシタがありますから、それらが、効いていてくれるのでしょうね。

平成21年2月23日 晴
今、「薬草コム」を見ていまして、又一つ知識が増えました。以前、そろそろボケ防止になるものも入れねばと調べていて、セキショウが 有効だとは分かったのですが、季節はやはり冬の間に取るものだったかなと再度見ていたら、ショウブも有効だと書かれています。

でも、そのショウブの写真に「えっ?」と思いましたのは、ガマのような穂が写っているのです。ショウブと言えば、あの花ショウブだと 思っていますので、こんな穂のようなものはみたことないし、おかしいなとさらに調べました。

分かったのは、花ショウブとショウブは全く別物だということでした。そう言えば、実家の井戸端に生えていたショウブは、花ショウブの ような派手な花は咲きませんでしたね。その辺の川や池の周りを気をつけて見て、ショウブを探さねばいけませんね。

平成21年2月21日 晴
先日取ってきたクズの根と、イタドリの根を、洗ってそのまま放っておきましたので、今朝あらためて、細かく裁断しましたが、 これが、大変な作業です。木の根というのは、もの凄く固いものがあるのですが、イタドリの根は本当に固いのです。

ノコギリが全然入っていかず、目がつまるばかりですので、やむをえず、ナタを持ち出してガンガンとやってしまいました。 ナタなんてものを振り上げている光景は怖いよねと思いつつ、まさに親の仇を討つような勢いでやらないと切れず、本当に大変でした。

部屋の中に干していたものも、大分乾燥してきて場所に少し余裕が出来てきたので、今日は、ヤツデの葉を刻んで干しました。 これまで使ったことのないシュロの葉も少しだけ干してみようかと思います。高血圧に効くようで、今の所関係ないと思って きましたが、せっかく庭にありますし、少し位は入れて煎じても良いかなと思いますので。

平成21年2月20日 雨
1週間に2度、会社帰りに寄るだけなので、「身に良い茶」を飲むのはその時だけで、日に3回飲んでいる私達とは全然回数の少ない息子が、 最近又、胃腸の調子が悪いと言いだしたので、来る日に合わせて胃腸系に良い物ばかりで3日分作っておきました。

金曜日に来たので、土日と飲める分を作って持たせようとしたのですが、そこまで素直に言うことを聞く子ではないので、その日の分を 飲んだだけで、持っては行きません。仕方なくそれからの3日分は私がそれを飲みました。

そうしたら、妙にお腹がすいたという感じがするようになって、??と思っています。何かが食べたくて仕方がないというものではない のですが、いつもより、お腹がすいたなと思うのです。12時にお昼を食べて、6時に夕食を食べるのが日課で、3時に少しおやつを いれますが、その間、それほどお腹がすくという感じはなかったのに、すこっーとすいたなと感じるようになったのです。これで、食べ 過ぎては意味ないでしょうけど、なにかが効きましたね。

平成21年2月17日 晴
一昨日の夜でしたか、見る気で見たものではなく、なんとなくついていたテレビに面白い人が出てみました。最初から見た訳ではなくて いい加減ですが、「エコ」を取り上げた番組だったようです。生活そのものが昭和の頃のような家でしたが、食べ物についても、昔の本などを 参考にしながら、色々工夫してみえました。

例えば、今の人達は、冷蔵庫で物を腐らせているから、冷蔵庫の中に物を入れず、保存するには、すべて乾燥させてしまうというのです。 カボチャのようなものまで乾燥させて、瓶に入れて保存し、使う時には水に戻せば良いと言われます。

私も草や根や種を全部日に当てて乾燥させていて、ふだんからお日様の力には感服していまして、なんでも干して乾燥させれば 良いなと頭では思い始めていましたが、実際にはまだそれほどやっていませんでしたので、やっぱりね、これだ、と思いました。
さあ、やろう!!

