松平清康と松平信定




プレ家康世代の松平二人。
孔は宮城谷先生の「風は山河より」第一巻で初めてその存在を知りました。
天才で若くて美少年で朗らかで、誰からも愛された清康(家康の祖父)と、
将来を嘱望された寵児から一転、清康の影にならなくてはならなかった信定。

イエスとユダのような、モーツァルトとサリエリのような、オセロとイアーゴのような、
「嫉妬と憧れ」という人類の永遠のテーマを投影した甥と叔父。

ただ、信定がサリエリたちと違うのは、結局最後まで悪人になりきれなかったこと。
清康に反旗を翻すでもなく、その遺児広忠を殺すでもなく、
自分に謀反を起こす疑いのある大久保一族を殺すでもなく、
結局野心を遂げられなかった(あくまでも三河物語の記述に従えばですが)。

それを「結局は小心者だから」と断ずるのはあまりに哀しい。

孔はこの人の「普通の人間の哀しさ」に惹かれ、気がつけば尼崎まで訪れてしまいました。

…ご参考までに管理人・孔の紀行文。
桜井松平・信定紀行
松平清康紀行


信定独り言  ヤング叔父・甥

信定叔父御・壮年時と若き日。甥っ子清康の面倒を(いやいや)見させられてる図…。

桜と信定 葵と清康

桜をバックにした信定と、葵をバックにしたちょっと死神テイストな清康。
後ろのタチアオイは素材サイト妙の宴様からいただきました。