「平成20年12月30日 晴」 煎じ茶を作る日は、いつもは昼間のうちに用意をするのですが、今日は一日中大掃除で忙しくてやっておれず、夕ご飯がすんでから、 今やっと支度しました。それを、ストーブの上に乗せておいて、レコード大賞を見ながら、これを書き始めました。 今年も残す所1日です。丁度2年前の今頃、正月休みの間に、このホームページを作ろうと考えていた頃だったなと、思い出しています。 あれから2年間、草の種類は増えて、今は60種類くらいになっています。百草茶にすると良いなと思ったのですが、基本の姿勢として、 滋養強壮、セキやタン、健胃に効くものを集めることにしていますので、それ以外の物をあまり取る気がないせいで、このあたりから 余りふえなくなりました。 そうだ!今、思い出しました。セキやタンに効く草にキランソウがあるのですが、そのへんにありそうで、なかなか見つけられずにい たのに、昨日、庭に2本生えているのを見ました。この草は欲しい草なので、なんとか増やしたいですね。 「平成20年12月29日 晴」 お天気が良いので、庭の掃除をしながら、物置の草を全部外に干しました。今さらですが、もの凄い量です。少し説明しますと、ヨモギとかドクダミ のように、丈の長い物は、1本のひもの両端に束にしたものを結びつけて、それをハンガーにかけて、物置の中に渡した 竹に吊るしております。 スギナや母子草のような、丈が低くてくくりにくい物は、洗ったらそのまますだれの上に干して、乾燥 させ、完全に乾いたら、タマネギを入れる網の袋に入れて、これをハンガーにかけて、やはり、竹に吊るしています。 柿の葉やヒトツバなどの乾燥品は、とてもかさばりますので、タマネギを入れる袋では小さすぎますから、8枚とか 12枚をつなぎあわせて、大きな袋を作っておいて、それに入れて吊るしております。こんな感じの物達が、現在の我が家の貴重な財産 ですから、カビをはやさないように、時々虫干しをしてやる訳です。 「平成20年12月28日 晴」 今日は、記録について書いてみます。 全草を使う物というのは、大体花が咲いている一番元気な時に取りますので楽ですが、根を取るものはほとんど秋から冬でして、 地上部がなくなったりしてしまいますので、昨日のオオマツヨイグサもそうですが、夏の間に場所を見つけて覚えておきます。 覚えたつもりでも、人間の記憶はあやふやでして、「たしかここだったけど」と思って出かけたのに、分からなくなってしまうことが結構 ありますので、見つけたらその都度、帰ってから、パソコンに打ち込んで覚えておくようにしています。 エクセルを使って、季節別に草の名前と効能をかいた一覧表を作り、そこに、見つけた場所も書き込んでおきます。書くことで、確認作業 になりますので、大体頭に入りますが、それでも、忘れてしまうものもありますから、書きとめておくのは大切だと思います。 「平成20年12月27日 晴」 別に毎日毎日書くつもりでいた訳でもないのですが、割合こまめな方なので、結構書けるつもりでしたが、一つのことをやり出すとそのことに 夢中になる性格で、この所、頼まれた句集作りに一生懸命で、気がついたら、2−3日過ぎてしまっていますね。 今日は、ツリガネニンジンについて書きます。この根が「セキやタン」に良いものですから、秋口に花を見つけておいて、地上部が枯れると 取りに行きます。花は薄紫色と白がありまして、私は薄紫色の花が大好きです。小さな鐘のような花が咲いて、風に揺れているととても愛らしいのです。 大好きな花ですから、根から取ってしまうのは、心が痛いのですが、でも、夫の為には、「セキやタン」に効くものは欲しいので、謝りながら 取って、いえ、頂いてくるのです。こういうことを始める前から、好きな花でしたから、庭にも植えてあるのですが、中々、増えてはくれませんね。 芋状になっている、というか、ごぼう状ですかね、その根を洗って刻んで干して乾燥させて、保存しておきます。 平成20年12月24日 晴 少々忙しくて、日にちが飛んでしまいました。今日は取りに行きたくても、まだ行っていない、オオマツヨイグサに ついて書いてみます。 「薬草コム」に、オオマツヨイグサの根が風邪に良いとなっていますので、2年前の冬に捜しに行ったのですが、昔はこの辺りでよく見たと 思って、出かけた場所に全然なかったり、地上部を刈られてしまって、どれがそうなのか分からなかったりして、とうとう 取れませんでした。 翌年の夏には、ある所をしっかり捜しておきましたので、去年の冬はまあまあ取ることが出来ましたが、それにしても、我が家の 近くでも、昔はどこでもはえていた草なのに、探すのに、結構苦労するようになってしまっていて、とても驚いたものです。 