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トランペット 2.マウスピースの選び方

まず、気にしてはいけない事があります。管楽器屋さんで選ぶときは、何万本でも(ちょっと大袈裟ですが)心行くまで吟味しましょう。たとえ買わなくとも、選ぶのは自由ですから。それくらい慎重に吟味するということです。
さて、選び方です。メーカーによってナンバー、英記号、には意味があります。マウスピースは、●内径、●カップの形(含深さ)、●リム形状の順で名前が付く事が多いのですが、メーカーによって、記号の意味も、内径の計り方も違います。
まず、あなたが楽器を構えた時、鏡で唇をよく見ましょう。あくまでも目安として、普段より唇が沢山見える人の場合は厚めのリムがお勧めです。又、逆に巻き込まれていて唇が少ししか・又は全く見えない人の場合は、薄めのリムがお勧めです。
カップの深さは、普段使う音の標準音を作ります。浅ければ上にズレ、音色が明るく、深ければ下に標準音がズレ、音が暗くなります。深さによって高い音が出やすく感じたりするのは「気のセイ」です。その分低音が出なくなってる訳ですから!! その証拠に、買ってから低音練習をして出る様になった時には、あなたの高音は戻りません。
次に穴の角度(ショルダー)ですが、中高音の安定性能を決めるモノです。鋭角なら安定し、滑らかなら自由がききます。
穴の太さは息のながれが決まります。絞るイメージで奏する人は太い穴、開け放つイメージで吹く人は細い穴を吹く事が出来ます。
さて次は、出口の肉厚です。厚ければ音はこもりぎみに、薄ければ開きぎみになります。
その他、まだまだ沢山の“選ぶ基準”が存在しますが、かなり趣味的な範囲になります。後は自分の吹奏感を信じて下さい。メーカーは、安ければ駄目だとか、聞いた事ないから駄目という固定概念、先入観は捨てましょう。自分に合っているのが一番ですから。無名・有名、高い・安いは関係ありません。 

 以上のお答えは、TWWリードトランペット奏者:浦田雄輝氏からいただきました。



特に問題がないようでしたら、今使っているものと同じものがよいでしょう。同じ型番のマウスピースでも微妙に形状が違ったりするので何本か吹いてみましょう。他の物を選ぶとすれば吹いてみて低音域にストレスがないものがいいと思います。また、サイズが大きすぎると高音域のときに負担が大きかったりするので上のソくらいがちゃんと出るものにしましょう。極端に小さかったり浅かったりするものは避けたほうがいいでしょう。最後に、自分の目指す音色に最も近い音がするというのも重要なポイントですね。普通はBachの5C〜3C当たりでしょうかねー。

 以上のお答えは、澤田秀ひろ氏からいただきました。 



まず、簡単な言い方になってしまいますが「吹きやすい」モノを選ぶことです。楽器屋さんに行って、何種類かのマウスピース(以下MP)を試奏させて貰ってください。その時には、普段使っているMPは勿論、楽器も持参することをお薦めします。さらに、出来れば友達(普段のあなたのプレイを知っている方)等に付いてきて貰って、音色を聴いて貰うのもいいと思います。自分だけでは判断できない事もありますしね。楽器屋の店員さんでも、奏者出身(または奏者)の方も居ると思いますので、遠慮せずに聴いて貰っても良いと思います。
冒頭で、単純に「吹きやすい」と書きましたが、この「吹きやすい」には様々な要素が絡み合っています。ですが、ここではリムの大きさに重点を置いてお話ししようと思います。リムとはすなわち唇に当たる部分の事です。まずはこの大きさを見極めることですね。自分の口の大きさ、唇の厚さ等で微妙に変わってきます。まず最初に今使っているモノより、大きなリムのモノと、小さなリムのモノを吹き比べて、どちらが口にしっくり行くかを感じて見て下さい。そこで、どちらかがはっきりすれば、さらにその大きさの近くのサイズのモノを吹き比べて、という作業を繰り返して探すのが良いと思います。
リムの大きさだけでなく、他にも、カップの大きさ、形、スロート、ボア、仕上げ、素材等、選ぶ要素はたくさんあるのですが、例えば吹奏楽をやっているのであれば、カップはCカップで良いと思いますし、他の部分も標準的な大きさを選んでおけば良いと思います(楽器屋さんに聞けば教えてくれますよ)。

 以上のお答えは、馬場俊成氏からいただきました。

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