2012年8月6日 針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳

日程 2012年8月6日
場所 針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳
標高 針ノ木岳(2820.6m)、スバリ岳(2752m)、赤沢岳(2677.8m)、鳴沢岳(2641m)
ルート 扇沢 − 針ノ木小屋 − 針ノ木岳 - スバリ岳 - 赤沢岳 - 鳴沢岳 - 新越山荘
天気 曇時々雷雨
メンバー よっちゃん、僕

今シーズン初の泊りでの登山です。今回は昨年から登山を始めた従弟のよっちゃんと二人での登山です。今回2回目の登山だけど僕よりも12歳若いし、体も引き締まっているから少々ハードなルートでも問題ないだろう。今回は一度歩いてみたかったルートです。

   
 【5:10】
登山開始。久しぶりに扇沢のバスターミナルに来ました。数年前の11月
末に仲良しだった山岳ガイドが雪崩で亡くなって以来、なんとなく立山に
は入りたくなかった。
    今日、歩くであろう稜線が見えました。直接登っていけたら早いのだろう。
それにしても、今日は天気が心配です。稜線に出て槍や剣が見えるのか
心配です。その景色を見たくてこのルートを歩くことを決めたのですから。
     
   
 【6:10】
大沢小屋に到着。
    針ノ木雪渓が見えた。これからあそこを登るのかと思うとテンション上が
るね〜。きっと雪渓の上は涼しいんだろうな〜♪ 
       
   
 振り返れば爺ヶ岳。これが今日最後に見た爺ヶ岳でした。      さあ、これから針ノ木雪渓。
       
   
 頼りない橋を渡ってアイゼンを装着。上から女性二人が雪渓を下ってき
た。昨日は天気が良くて、槍ヶ岳から剣岳まで見えたって。昨夜は雷雨で
凄かったらしい。
     雪渓を少し歩いたら、何やら雨が降りそうな雲が・・・
雪渓の横でレインウェアーを着始めた瞬間、ドッヒャ〜って大粒の雨が降
り出した。テンション下がるな〜(泣)でも、よっちゃんは満面の笑み。
ドMかも・・・
       
   
 針ノ木雪渓出口辺りでイモリ(?)うぃ発見。こんな所でも生息しているの
ですね。まあ、人間もあらゆる所で生息しているんだけどね。
     登山道の目印は赤いリボンでなく鯉のぼりで、なんとなく癒されますね。
       
   
 雪渓を抜けてしばらく登ると稜線につながる登山道がジグザグに見えま
す。沢の少し手前で小休止していると・・・僕らの少し前でいきなり落石。
下を歩いている人に大声で知らせた。落石は下を歩く人たちの少し手前
で止まった。良かった〜。休憩ポイントも気を付けなくちゃね。
     【9:12】
針ノ木小屋に到着。まあまあのペースで到着。この調子で歩けばそこそ
この時間に到着するかも。リュックを下し大休止。小屋はみんな出発した
ようで、小屋の人たちが掃除をしていました。
       
   
 ここからの景色を楽しみにしていたのに、生憎の天気(悲)
槍なんて全く見えない。まあ、いい時もあれば悪い時もあるさ・・・
     よっちゃん、まだまだ余裕ですね。僕は少しバテてきた。やっぱ、若いっ
て素晴らしい。でも、最後は年上の粘りを見せてやるか!
     
   
天気が悪くても綺麗な花々で癒されます。花の知識がないので名前が分
からないけど、綺麗なものは綺麗です。
    この景色を見ると高い所まで登ってきたと実感します。
       
   
 まだ春の山スキーに訪れたことないけど、きっとあの鞍部からも滑る事
が出来るのでしょうね。夏なのに、すでに来年の春スキーの事を考えてし
まう自分はアホですな!
     下を見れば扇沢から登ってきたルートが良く見えます。
いや〜、頑張って登ってきたんだね。でもまだ半分だよ。
       
   
 ガレ場を歩いていると、何やら怪しい雲が近づいて来たので、落石を避
けれるところに移動し、レインウェアーを再び着ている所にドッヒャ〜って
感じで大粒の雨が降ってきました。それにしてもこの時期のレインウェア
ーを着ての歩行は暑いね。
あと少しで針ノ木岳山頂だ!

    【10:47】
針ノ木岳山頂に到着。針ノ木小屋から歩き始めて1時間11分かかった。
昭文社の地図だと1時間。ちょっと、遅いペースかな・・・
はい!景色は全く見えません(涙)
雨も止んで、レインウェアーを脱ぎたいところだが、いつ襲ってくるか分か
らないゲリラ豪雨に備えて脱ぐわけにはいかない。本当は汗をかいて痩
せるかもという下心があったりして。 
       
   
 針ノ木岳から少し歩いて下を見たら黒部湖が見えました。      よっちゃん、北アルプスって面白いでしょ!
       
