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トロンボーン 3.基礎練習

こちらのページに「基本練習の仕方」を載せてありますので、参考にしてください。自分がどうゆう音を出したいのか、どう演奏したいのかを、色々な演奏を聴いて、イメージしながらの練習も大切です。上達のためには、教則本の練習も大切です。楽譜を見ての練習をし、音楽性も練習しましょう。 

 以上のお答えは、金川マコト氏からいただきました。



まずデイリートレーニングのメニューをたててみましょう。バズィングの練習でチェックしてみましょう。四分音符=60のテンポで四分音符のB-Durを楽器で吹いてみます。次にマウスピースのみで同じ音階を吹いてみましょう。同じ音程が取れましたか? それぞれの音程をMPのみで正確に取れるようにチェックしていきます。
こちらの「ON-LINE LESSON」もぜひ参考になさってください。デイリートレーニングのお薦め教則本としては、 ◆WARM UP STUDIES(E.REMINGTON/HUNSBERGER)。定番の教本ですが、各項目から各自のレベルに合わせてセレクトして組み合わせる事が出来ます。
また、基礎練習に限らず息の流れを感じることがとても大切です。練習内容と共にとても重要な呼吸法について少し書いてみます。ブレスをするときに大事なポイントは、体ではなく、口から空気を吸い込む事です。息をたっぷり使えること(吸えること)は、金管楽器の演奏においても大変重要です。しかし、音楽的なアイディアを音に表す時に、あまりに多くの人が誤った身体の部分に意識を向けていると思います。言葉から発生するイメージは、時に危険なことがあります。例えば、「もっとしっかり息を吸うように」とアドヴァイスすると、息を吸うときに身体の一部分に力を入れてしまいます。「息の支え」という言葉も、日本人にとって剣道や相撲のイメージでのしっかりした支えの、ある形に固定する感覚につながりやすいのではないでしょうか。この場合、私はレッスンの現場でフェンシング等のアクティブなスポーツの話を織り交ぜて説明するように心がけています。それによって身体は、音と音域に適した息の量や圧力を選択できる柔軟性をいつも保っていなければいけないことを伝えます。最近は、
故A.ジェイコブス氏(元シカゴ交響楽団テューバ奏者・ブレストレーニングのアプローチを提言・実践)の器具を使って、呼吸を視覚的にとらえることや、身体の動きを観察することもできます。

空気を口から吸い込むイメージづくりを一つ紹介します 。
1. 片手を拝むように立て、親指と人差し指の間の付け根あたりを口の中央に軽く 当てて大きく深く息を吸い込む。リラックスして、エアが単に指の付け根の間を 通過するイメージで。
2. この時に、指とエアの摩擦音が低く、大きく聞こえるよう練習する。
  少しチェストアップして、胸をひろげる感じで大きく吸う。
3. 低く大きな摩擦音を出せるようになったら、できるだけ長く摩擦音が持続するように試みる。


以上のエクセサイズを実践する事によって、空気の抵抗を身体の外につくることが出来て、その抵抗感を感じることで、逆に身体の中では自然に息を吸うことができます。 吸う・吐くの運動は、リズムと連動する。息を吸うときに、吐く瞬間のタイミングを認識することは、きれいな発音を得るためにも非常に大事なポイントです。楽器を持たずに。四分音符60のテンポで試してみましょう。 メトロノームのテンポに集中して、息を吸う(四分音符1拍分)吐く(四分音符4拍分)の運動を繰り返してみましょう。息を吐くタイミングがゆったり遅くなっていませんか?  もう一度、デジタルで切り替わるイメージで集中してみましょう。今度はメトロノームの音と息を吐くタイミングを合わせます。息のスピードが、吐く瞬間から同じになるように心掛けましょう。何度か繰り返すうちに慣れてくると思いますが、楽器を持ったときも「音」のイメージとは別に、息の流れを感じて下さい。息のみの練習を繰り返し、その感覚のまま楽器で音を吹いて下さい。この時にイメージが  変わったら、また息のみの練習に戻ります。息の流れのイメージを感じましょう。 息を吸うときもテンポを感じて吸う事がとても大切です。

 以上のお答えは、田中敏義氏からいただきました。

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