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ホルン 2.大きな音の出し方

音量はただ大きくするだけだとホールなどの広い場所では逆にきこえなくなってしまう可能性もあります。大切なのは、自分の音色をくずさないように徐々に音量を大きくする練習が必要だと思います。
練習法は、腹式呼吸を意識して[p<f>p]を6〜8拍ぐらいで練習すると効果的だと思います。このとき、fの音量を徐々に増していくとよいでしょう。くれぐれも音色をくずさないように注意してください。
また、ピッチを安定させることは非常に難しいことだと思います。音量や音域によっても不安定になりやすいので、まず、低音から高音,p〜fまで、ムラなく同じ音色で吹けるようになることが大切だと思います。楽器の響きが日によって高かったり,低かったりすることがあると思うので、きれいに響いた日の感覚を忘れないようにして、翌日も同じ響きになるように音出しから意識して練習すれば、徐々に安定してくると思います。あせらずに気長く練習あるのみです。

以上のお答えは、TWWホルン奏者:原田昌明氏からいただきました。



音量=大きい音を出すには、いつも大きい音で練習していればすこしづつ大きい音がでるようになると思います。けれども、プロの世界では、大きくていい音よりも、小さくていい音を出す方が難しいと言われています。 スコアにはフォルテとかかれていても、ホルンのパートが伴奏の場合は、メロディを吹いているパートより少し音量を下げる(メロディを聴きながら吹く)とか、周りがピアノという指定でもホルンがソロを吹いているときはお客さまに「私は今ソロを吹いております。」とわかるように吹かなくてはなりません。ですから、同じフォルテでも時と場合によっていろいろなフォルテがあります。腹筋は大きな音、高い音以前の問題です。言い方を変えると、腹筋の使い方がうまくなってもホルンはうまくなりません。いつも自分の出す音を注意深く聴き自分の体がどのように動いているかを絶えずチェックしながら、練習する必要があります。
ピッチをあわせるとき、私は機械をみないでまず自分の耳でここだというところで、機械を見ます。そうすると、あっているときとあっていないときがありますけれども、あっている方が多いです。慣れないうちは、機械が頼もしい相手だとは思いますが・・・。
音程が安定しないのは、口先でホルンを吹いていると往々にして不安定になります。息を吸っているつもり、吐いているつもりでも、意外と使っていないことがあります。おへその上の筋肉使っていますか? チェックしてみてください。

以上のお答えは、Lime氏からいただきました。


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