アニマル事件簿 鳥編


2006年8月。。。
我が家の前の空き地で、ピーピーと綺麗な声で鳴く鳥が。。。
Rinの散歩から帰って来たときも、まだその鳥はそこに居た。
手を出すと、ひょっこりとアタシの手に乗ってきて、
そのまま家の中に・・・

あわてて鳥かごと餌を買いに走りました。

ぴぃちゃんと名づけました。

一日に一度は籠から出して、あちこち飛び回りました。
水浴びが好きで、ワタシが台所で洗い物をしていると、
ピーピーとやってきては、お茶碗の中に入った水で、水浴びをしました。


Rinのことも、全然怖がる様子もなく、ひょこひょこと近づいていき、
鼻をつついたり、Rinの背中に乗ったり・・・

ケースに入れて、電車に乗り、毎月田舎にも行きました。

ずっとずっとウチにいるもんだ、と思ってた。
ぴぃちゃんが何歳かもわからなかったけれど、最後までずっと一緒にいよう、
と、当然のように思ってた。。。

  


2009年4月・・・ひょんなことから、このぴぃちゃんの飼い主が見つかったんです。
犬繋がりのC君のお宅で、コザクラインコを飼っていることは前から知っていた。
(家の前を通ると、鳴き声が聞こえたので)

「コザクラインコ、飼っていらっしゃいますよね?」
この一言から、三年前にいなくなったインコが、ぴぃちゃんにそっくり・・・
ということがわかった。間違いなくぴぃちゃんだ。。。

ウチで保護していることを告げると、C君ママは、
「そんなに大事に飼ってていただいたんだから・・・そのまま飼っていただいても。。。」
と言ってくれました。
でも、C君ママは、交番に「迷子のインコ」として届けを出したくらいだから
きっとC君ママだって、大切にしていたに違いない。

寂しかったけれど・・・ぴぃちゃんを仲間の元に返すことにしました。


鳥は、一匹で飼うより、つがいや仲間と一緒にいたほうがいい、と
以前読んだことがある。
特に、コザクラインコは「ラブバード」と呼ばれているように、
とても愛情深い鳥、仲間とのコミュニケーションを大事にする鳥だそうです。

現在、妹にあたる鳥と一緒に籠の中で暮らしているそうです。
まだまだ押され気味、だそうですが、
きっと仲良くなれるのも時間の問題だと思います。

ぴぃちゃん・・・かわいかったです。呼べば返事をしてくれました。
首をかしげる姿は、なんとも愛らしかったです。

ぴぃちゃんがウチに来てから、いろんなことがありました。
悲しいこともあったけれど、私にとってはイイコトがたくさんありました。
明るい日差しがワタシに差し込んできたような気がします。
幸せの青い鳥だったのかもしれません。
「メリィ・・・もう大丈夫だね、ボクは帰るよ。。。」って言ってたようなきがします・・・

散歩の途中・・・C君のうちの前を通ると、
ぴぃちゃん達の楽しそうな鳴き声が聞こえます。

ありがとう、ぴぃちゃん・・・ぴぃちゃんのことは、ずっと忘れないからね!!