2004年12月20日

「イチゴっておいしいね」

朝晩冷え込んできたので、ベランダに置いてあるイチゴの植木鉢を、部屋に入れた。

翌朝、テーブルの上を見ると、猫(ミミ)がイチゴを食べているのを発見!一年中小さな可愛い実をつけてくれるイチゴを、1週間に2,3粒摘むのが私の楽しみだったのに…。

プランターに植えられたハーブ(オレガノ)を食べることが毎朝の日課となっているネコだもの…仕方ないか。…と、簡単に諦める私が甘いのかな。



        


2004年12月15日

「だれがやったのか!」

夕方家に帰ると、いつものように喜んでグルグル喉をならし、足にスリスリして猫の最大の歓迎ぶりを披露してくれた。(ここが、犬と猫の違い。犬はいたずらをしたときは、しかられると思い、いつもの態度と違う。)

この猫達の歓迎に気をよくし、私も笑顔をふりまいた。しかしこの笑みも5秒後のキッチンで、固まってしまった。

流し台の開き戸を開けて、けずりぶしの袋を取り出し、二匹でキャッキャッと喜び、大騒ぎをしたのだろう。こういういたずらを、何時間か過ぎてから叱ってもしようがないと思い、せっせと片づけた。

現場を見たわけではないが、ミミがやったに決まっている。この家のキッチンでは初めてのことだが、以前の家のキッチンでは、引き出しを開けるのは、得意中の得意。私のベッドの引き出し(マットの下に物入れがついている)を開けて、気持ちよさそうに寝ている姿を見たときは、唖然としたが…。「引き出し猫」プラス、「開き戸猫」になってしまった。「招き猫」が一番いいのに。


         


2004年12月10日

「たまには寄り添って」

寒い季節になるといつも考えること、「二匹仲良く、まん丸くなって寝ている姿を見てみたい。」けっして仲良しでないというわけではないが、寄り添う気持ちは全くないようだ。せいぜい、この写真の距離が限度かな。



        


2004年12月6日

「アヒルとかくれんぼ」

一ヶ月前、池袋西武(ロフト)でアヒルのランドリーボックスを見つけた。猫のおもちゃにちょうどいいなとも思ったが、止めておいた。

しかし、本日新宿の東急ハンズで、同じ物を見つけてしまったの、もう買うしかなかった。うちの猫達は、新しいおもちゃには、お世辞も込めて好奇心を示すが、すぐ飽きてしまう。何日楽しんでくれることやら。



        


        


2004年12月5日

「石神井公園の紅葉」

石神井公園の紅葉は、昨年より1〜2週間ほど遅いと思う。それと昨年の紅葉に比べ、色に鮮やかさが少ないように思う。昨年の紅葉の写真と比べてみても、それがよくわかる。

三宝池には、渡り鳥が増えてきた。カモの姿を眺めていると、時間のたつのを忘れてしまう。池の縁で本を読む人、絵を描く人、将棋に興じる人、それぞれ自分の空間を楽しんでいるようで、何だかほっとする。



        


        


2004年12月3日

「神棚とミミ」

今年の10月中旬、知り合いの大工さんから神棚を造ってもらった。しかし猫はどこにでもピョイと上がることを、私は考えていなかった。神棚が南を向いて、榊の上げ下ろしが簡単にできる高さであることだけ考えて、取り付けをお願いした。

これが失敗の元であった。高いところが大好きな、猫の習性をすっかり忘れていた。

神棚にあがり、おいしそうに水を飲んでいる猫。なぜそこで水を飲まなければならないのかと怒る前に、思わずそっとシャッターを押した。これはミミの仕業。タラは?そうなのです、タラは仏壇の水を飲むのです、何年も前から。猫用の水は、浄水器を通したおいしい水をたっぷり与えているのに、なぜか神棚と仏壇の水が大好きなタラとミミ。



        


2004年11月28日

「高尾山の紅葉」

今日は、早起きをして八王子まで講演会を聞きに出かけた。その帰りに、友人と高尾山まで足を延ばしてみた。

子供が小学生の頃、何回かここを訪れたことがあった。もちろんその頃は、ロープウェイなど使わず、歩いた。しかし今の体力を考えると、行きはロープウェイ、帰りは坂道を転げるように歩いた。樹齢何百年もたっている木々も、耳を塞ぎたくなるような歓声を上げ、坂道を下った。