世の中が大変なことになっていて、毎日毎日のニュースを見ていると、「こんな時に、草を取りに行く為にだけ、新しい車なんか買っていいのだろうか」と 思ってしまって、車が買えずにいるものですから、今年はまだ取りに行けないのですが、車が壊れてからそろそろ1ケ月になります。 なんとかしないといけませんかね。 「平成20年12月22日 曇」 冬は、煎じ茶を作りやすくて有難い季節です。石油ストーブに買い換えてからは、その上でことことと 煎じていれば良いので、ガス代の節約にもなります。2年前まではガスファンヒーターでしたから、結構 ガス代は高い上に、熱を利用できず勿体ないことでした。 石油ストーブも、「天板の上に物を乗せないで下さい」と書かれていますので、基本的には、この使い方は いけないのかも知れないと思いまして、2年前に買う時、昔のような石油コンロを売っていないものか 、あちこちネットでも調べたのですが、台湾製とか、わずかにあるだけでした。 台湾製とかでは少々心配でしたので、やむを得ず、石油ストーブにしましたが、使ってみると、これがとても重宝なの です。なぜ、最近はファンヒーターばかりになってしまったのか、不思議に思います。煮物は出来ますし、 燃料代は安いですし、お奨め品ですね。 「平成20年12月21日 曇」 野山で取ってきた草は、よく干してしっかり乾燥させて、物置に吊るしてあります。よく乾燥させても 湿度が高くなると、湿気を吸ってしまいますので、時々いっせいに干して乾燥させます。油断すると カビが生えてしまいますから、注意が必要です。 昨日、作ったお茶は、粉茶にして冷蔵庫で保存すると書きましたが、お茶だけでなくて、干した草も 全部粉末にして、冷蔵庫で保存できれば、それが一番良いのかも知れないと、最近は思うのですが、 我が家の冷蔵庫はそれほど大きいものではありませんので、それが出来なくて残念です。 煎じる時は、時間短縮をしてもよく成分が出るように、粉末にしてから煎じていますので、最初から 粉末にして保存できれば良いなと思います。クレソンや、スギナや、柿の葉など、煎じるだけでなくて 粉末の状態でも飲むものは、粉末で保存していますので、ぜ〜んぶ粉末で保存出来る大きな冷蔵庫が 欲しいですね。 「平成20年12月20日 晴」 色々な草を入れて煎じて飲むのは、3日に1度作りまして、朝昼晩の3回、カップに1杯ずつ飲んで いますが、これとは別に、毎日飲むお茶も手作り品のものです。草を集めにあちこちに出かけていますと、 お茶の木があちこちに生えていることが分かりました。 お茶は子供の頃、積みに行ったことがありますので、自分で作ってみたいと思い、ネットで調べて みましたら、さっと蒸して、ホットプレートで乾燥させれば作れるように書かれてあります。それほど 難しくもなそうなので、やってみることにした訳です。 いざやってみますと、乾燥させるのに時間がかかり、沢山作るのは結構大変でしたが、なんとか家で飲む 1年分くらいは作れました。保存するには粉末の方がかさ張らなくて良いので、粉末にして、冷蔵庫で 保存しています。 こうして作ったお茶に、粉末のカワラタケと、粉末のアザミと、ヨモギの乾燥品と、抹茶風にしたお茶とをブレンド して1日何回か飲んでおります。ヨモギを入れてしまう為に、お茶の味が全部消されてしまって、お茶 らしくない飲物ですが、味よりも、健康重視ですね。 「平成20年12月19日 晴」 今日もフユイチゴを取りに行きました。フユイチゴは滋養強壮に良いとされています。滋養強壮という言葉に弱い 私は、2年前からこのジャムを作って、毎朝食べておりますので、沢山の量がいる訳で、この時期は毎日でも行きたい のですが、車が壊れてしまい、動きが取りにくくて困っています。何十年も軽ばかり乗ってきまして、軽しか運転 できず、夫のクラウンなんかとても乗れません。世の中が大変な時に、草集めだけに車を買っていいものか、迷ってもいます。 野生のイチゴには、7月頃に実がつくノイチゴの種類が色々ありますが、暑い時期ですから期間が短くて、丁度良い 時期を逃すと、すぐ駄目になってしまっています。そこへ行くと、このフユイチゴは期間が長くて、集めるのが とても楽なのです。 日の当たる場所と日陰でも時期が違いますので、日当たりの良い所から始めて集めれば、二ヶ月間くらい、次々取れます。 と言っても、小さな実ですから、ジャムにしてしまえば、たいしたことはありません。それより何より、小さいトゲもありますし、 取ってくるのは大変で、取ってきてからも家で実をはずす作業が、これまた大仕事です。 この辺りではどこにでもありますが、関東以西に自生と書かれている通り、東京の方にはないそうです。山歩きが趣味で、 キノコのプロのような方とメル友ですが、見たことないと言われてビックリしましたからね。 