平成21年2月14日 晴
そもそもこういうことを始めたのは、私の花粉症のこともありましたが、途中からは夫のセキやタンをなんとかしたいと言うのが 一番の理由になってきました。夫の病名のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)というのは、悪くなってしまった所は、元に戻らないと言われています。

肺炎になりやすく、風邪も命取りになりかねませんので、これ以上悪くしないことと、風邪を引かないようにすることが大切だと思い、 セキやタン、風邪予防になると書かれている物を重点的に集めています。

「薬草コム」だけでなく、ネットで検索を入れていた時、「南米では、セキやタンにクレソンが効く言われている。」というものを 見つけ、数本で200円もするクレソン探しを始めましたら、案外近くに群生地を見つけました。

これは、生のままミキサーで砕いたものを、冷凍保存にしたり、他のもののように干したのですが、その葉っぱがみごとに乾燥して、 カリカリになって、パラパラと落ちてしまいます。思い切って全部葉を落として、それをミルで粉砕したら、これ又とってもきれいな 緑の粉末ができましたので、朝夕、飲むことにしました。これが効いているのかいないのかは不明ですが、夫は、この冬も医者に かからずに、ここまでこれました。

これで3年目になりますが、それまでは、風邪で毎冬一度は必ず医者にかかりましたから、何かが効いているとは思います。 「身に良い茶」なのか、クレソン粉末なのかは分かりません。

平成21年2月14日 晴
草を集めてあちこち歩いている時に出合ったものに、キノコがありまして、カイガラタケやカワラタケやコフキサルノコシカケは ガン予防になることも知りましたので、取ってきて「身に良い茶」に入れて煎じていることは、以前にも書いたかも知れません。

お茶には入れない物で、ヒラタケとムラサキシメジとシイタケだけは、見分けがつくようになりましたので、取ってきて食べています。 その中で、シイタケは子供の頃、ホダギ作りを手伝ったことがありますので、去年、我が家の雑木林からクヌギの木を切り出して、 ホダギを20本作りました。

今朝、そのホダギの所々に小さな膨らみを見つけました。夕べの雨と、春のような今日の気温で、もしかしたら、出てくるかも知れません。 1年半位かかるように言われていましたので、今年の秋かなと思ったのですが、1年で出てくれたらチョー嬉しいですね。

平成21年2月13日 曇
葛根湯という名でよく知られているクズの根も取ってきました。クズ湯やクズ饅頭でも知られているように、片栗粉のようなものが 出来るのですが、これも不思議ですよね。とても大変そうなので、やってみる気も起きませんが、こんな普通の木の根からあんな真っ白 なものが取れるとは。

以前、テレビでやっていましたが、クズの根を叩き潰した水溶液を、しばらく放って置くと、下に白い物が沈殿して、それを乾燥させれば 出来るというのですが、大体、その根を掘ること自体が大変なのです。

夏になると、どこにでもクズの葉はありますので、どこを掘っても出てくる筈なのですが、掘ってみると、凄い根ですし、ほとんどの所が 石がコロコロ埋まっているような土地で、簡単には掘り出せません。去年取った所も一昨年の所もそうでした。今年は違う所へ行きましたが、 やはり、苦労しました。とても、クズの粉を作るほどは取れません。

平成21年2月12日 晴
今日はイタドリの根を取りに出かけたのですが、大変なことに気づきました。2年前に初めて取った時、下が硬い所であったのか、 根が横へ横へとズルズル伸びていて、その根の所どころから芽が出ているけど、結局全部つながっていることが分かりました。

イタドリはどこにでもあるのに堀りにくい所が多いので、去年は地面の柔らかそうな所を捜して取りに行ったのですが、やはり根が あちこちに伸びていっています。やっぱりねと思いましたから、それを引きずりだすようにしては、ハサミで切って取ってきました。

今年もそこへ取りに行ったのですが、去年と同じようにズルズルと伸びていた根を取っていたら、その先がツルになって上に抜けている ものがあったのです。え〜〜と思って、根元をもう一度掘ってみると、イタドリの根は茶色なのに、その周りに沢山伸びている根は黄土色で、 明らかに別物です。え〜〜、なんということでしょうか。去年は何かの根を、イタドリの根と思っていたのです。

