バリトンサックスに限らず、他の管楽器にも言えることですが、まず第一に「息がしっかり楽器に入っているかな?」ということです。まずffでロングトーンをすることが手っ取り早いでしょう。とにかく沢山息を吸って、出来るだけ音を長くのばしてみてください。このとき音が震えないようにね! 沢山息をとって、沢山吹く。単純ですがコレなんです。
楽器(道具)の事から云えば、自分に合ったリードを見つける事です。特にサックスの場合はリードという厄介なものと仲良くなることが必要不可欠ですね。リードを選ぶ時には必ず、速い息を使って音を出して下さい。ちなみに速い息というのは、まず右手を開いて、指は閉じ、口から約5cm前に、そう!「オホホッ」いう感じで!そこで息を右手に吹きかける。こうやって確認してみて下さい。この時、温度を感じてくださいね。冷たければ○、暖かければ×。冷たい息=速い息ということになりますね。
そして次はマウスピース(MP)ですが、あなたが使っているのは何でしょうか? 一般的なところでいえば、(今回はバリトンサックスということなので)セルマーのD〜EというMPにリードはバンドレンの3,1/2〜4の組み合わせがおすすめです。ちなみにわたくしのセットはユージン・ルソーの5RというMPにリードはバンドレンの4。リガチャーはハリソン・ハーツです。これも試してみては。結構いいです。
道具のことを書いてしまいましたが一番重要なのはやはり毎日の練習です。日々の練習ではロングトーンの他に音階・半音階・アルペジオを混ぜてやると良いでしょう。なにか一つ決まった教本を使うといいですね。後で記ますね。
先ほどもいったように何を吹くときでも必ず息の流れに注意して下さい。また、演奏会など生のいい音を聴くこと、CDを聴きまくることです。自分が出したい音のイメージを持つことがとても大事です。
ただなんとなく漠然と楽器を吹くのではなく、必ず音に対するイメージを持って、そして息の流れを意識しながら吹く! 意識して意識して意識して吹いていって・・・終いには無意識にできればもう最高! こういう習慣ができるといいですね。まずは意識をすること。必ず上手くなりますよ。漠然と吹いているのと注意しながら吹くのでは、まったく違う結果が現れてくるから。あなどるなかれ!毎日の積み重ねが大事って事だね。
以上のお答えは、TWWサックス奏者:松原孝政氏からいただきました。
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