紅葉は、あと一週間先が見所かな。しかし、久しぶりの森林浴に心はウキウキ、足はガクガク。



        


2004年11月8日 
 
「本日の野菜」

先日の新潟地震では、家族も家も無事で安心した。しかし、屋根瓦が少し落ちて、今日は瓦屋さんが修理に来ていると、妹と電話があった。今日は、妹夫婦の店の定休日なので、これから畑にでかけるという。それならデジカメで、今日の野菜の様子を撮って、メールで送ってと頼んだ。

「畑で一生懸命に仕事をしている人達の前で、パチパチ写真とっていたら何だか変だよ。」と妹が言う。「まあがんばって撮ってきて。」と電話で送り出して二時間後、震度5強の余震のニュースが流れた。

(柏崎は震度3かな)まだ畑なのかなと思い携帯にでんわしたら、「今畑にいるよ。写真はばっちり撮れた。」とのこと。おいしそうな野菜がたくさん写っているが、地震にも動じないたくましさまで感じてしまう。



        


        


        


        


2004年11月7日  

「玄米」

最近一週間に一度、玄米を炊いて食べている。父と母が丹誠込めて作ったコシヒカリの新米・サンマの塩焼き・大根おろしには、なんといっても白米に限る。
しかし、玄米には、美味しいみそ汁と、昔ながらの梅干し、野菜の煮物がよく合う。

玄米は、よくかんで食べないといけないと言われているが、かむ回数を数えてしまうと味がわからなくなってしまう。一番いいのは、おにぎりにして、ぼおっーと外でもながめながら、かみしめていると何とも言えない甘み・旨みが口に広がってくる。かむことから意識を遠ざけると、かえって、よくかんでいるようだ。

最近は、健康のために何々を食べましょうとか、何々を食べるとこれこれの病気になりませんよとテレビでさかんに叫んでいる。自分が今日食べたいものこそ、自分の身体が要求しているものと考えると、難しく考えなくてもいいのに。食べ物は、頭で食べる物でなく、目と口で味わうもの。



        


2004年10月23日

「新潟中越地震」

ゴォーという重苦しくなるような音が、耳を通し心臓まで届いたあの時の思い出が、よみがえってきた。1964年(昭和39年)6月16日の新潟地震の時、私は10才だった(あ!年がばれてしまう)。

母の姉弟の家へ遊びに行っていて、あの地震に遭遇した。皆で外に飛び出し木にしがみついていた。左右に大きく揺れる家々を見て「これで私も死ぬのだ」と、死と自分が直接結びついた初めての体験だった。

あれから40年、私が体験した地震の記憶とはかけはなれた、余りにも無惨な映像がテレビから映し出されていた。地震発生のニュースを見て、実家に電話しても、携帯電話もつながらない。必ず無事でいると信じながらも、不安な気持ちはぬぐえなかった。携帯電話のメールはやりとりできるかもしれないと思い、妹にメールを送ってみた。

嬉しいことに送信でき、30秒後に返信が届いた。「大丈夫!でも、怖かった。」「停電しているし、家の中は靴をはかないと入れない。食器が割れたり、蛍光灯も落ちて散乱している。でも、みんな大丈夫!」電話は全くつながらないが、携帯のメールのお陰で家族の無事な様子も確認できた。携帯メールが、このように大きな助けになってくれるとは。


2004年10月22日 
 
「ネコにオペラ」

さんさんと入り込む太陽をあびながら、コーヒを飲み、新聞を広げる。目の前にはひなたぼっこをしながら、気持ちよさそうに寝ている猫の姿が。なんと幸せなひとときなのだろう。まるでヨガのポーズをとっているように見えてくる。久しぶりに流れるオペラが心地よいのかもしれない。



        


2004年10月7日  
 
「黄色のチョウチョ」

雨続きの毎日から解放され、今朝は、すがすがしい青空とさらっとした空気。夏野菜もそろそろ終わりだなと考えながら、ベランダのモロヘイヤをながめていると、赤トンボがとまっている。やはり家のまわりに緑が多いということは、昆虫も多いのだなと実感する。そういえば、2,3日前にネコがくわえてきたのも、赤トンボだったのだ。可哀想に…。しかし猫の習性だからしょうがない。

