09. どこまでも続く













 どこまで続く?


「どこまでも」
「どこまでも?」


 目の前には道がある。
 後ろにも道がある。たった今、あたしが歩いてきた道。

「この道はどこまで続いているのかしら」
「それは歩いた人にしか、判らないんじゃないか?」

 この道が行き着く先はどこなのだろう?
 行き着いた先はどこなのだろう?

 ここから後ろを振り返って、来た道を戻ってしまえば、道の最後にはいけないのだろうか。

「どこが終わりなのかしら」
「終わりに興味があるのか?」
「興味があるわけじゃないわ。ただ、すこし気になっただけ」

 道に『終わり』はあるのだろうか。
 真っ直ぐに進む道、くねくねと曲がりくねった道。
 あたしは、それこそ色んな道を歩いてきたけれど。

「どこまでも、続いてるんだ。…多分な」
「そうなのかしら」
「リナは歩くだろう? 道の終わりに来ても」
「……そうね」

 そのときは、来た道を引き返して、また新しい道を探すに違いない。

「あなたの道の終わりはどこ?」
「リナが歩くのを辞めたところ、かな?」
「…それじゃ、当分終わりは来ないわね」
「ああ、そうだな」

 前を見据える。
 あたしの道は、まだ、終わらない。

「オレはずっと、リナについていくよ」














決して何にも考えてないわけじゃなく(笑)>ガウリイ
この話だけ原作ペースで。





ぷりーず ぶらうざばっく。