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サクソフォーン 3.アルトでのジャズ系の曲の演奏

ジャズ系の曲は、アクセントの位置、8分音符の吹き方、シンコペーションの吹き方などが、いわゆるクラシック系の音楽とはまったく逆と言って良いぐらい違います。
普通、クラシックはいわゆる拍のオン(頭)にアクセントがつきますが、洋楽(ジャズに代表される)はオフ(裏)にアクセントがつきます。
要するにポピュラー、ジャズなどの洋楽系は、8分音符の裏拍に強いアクセントがつきます。これを実際演奏するのは、けっこう難しいと思います。
もうひとつ、8分音符のそれぞれ全ての音符はテヌートで吹かなくてはなりません。しかも、おのおのの8分音符は、頭は3連符の2つ分、裏は1つ分の長さで、吹かれなければなりません。この長さも結構難しいです。これらは、テヌートタンギングと言うと分かりやすいですか? そして、この吹き方はテンポや演奏形態によってもちがいがあります。

 以上のお答えは、加塩人嗣氏からいただきました。



一番良いのはジャズの音源を聴く事です。ジャズの場合、得にアルトですと人によってかなり音が違って来ます。
で、ただジャズ系と言われても様々な吹き方が有ります。'ポギーとベス'の様なミュージカルの物やらバラード、そして現代のフュージョン迄。
トルヴェール・クァルテットって御存知ですか? 須川展也さんを初めとするサックスのクァルテットです。確かトルヴェール・クァルテットCDの中に何曲かミュージカル系の曲を取り上げていたと思います。これらを参考に為さると良いでしょう。
ミュージカル調よりもっとジャズ寄りの場合はキャノンボール・アダレイやフィル・ウッズそしてジャッキー・マックリーン等の人達が聴きやすいかと思います。
では奏法のコツですが、クラシックとジャズの吹き方は微妙に違って来ます。一つの特徴にビブラートです。この点に注意してみて下さい。(本当はまだまだ色々と有りますが、文章では説明し難いので省きます。)
それと、一度貴方様の音を録音されて先程上げた人達とどの辺が違うのかを研究してみて下さい。

 以上のお答えは、横路竜昇氏からいただきました。

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