   
 スバリ岳をロックオン!
待ってなさい!!今、仕留めてあげるよ!
     天然記念物のコマクサがあちらこちらに咲いていました。
ん〜、僕のように可憐で美しいね!
       
   
 【11:59】
スバリ岳に到着。ここも針ノ木から1時間のコースだが1時間11分かかっ
てしまった。ちょっとペースを上げたはずなのに・・・
    おお〜、立山がチラ見できた。

 
       
   
 さあ、ここから赤沢岳まで昭文社の地図では1時間30分。しっかりペース
を上げて遅れた分を取り戻さなくちゃ。


     赤沢岳が雲に隠れて見えない。ガレ場をドンドン下る…下りまくる…
おいおい、下り過ぎだろ!せっかくここまで登ったのに…。
鞍部少し手前でゴロゴロ…。ん?よっちゃん、お腹の具合が悪いのか?
ゴロゴロ…。まさか拾い食いしたのか?ゴロゴロ…、遠くで雷の音が(悲)
おいおい、ここは中間部だぜ!リミッター解除で、さらにペースアップ!
       
   
 いや〜、小さな馬力なのでリミッター解除してもしれてますな。晴れてい
たら本当に楽しそうなルート。こんな所もあったりして。
     コマクサの群生地。バシバシ写真を撮りたいところだが、雷が鳴っている
もんで次の機会に…。
       
   
 山頂は雲に隠れているもののたぶん赤沢岳。昭文社のコースタイムで
は、スバリ岳から1時間30分で到着するはず。すでに30分が経過してい
た。本当に1時間であの山頂に立てるのか?マジでぶっ飛ばしてきたん
だけどな。
     振り返ればスバリ岳と左向こうの鞍部が針ノ木小屋が見えた。
良く頑張った。きっともうすぐ赤沢岳山頂に立てるはずだよ!

       
   
 雲で見えないことを良いことに、いくつもの偽ピークを見てはテンションが
高くなり、到着したかと思えば偽物だったことが分かり落ち込み、また偽
ピークを本当の山頂だと思い俄然やる気を起こして歩いてみれば偽ピー
クで落ち込むという繰り返し。ここは人を馬鹿にしている。赤沢岳の両親
僕はに手をついて「こんな嘘つきを育ててしまってコメンナサイ。」と謝りな
さい。
    【13:50】
あんなにぶっ飛ばしたのにコースタイムより30分弱遅れてしまった。
昭文社よ、どんな奴がここを1時間30分で歩くんだい?ん?
普通の人では無理でしょ!編集する人はここを歩いてみなさい!

お〜、なんだか怒りっぽくなってきた! 
       
   
 は〜・・・、先が見えない…。


     雷鳥の親子を見ることが出来ました。
いきなり「コケコッコー」って鳴いたら笑えるのに…。なんて馬鹿なことを考
えてしまった。雷が鳴っているから先を急がなくちゃ!!
そういえば、雷も「コケコッコー」って鳴れば気味が悪くないのにね。
       
   
 またいくつかの偽ピークに騙されて…。見えるのはたぶん本物のピーク
だと思う。ここは本当に偽物が多い。中国か?
     ここを下って登ればきっと鳴沢岳。慎重に下ろう。
ここまで出発して9時間20分。よっちゃんは全ての出来事を楽しんで良く
頑張っている。
       
   
 一瞬だが一瞬だが剣岳が見えた!でも、雷も聞こえた!テンションを上
げていいものか、下げていいものか悩みどころだ!
でも嬉しい(^^)V
     【14:52】
鳴沢岳山頂に到着。感動のあまり歓喜のポーズ。
昭文社のコースタイム通りだった。でも、飛ばしたはずなのにね。まあ、い
いか。僕は心が広いから勘弁してやろう!
       
   
 のこり30分で目的地の新越山荘だ。よっちゃん、最後の30分はスキップ
していくよ…。もうスキップする体力が残っていないしフラついたら崖下に
真っ逆さまだな。次回だな!
    フラフラになりながら歩いていると花に囲まれた山道。雷も聞こえない。
ん?もしかして雷に打たれて天国にいるのか? 
天女は何処にいる?
       
   
 【15:40】
新越山荘に到着。実に長い旅だった。
    よっちゃん、2度目の登山なのに良く頑張ったね!
 
       
   
 左端の雲がかかっているのが蓮華岳。      晴れた! 嫌がらせか?でも、歩いてきた稜線が見れて感動!

この日、小屋は空いていました。同室になった方は新潟の親不知から栂海新道に入って、ここまで8日間で歩いてきて、これから野口五郎岳を通って槍ヶ岳まで歩いて行き、表銀座を歩いて常念岳でゴールするらしい。僕も時間が欲しい。
それにしてもよっちゃんは良く頑張りました。どんな状況も楽しんでいたからきっと素晴らしい山男になるでしょう。あとはとにかく経験ですね。さあ、明日は天気が回復してくれれば良いんだけど・・・。

2日目

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