「サイコメトライズを使える君ならわかるよね? 
僕は君を殺して、パスコードを手に入れる必要があるんだ――」

五課に加わることになった浅見優は、帰り道、見知らぬ男に襲われる。
死を覚悟した優を救ったのは、同じく五課に所属しているあの人物だった。

……同じ頃、宇田川夏姫は一課に所属する都十三と共に、
都内で起こる連続殺人事件の調査に当たっていた。
被害者は皆、殺害された後に頭部を切り裂かれ、
脳の一部を持ち去られている。

犯人の捜索を続ける五課のメンバーであったが、
無情にも第二、第三の殺人事件が発生してしまう。
繰り返される異常犯罪に、優は、夏姫は、どう立ち向かうのか。
そして、優が命を狙われる理由とは――?