「平成20年12月18日 晴後曇」 我が家の集めているものは、主に、「滋養強壮」「セキやタン」「健胃」となっているものですが、その中で、 「セキやタン」に良い物の一つに「マムシグサ」があります。春先にまむしのような形で芽が伸びてくる草ですから、 分かりやすい草です。地上部が枯れる頃に、根っこを取ってくるものですので、夏の間に見つけておいたものを 、先日取ってきました。 根っこというか球根なのですが、里芋のようなもので、ぬるぬる感があります。これを洗って、薄く切って乾燥させて 煎じる訳です。去年はじめてやったのですが、有毒と書いてあるからとおそるおそる触ってみても、意外に大丈夫だったと いう記憶が残っていましたので、素手で全部処理してしまいました。 しばらくしたら、手がひりひりし始めて、「わっ、まずかった。」と後悔し、どうなるかと怖くなりましたが、それほど ひどいことにもならず、なんとか治まりました。でも、その後何日もガサガサの感じが消えませんでしたので、ゴム手袋 くらいは嵌めてやった方が良いですね。 ネットで見ていましたら、里芋に似ているからと、食べてひどい目にあったと書いている人がいました。大学で植物の勉強を している方のようでしたが、度胸がありますね。有毒だということはご存知だったでしょうに。 「平成20年12月17日 雨後曇」 色々集めた草を煎じるのは、大体3日に1度でして、今もその用意をしました。数年かけて集めた60種類位の草や実や 根っこが物置に吊るしてありますので、少しずつレジ袋に集めてきて、硬くて粉砕できないものは、そのまま土鍋にいれます。 その他の、ほとんどのものはミルにかけて粉砕してから、土鍋に入れます。 「薬草コム」を読むと、大体の草が1日5gから10gを煎じるようですので、草の種類が増えてくれば、それぞれの草の量を 少なくして、とにかく1人1日10gくらいを目安にして集めます。もっとも、やもぎやドクダミなどのように、沢山飲んでも それほど害にはならないであろうと思われるものは、結構多く入れますから、最近どんどん多くなっている感じではありますが。 大体のものは、1/3量になるまで煎じると書いてありますが、こういうことは、あまり面倒だと長続きしないので、時間の短縮を したくて、途中からミルにかけて粉砕する方法にしました。細かくすれば、成分が出やすくて煎じる時間は短くても済むのではと いう発想です。冬場はストーブの上に乗せておけば良いように、ファンヒーターはやめて、昔のような石油ストーブを買いまして 暖房しながら煎じております。臭いがきつくて大変ですけどね。 「平成20年12月16日 晴」 今日は、今回夫に飲ませた卵酒について書こうと思います。 昔幼かった頃、親が時々飲ませてくれたのは卵湯で、割りほぐした卵の中に熱湯を注いで、砂糖を入れて飲むもの でした。大人になって、卵酒というものの作り方を知るようになってからも、酒を飲まない私としては、卵湯を作った 中に少し酒を加えるくらいで、卵と酒だけで作るなんて、「そりゃ飲みすぎでしょ」という感じがして、そんな大胆な ことはしませんでした。 そして、2年位前のことですが、ネットで卵酒の検索をして、色々あちこち見ていましたら、寒卵酒というものが 出てきまして、卵と焼酎と砂糖を攪拌して、数ヶ月以上寝かせて作るというものです。寝かせておくというのが、 なんか効きそうな気がしましたので、作ってみました。焼酎と混ぜてはあるものの、入っているのは卵ですから、悪く ならないかと心配でしたが、大丈夫のようでしたので、それから、時々作って、冷蔵庫に保存しております。 今回飲んだものも、1年前に作ったものです。 「平成20年12月15日 晴」 数日前、夫が少し風邪気味になりました。鼻水が出るようになりましたので、偽者のくず湯(片栗粉で作る)に ショウガをたっぷりいれて飲ませ、梅干の丸焼を作ってお茶に入れて飲ませること、などを一日数回やり、寝る前には 卵酒を作って飲ませましたら、今年もそれ以上ひどくならずに治まりました。 去年も一昨年もこんな感じで治るようになりましたが、その前までは、毎冬2回は必ず風邪を引いて、引くたびに ひどいセキが止まらなくなるので、結局医者にかからないと治りきらない人でした。 これは、数年前から色々な草を煎じて飲むようになってから、良くなったことの一つで、とても嬉しいのですが、でも、 当初の目的であったCOPDというのは、一度なってしまうと元には戻らないと言われる通り、慢性的なセキやタンは 少なくはなりましたが、完全には取れません。肺のレントゲン写真でも、変わらずという感じのようです。 煎じたお茶の他に、黒豆の煮汁、大根飴、キンカンのハチミツ漬け、昆布の黒焼き、レンコンの粉末、クレソンの粉末など、 色々やっていますが、多少良いくらいの感じだけで、治ってはくれないのが残念ですね。 |