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6月4日回顧「あの日あの時あの場所で」
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IKKIさん        

  〜平成7年 第36回宝塚記念 京都競馬場〜
 スターライトマリーのオークス(12着)の2週間後、シグナルライトのダービー(
5着)の1週間後に行われた同レース。レース中に1頭の馬が故障、安楽死処分とな
りました。馬の名はライスシャワー。あの事故からもう4年が経つのですね。

 スポーツの世界にケガはつきもの。例えば、プロ野球の選手など。いままで何人も
の選手がケガで泣くのを見てきたつもりでした。しかし命まで奪われる場面はそうそ
うあるものではありません。すぐに思いついた選手といえば、広島の”炎のストッパ
ー”津田恒美投手(ケガではないですが)でしょうか。津田投手とライスシャワーに
は闘争心の強さという共通点がありました。闘争心の強さのために魂を削った現役生
活だったのかも知れません。早逝を惜しみます。

 競走馬の故障にはかなりの確立で死が待っているという事実。競馬に親しみを感じ
てからまだ数年。応援している馬も何頭かいます。平成7年6月4日、それらの馬も
例外ではないということを、4年前のあの日、教わることになりました。

ライスシャワー 
 父 リアルシャダイ 調教師 飯塚 好次
 母 ライラックポイント 馬 主 栗林 英雄
母の父 マルゼンスキー 生産者 登別ユートピア牧場
主な勝ち鞍
 天皇賞(春)H.5/H.7 菊花賞H.4(以上GT) 日経賞H.5(GU)
総収得賞金 \729,497,200
1995. 6. 4 競走中、左第1指関節開放脱臼発生、予後不良


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 追記
 それから約9ヶ月後、シグナルライトもレース中の故障により帰らぬ馬となりまし
た。ライスシャワーに比べたら人気・実績ともに劣りますが、彼もファンに愛された
馬でした。しかし、彼はまだ走り続けているのかもしれません。
 エターナル・メロディの開発元として、形を変えて、あなたの心の中に。
 そしてその心、悠久へ。


参考資料
週刊競馬情報No.267
 コラム・船場の「勝てなかった馬たち」平成5年・目黒記念−−ライスシャワー
http://tokyonews.net/

「競馬場のある風景」
日経賞観戦記〜さようならシグナルライト〜(中山・96/ 3/17)
http://www.st.rim.or.jp/~yamasu/ensei/e960317.html



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