■耐震の建物 − 従来の基礎構造
下図は一般的な制震の建物です。基礎と建物とはしっかり固定されています。
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■免震の建物
下図は免震ARMORを使用した免震の建物です。
免震建物では、地震時に基礎と建物が別々に動きます。
建物が基礎から外れないように”跳ね出し”が必要です。
一般にはあまり馴染みの無い構造なので、違和感があるのではないかと心配される人がいますが、
建物全体から見ると、”跳ね出し”は極端に目立つことはないと思います。
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■リビング部分
リビング部分では、縁側のようになります。積極的に縁側として利用するために幅を90cm程度に広くすることも可能です。
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■玄関付近
玄関付近の跳ね出し部分です。
玄関は、1階の床レベルからやや下げる必要がありますが、あまり大きく下げることは出来ません。マンションの玄関と同程度と考えて下さい。
玄関のレベルを下げているため、玄関部分の跳ね出しもレベルを下げています。 |
■クリアランス
跳ね出し部分と敷地境界との間には、35〜40cmのクリアランスが必要になります。
従って、跳ね出しと合わせて、外壁から敷地境界まで80cm以上のクリアランスが必要になります。
敷地に余裕があれば、建物全周を跳ね出しにするのが、単純で明快な方法と思います。
しかし、敷地が狭く少しでも有効に利用したいと云った場合には、色々な工夫を行って、部分的に跳ね出しを無くして設計することも可能です。
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