こういうこともあるのですね、気をつけねばと、反省しました。悪いものの根ではなさそうで良かったです。と同時に、やはり、一つの 物だけを沢山飲まずに、少しずつ色々なものにしていることは、こういう時の為にも良いことだなと、思いしりました。

平成21年2月11日 晴
よそへ取りに行くものばかりでなく、庭にある物も掘らねばと、ツワブキの根を取って洗い、薄切りにして干しました。ツワブキという 植物は特に植えたつもりはないのに、庭のあちこちにはえているのです。

以前、古い葉を取った後に、手にフキの香りが残って驚き、ネットで調べていたら、「キャラブキは本当はツワブキで作るものだ。」と言う 説もあることを知りました。「騙されたと思って作ってごらん。」と書いてありましたので作ってみましたら、本当に美味しくて、又ビックリでした。

「身に良い茶」に使うのは、芋のようになった根っこの部分で、一株掘りあげましたので、その茎でキャラブキもついでに作りました。 選んで取った茎と違い細い物なので、試しに皮をむかずに作ってみましたら、はやり少々、皮が気になりますね。
ツワブキで作るキャラブキは美味しいけれど、実は、皮むきは大変なのです。

平成21年2月9日 曇
冬の間に取っておきたいものにヨシの根があるのですが、このヨシという植物がどうもよく分かりません。2年前に取ったのは、小さい 小川で、小さいヨシがはえている所なのですが、掘ってみたら、パイプのような白い物が出てきて、「おー、これか。」と、感動しました。

私はあちこちの河川敷きを歩いていますので、大きな川には、大きな立派なヨシがはえていることも分かっていますから、昨年はそこへ 取りに行きました。所がいくら掘っても、細かい根ばかりで、パイプのようなものは出てこないのです。

それに、大きな河川敷きは、結構石もありましてゴツゴツしていて、とても掘りにくいのです。ヨシそのものは一杯あるのに掘れません。 それでも一生懸命掘ってみたのですが、やはり細かい根ばかりで、パイプ状のものがありません。

子供の頃にもヨシは結構見ていましたので、これはヨシだと思っているのですが、種類が違うということなのか、いまだに疑問のまま、 今年も無難に、一昨年の小川へ出かけて取ってきました。

平成21年2月7日 晴
一昨日、テレビで、1ケ月を1万円で暮らす生活とかいうものをやっていて、友近さんとギャルソネさん、それに名前を知らない男性1人 の3人で、いかに安く暮らすかを競っていました。中間地点で最下位になっていた男性が、只の食材を捜して、ギンナンを取りに行きました。

相方の男性と2人で、1000個も拾って、皮を剥いていましたので、「おいおい大丈夫かね。ギンナンは食べ過ぎると毒なんだけど。」と、 思いましたが、なにかあれば放送される訳はなく、問題は起きなかったのだろうと判断して、その後は違う番組が見たかったので、 変えてしまい、どのように食べたかは見ませんでした。

それにしても、なにごともなくて良かったですが、自然界のもので、毒になるものは結構ありますから、身近な物の危険性は学校で教え ないといけないですね。 ギンナンを多量に食べて死んだ例があるとか、キョウチクトウをバーベキューの串に利用して死んだ人がいるとか、身近にあって毒性のある ものは、教育の場で教えてもらわないといけません。
知らないことは、怖いことですよ〜〜。

平成21年2月6日 晴
最近の問診票はどうか知りませんが、昔は、酒、たばこを吸うかという質問に並んで、コーヒーを飲むかという質問もよく書かれていました。 酒、たばこと並んで書かれるということは、体によくないということなのか?と、ずっと疑問でした。

所が数年前から、コーヒーはガンの予防になるとか、体に害はないとか、いう説が浮かんできました。そんな時、姉の家で法事がありまして、 出かけたのですが、義兄は80才になられたのに、とっても元気で、頭もしっかりして相変わらずの饒舌です。何よりも体の動きの良いこと に驚きました。

