管楽器関係者がよく使う「プレス」は、演奏時にマウスピースを強く口に押しつけることと思っていいでしょう。口のまわりの筋肉があまり発達していないまま、プレスの強い吹き方をすると、音程や音色、発音などのコントロールができないだけでなく、長く吹き続けられない、歯(歯茎)が痛くなる、歯がグラグラする、などを感じることが多いようです。
そのような症状をさけるために、顔の筋肉や、身体の筋肉を使った吹き方を練習し、身につけましょう。
顔には細かな筋肉がたっくさんあります。保健体育の先生や、生物(理科)の先生に聞いてみると解説してくれるはずです。
にっこりと微笑ませるのも、ムッとした表情をするのも、筋肉の働きなのです。自由に筋肉を動かして、いろいろな表情をしてみると解りやすいかもしれません。まず、筋肉がそこにあることを確認しましょう。さまざまな教則本やアドバイスなどが、生き生きと感じられたら、もうこっちのものです。
筋肉を強くするには時間をかけた練習が必要です。目に見えるような効果が現れるまでは、つらい練習が多くなりますが、練習とはつらいものです。飽きずに続けたものに栄冠は輝くでしょう。
以上のお答えは、TWWホルン奏者:鈴木克博氏からいただきました。
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