二週間前、玄関の前に黄色いチョウチョが一羽、ひらひらと飛んでいた。のどが渇いているのか、水まきした道路に止まったり、その様子をじっとながめている私のまわりに寄ってきたり、なかなか離れない。黄色いチョウチョをながめるなんて何年ぶりかな。やはり石神井は緑と土と風を感じる場所かもしれない。



        


2004年9月30日 
 
「押し寿司」

友人のお母さんから、郷土料理を教わった。私は新潟県柏崎市出身だが、同じ新潟県でも地域が少し離れると郷土料理もかわってくるものだ。友人のお母さんは、新潟県中頸城郡にお住まいの方である。

この「押し寿司」は、お盆など人が大勢集まる時によく作るそうだ。専用の木箱に(丸い飯台にラップを広げ代用)、みょうがの葉(笹の葉でも)を並べ、しいたけ・ひじき・人参・油揚げ・ちくわなどを煮たもの、すし飯を三段くらい重ねる。一番うえに、みょうがの葉を並べ、重しをして二時間くらいおく。待っている間に、私が「のっぺ汁」を作った。純いなか料理は本当においしかった。郷土料理をこれからも忘れることなく作っていきたいと思った。



        


        


        


2004年9月12日  

「おじゃま猫」

いつもべったりと側に寄ってくる猫「ミミ」。パソコンを使っていると机にのってくるし、テレビの上にのると足を一本ダラリとのばして、じゃまをする。



        


        


2004年9月7日 
 
「猫 ネコ ねこ」

今まで撮影した石神井公園のノラちゃん達の写真です。それと、このおかしな写真は、我が家の猫(タラ)。

二匹の猫達は、家の中のどこかに寝ていると思い、かぎをかけて出かけた。2,3時間後家に戻り、何気なくベランダを見ると…。ダンボールの中に猫(タラ)が…。険しい顔で、私をにらんだ。



        


        


        


        


2004年8月30日

「引っ越し」

以前住んでいた家に引っ越しをした(戻ってきた)。今まで30分歩いて散歩に来ていた石神井公園は、歩いて5分に短縮された。

猫(タラ)はしっかりと、この家を覚えていて、秘密の遊び場へと向かっていった。しかしチビ猫(ミミ)は、この家は初めてなので、びっくりした目とともに、押入にもぐり込んだ。

飲まず食わずで一日半を過ごし、ペチャンコのお腹で、恐る恐る登場した猫(ミミ)の顔はこっけいであった。


2004年8月1日

「モロヘイヤ」

自分で蒔いた種から芽を出したモロヘイヤ。苗で買ったものより一段と愛着がわくから不思議である。今朝、初めてモロヘイヤを収穫した。「オイシーイ、このネバネバー。」

今では、スーパー、八百屋さん、どこでもお目にかかるモロヘイヤであるが、私は、スーパーでも見かけない頃から食べている。私の妹が、ハーブやら、珍しい品種の野菜を好んで育てている。その頃は、モロヘイヤも珍野菜の一つであった。初めて食べた時は、緑の葉っぱがこんなにネバネバしているのに驚いた。
モロヘイヤの美味しさを知ってから、これを求めスーパーを何カ所も回ったが、置いてある店はなかった。知り合いに西友の店長さんがいらしたので、「モロヘイヤと言う野菜を仕入れたら、どんと売れますよ。」なんて調子よくお願いしてみた。

しかし今や、どこの八百屋さんでもスーパーでも売られているので、うれしい時代になった。しかしなんといっても自分で種をまき、育てたモロヘイヤに適うものはない。


          


2004年7月20日

「農文協図書館」

練馬区に25年間住んでいるのに、今年の春、はじめて農文協図書館が練馬区立野町にあることを知った。

以前住んでいた家から5分位の場所に、この図書館は建っていた。しかし、我が家が引越をして、2,3年後にこの図書館は完成したようだ。

農文教図書館には、食と農に関する本が、うれしくなるほど並んでいる。最初は少々入りにくい雰囲気も確かにあったが、今では、気分の落ち着く場となっている。


2004年7月14日
  
「ゆうがお」

自分でもゆうがおを育ててみたいと思い、四月に、妹より苗をもらって大きな鉢に植えた。つるはどんどん延び、花は咲き(夜のみ)実は5〜6pまで育つのだが、その後ポロリと落ちてしまう。