実はこの義兄は、この年令の人にはめずらしく、若い時からとてもコーヒーが好きで、毎日必ず飲む人でした。それで、この時思ったのです。 コーヒーが体に良いことは、この義兄が長年かけて証明されたなと。

考えてみればコーヒーも、今集めている木の実と同じようなもので、それを焙煎して飲む訳ですから、体に悪い筈はないなと、 あらためて思っております。

平成21年2月5日 晴
ずばり晴れの良いお天気ですね。我が家の庭は、冬は日当たりがよくないので、取ってきた物を干すのに、外よりも家の中の方が良いのですが、 その家も小さな家でして、廊下もありませんので、やむをえず、部屋に広げています。

冬は空気が乾燥しているとは言え、きっちりと乾かす為には、相当の期間広げておかねばならず、以前取ってきた、ハランの根、ギシギシの 根、チガヤの根、ナンテンの実、サネカズラの実、ヒトツバ、ビワの葉などを、毎日部屋一杯に広げて、お日様に合わせて移動させています。

人がみえると、ちょっと待って下さいね、と言って、隅っこに寄せて上がってもらいます。干し始めてから1ケ月くらいになるから もう良いかなと思って袋に入れたものもありますが、ヒトツバなどは、まだまだの感じですね。当分の間、この部屋は草干し場です。

平成21年2月4日 晴
昔、東北の農業高校へ通っていた女の子のひいじいちゃんが亡くなり、「長生きをされたので、解剖させて下さい。」と医者が言われて、 解剖された結果、「あちこちにガンが自然治癒した形跡があるのですが、何か特にやってみえましたか。」と聞かれたそうです。

家族が「何も特別なことはしていなかったけど、山仕事で山へ行くとサルノコシカケを取ってきては、煎じて飲んでいました。」と 答えたのがヒントで、調べてみたら、サルノコシカケ類がガンに良いようだと分かり、その農業高校で栽培を始めたと、新聞で読んだことがあります。

「見に良い茶」の中に、カワラタケ、カイガラタケ、マンネンタケ、コフキサルノコシカケも入れておりますが、そのコフキサルノコシカケの 細かくしたものがなくなったので、今、ナタでガンガンと割りました。カワラタケなどは、ミルで粉砕しますけど、コフキサルノコシカケは もの凄く硬くて、細かくするのが大変です。ナタを扱うのは結構怖いです。

平成21年2月3日 曇
先日切ったクヌギの根元がまだ残っているので、昨日切りに出かけました。行ってビックリ。切った原木が2本残っているのです。 2人でやっていたのに、2人で顔を見合わせて???という感じですから、年を取るのは嫌ですね。忘れ物をしたと思っていないのです。

一番太い所なので、切るのは大変でしたが、これで、忘れ物と合わせて、又5本増えました。細い木をもう1本くらい切りたいと私は 思いますが、夫はもう嫌だと言っていますから、今年の分はこれまででしょうか。

そこで、ジャノヒゲも掘ってきました。一昨年私が取って埋めたものではなさそうな物を、捜して取りました。下が腐葉土状態で 掘りやすいのは有難いのですが、玉の量はたしたことはないですね。以前はもっと沢山ついたものもあったように思うのですが、 どうも少ない物ばかりで、収穫は少ないです。

平成21年2月1日 晴
ジャノヒゲの根というか、根についている玉が、セキやタンに良いことはこの間も書きましたが、今日は庭のものを掘ってみました。 庭には結構沢山はえてはいるのですが、ブロックの穴の中であったり、木の根が凄い所であったりして、うまく掘れず、集まりません。

私はこの草が好きで、わざわざ植えたのですが、夫はヘビが出そうだと言って、数年前、私がこういうことを始める前の年くらいに 掘って捨ててしまったことがありまして、取りやすい場所のものは少なくなってしまい、取りにくい所ばかりになってしまいました。

同じ効能のあるヤブランも少しありますので、そちらを掘ったら、この方が玉が大きい分、少しましでした。それにしても、手間のわりに 量は取れません。集団ではえている所を見つけねばと、思っているのですが、「ここだ」と思える所はなかなかないですね。