やはり、畑の中に根を張らせて育てないと、無理なのかなと思いつつも、園芸書を求め、農文教図書館へ足を運んだ。



        


        


2004年7月4日 
 
「くじら汁」

夏になると一度は食べたい「ゆうがお」が、実家から届いた。これが届くと、鯨の脂身を買ってきて「くじら汁」を作る。ゆうがおの皮をむき、種をとりのぞき、ざくざくと切り、鯨の脂身も薄く切り、いっしょにさっと煮て、味噌で味付けをする。

しかし、鯨の脂身を売っている店を探すのが大変だった。

私が、やっと見つけたのは、池袋西武の地下2階の店だった。100グラム、1200円だったと思う。高価なみそ汁だが、やはり「くじら汁」を食べると夏がやってきたことを実感する。


          


          


2004年6月13日

「エッセー」

今朝の読売新聞に、酒井順子さんのエッセーが載っていた。「庭の手入れ」というエッセー。

『落ち葉掃き及び草むしりという行為は、現実逃避したい時に、良いのです。帽子をかぶって軍手をはめてホウキを持ち、ひたすら掃く。……草むしりは、面倒なことや嫌なことがあった時、特に効くようです。……京都のお寺に行くと、庭師の人たちが、石畳の間の雑草を丁寧に抜いたり、苔に落ちた葉を拾ったりしています。あの姿を見ると、「ああ、老後はこういう仕事をしてみたい……」とつい思う、私。』

このエッセーを読み、私と同じことを考えている人もいるのだと変に納得。二年前、祖父の法事で実家に帰った時、30年ぶりに菩提寺を訪ねた。草一本もはえていない整然としたお寺に、黙々と庭掃除をする人がいた。その乱れることのない姿を見て、「私も、将来お寺の庭掃除をやりたいなあ。」とつくづく思った。


2004年4月25日  
 
「みょうがの芽」

5pにのびたミョウガの新芽を2本収穫し、小口切りにしてわかめのみそ汁の薬味にした。ミョウガの香りがぷーんとして、「何という幸せ!」と、みそ汁を楽しんだ。えんどう豆と大根の間引き菜も収穫した。プランターから鍋まで30秒。「幸せ、幸せ!」を何度も口にしながら、ふと思う。「幸せは、こんな近くにいっぱいあるじゃない。



        


        


2004年4月24日 
 
「害虫?天敵?」

プランターに、春野菜の種をまいた。春菊・葉ねぎ・つまみ菜の種を。この野菜達が芽を出し、青虫にやられる前に、私の目の前に害虫?天敵?がいた。

それは、我が家のネコ達だ。せっかく種を蒔いたプランターの中にネコの足跡が…。もう一匹のネコは、プランターの中で、ポカポカひなたぼっこ。唖然として棒立ちになる。

二匹のネコの為にも、農薬をつかわずに栽培しようと思い「植物エキスで防ぐ病気と害虫 つくり方と使い方」という本まで購入していたのに、情けない話しである。虫にやられる前に、我が家のネコにやられるとは…。ネコとの楽しい戦いは、益々エスカレートしそうだ。



        


        


2004年4月19日 
 
「わら」

プランターの中から、ミョウガが芽を出した。毎年のことだが、ちょこんと芽を出すまで、ミョウガが土の中に埋もれていることをすっかり忘れている。新芽をだして、初めて存在を認められるということは、半年間、声も目もかけてあげてないのだ。

今年も可哀想なことをしてしまった。その数日後、ワラに直接包まれた納豆を買って「このワラをミョウガの土の上にかけてあげたらいいな。」と思った。ワラに包まれた(ビニール類は一切使用されてない)昔ながらの納豆も、もちろん美味しかったが、このワラもありがたい。



        


2004年4月10日  

「すみれの花」

我が家の植木鉢・プランターには色々な雑草がはびこっている。タンポポは毎年、どんどん数を増やしている。今年初めて姿をみせてくれたのは、紫色のスミレ。

毎年、大胆に咲く黄色・紫色のパンジーをプランターに植えて楽しんでいるが、植木鉢のすみっこに、そっとつつましく咲いているスミレの何と美しいこと。
風と共にスミレの種が飛んできて、我が家で芽を出し、可憐な花を咲かせてくれたのだ。嬉しい嬉しい花一輪。


          


2004年3月8日 

「まねっこ猫」

お姉さん猫のまねをする弟ネコ。